名刺デザインリニューアルの制作過程
こんにちは、Asobicaデザイナーの涼香です🙂↕️
最近この絵文字にハマっています🙂↕️
9月から名刺をリニューアルしてデザインを担当したのでその制作過程をまとめてみます。
そもそもなぜ名刺をリニューアルしたのか
リニューアルの理由は大きく分けて2つあります。
一つ目は今までの名刺がAsobica(会社)ではなくcoorum(サービス)主体のデザインになっていたことです。
他企業と比較してもサービスが主体の名刺はあまりなく、今後のプロダクト展開も考えるとこのタイミングで名刺をリニューアルした方がよいだろうという話になりました。リニューアルにあたっては社内アンケートも行っており、その必要性を再認識しました。
二つ目の理由はデザイン原則を踏襲したAsobicaらしい名刺を作成するためです。デザイン原則については323(みずみ)さんが書いてくださったnoteがあるのでそちらをぜひ。
デザインどうしよう問題
新しいデザイン原則を基にクリエイティブを制作するにあたってはデザイン原則を正しく理解する必要がありました。
Asobicaらしさが伝わる名刺とはどんなものかを考えて様々なパターンを検討しました。
制作過程でボツになったパターンを理由とともにご紹介します。
ぼつ案①裏面が全面黒のパターン
黒はロゴのカラーであり、Asobicaメンバーの様々な個性・強みが重なり、合わさることで生まれる揺るぎない力強さを表現しています。
名刺の参考例を見ていても裏面の背景色にブランドカラーを全面使用してロゴを白抜きにする企業は比較的見られました。
ただ、全面黒にすると「かっこいい、重厚、シック」な印象になり、Asobicaが持つ「ネッキョウ・キゼン・アソビゴコロ」の表現としては客観的に十分に伝わらないのではないかと感じました。
黒に込められた意味は理解しつつ、あくまで「Asobicaらしさ」が伝わりやすい表現を模索する必要があったのでこちらはぼつになりました。
ぼつ案②表面がカラフルなパターン
表面がカラフルなパターンも試しに作ってみました。これは先述の通り「様々な個性・強みの集合体」として、一人一人好きな色を選べる想定で作成したものです。
ですが、このパターンだと社外の方に1対1で名刺を渡した際に、その色=ブランドカラーであると誤認されてしまう(ブランドカラーが黄色の会社、青の会社などと思われてしまう)可能性もあります。
また、背景ベタ塗りで単色だと少しポップすぎる印象もあったので、Asobicaという屋号だからこそあえて”目指す世界は決して夢物語ではなく、戦略に基づいて着実に進めているということ”(引用:Asobica会社紹介資料リニューアルの裏側)という、Asobicaのキゼンとした部分が伝わるようなデザインにしたいと思いこのパターンもぼつになりました。
最終FIXデザイン
様々なパターンを検討した結果、セカンダリカラーの青みがかったライトグレーをベースにキゼンとした印象を持たせつつ、プライマリのアソビカレッド〜ライトレッド(赤〜オレンジ)で熱が伝播するようなグラデーションをアソビカロゴのハライにのせることで、ネッキョウ・アソビゴコロも一定感じられるようなデザインになりました。
情報の精査
また、掲載する情報についても精査を行なっています。なんでも載せればいいというわけではないので、不要な情報はあえて削ぐことで洗練された名刺を目指しました。
実際に削除した要素としては、サービス名(coorum)に関する情報やQRコードなどがあります。今後のコンパウンドプロダクト展開も視野に入れたことが理由です。
また、これまで顔写真と個人SNSのQRコードを希望する人は掲載していたのですが、発注にあたってコーポレート/デザイン双方の工数がそれなりにかかっていたことや、使用者へのアンケートを行ったところ実際にQRコードを使用する場面はほとんどないという意見が多数だったため、「運用の効率化・統一性の担保・名刺が持つ洗練された印象」という3つの観点で不要と判断しました。
最後に
ここまでお読みいただきありがとうございました🙂↕️
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