【遊戯王】デッキ紹介『星のファンタジア』
本日遊戯王の最新弾「CYBERSTORM ACCESS」が発売されました。
僕は普段、パックを購入することはないのでパックを開封することでのギャンブル感や未知なるカードとの邂逅は久しく味わっていないです。
そんな僕が今回紹介するのは新弾で登場した《ヴィシャス=アストラウド》を使用したデッキです。
前回のデッキ紹介はこちら
※《ユニオン・キャリア―》の規制前のデッキ。今では初動が使えなくなったため要改良案件。
0.ことの発端は…というやつ
遡ること数か月前、僕は《混沌変幻》でデッキを考えていました。
当初は、
…とか考えて頑張ってデッキを組んでいたのですが、その最中《ヴィシャス=アストラウド》の情報が出てぶったまげました。
おいおい、
闇属性・星4(《スケアクロー・ライヒハート》)と
光属性・星6・チューナー(《ヴィサス=スタフロスト》)
を除外して出すって書いてるやん!!!
それは今まで考えていたシンクロモンスターを3体経由するルートより簡単なことは自明でした。
こうして出来上がったのが今のデッキレシピです。
1.デッキレシピ
僕史上初の60枚デッキです。
後述しますが、初動になり得る札が多いのと絶っっっ対に引きたくないカードがあるので枚数多めに…と思ったらこの枚数になってました。
2.初動
上で書いたように一番やりたい動きは
《ヴィシャス=アストラウド》を出すために除外したカードで《混沌変幻》を打つこと
です。
そのためにこのデッキの初動として達成したいことは、
フィールドか墓地に《ヴィシャス=アストラウド》の素材
(《ヴィサス=スタフロスト》、《スケアクロー・ライヒハート》)
を準備することです。
その方法として採用したのは3パターンの手段。
①《スケアクロー・ライヒハート》からの展開
②《ギガンテック・ファイター/バスター》
③《天地開闢》
①《スケアクロー・ライヒハート》からの展開
《スケアクロー・ライヒハート》→《スケアクロー・ライトハート》→《肆世壊=ライフォビア》→《ヴィサス=スタフロスト》
とつなげていくことで準備が完了します。
最初の《スケアクロー・ライヒハート》で「スケアクロー」魔法を1枚サーチできているのでアドバンテージ的にもいい感じ。
②《ギガンテック・ファイター/バスター》
特殊召喚成功時の戦士族を2体まで墓地に送る効果で準備を完了させます。
戦士族なら何でも良いので、素材のどちらかが既に引き込めてる場合には墓地で効果を発揮してくれる戦士族を落とします。(《H・Cサウザンド・ブレード》、《D・HEROドローガイ》etc…)
このデッキを60枚にまで太らせた原因の一端(=絶対に引きたくないカード)。
③《天地開闢》
用途としては《ギガンテック・ファイター/バスター》とほぼ同様。
通常罠なので《混沌変幻》と通常罠サポートを共有できる点が採用要因ですね。
ランダム要素が大きいので確実性は無いですが、《カオス・ソルジャー -開闢の使者-》と素材2枚を選択して《カオス・ソルジャー -開闢の使者-》が選ばれるなんてことがあった場合には、《ヴィシャス=アストラウド》を出さずに《カオス・ソルジャー -開闢の使者-》を出すことでも準備ができてしまいます。
3.戦術
初動のどれかが1回できれば後は《トラップ・トリック》や《迷宮城の白銀姫》から《混沌変幻》をサーチして発動していきます。
ここで肝心の《混沌変幻》で何出すねん問題。
今回は《スケアクロー・ライヒハート》+《ヴィサス=スタフロスト》で出すので星10の闇か光のシンクロモンスターを出せます。(全26種 2023/01/14現在)
その中から選定したのは、
《花札衛-五光-》と《セイヴァー・デモン・ドラゴン》。
相手への妨害・相手ターンに出す用の《花札衛-五光-》は普通には出しずらい素材条件のため《混沌変幻》で出す価値のあるカード。
自分のターンに出す用・攻め手の《セイヴァー・デモン・ドラゴン》も同様に出しずらい素材条件というのもあるのですが、エンドフェイズにEXデッキに戻ってくれる効果によりこのカード1枚だけで複数回《混沌変幻》を打てるようになります。
《悪魔嬢マリス》や《神羊樹バロメット》、《蟲惑の誘い》の墓地効果によって通常罠を複数回使い回せるので《混沌変幻》を複数回打ちたいです。たぶん他の妨害罠使い回した方が強いことの方が多いのでその辺りは状況次第。
4.その他の動き
ここまででコンセプトは理解していただけたと思うので今一度デッキレシピをば
まだコンセプト外のカードが何枚かあるのでその辺を少し説明できればと思います。
4-1.【空牙団】
【空牙団】は《空牙団の大義フォルゴ》のドロソ性能を期待しての採用です。
「種族が異なるモンスター3体」という素材条件は《サイキック・リフレクター》周り+1体や、【スケアクロー】周りから出力することを想定しています。
戦士族以外のモンスターの種族が意外とバラけているので出しやすくはあると思います。しかし結構枠を取っているので今後の要検討案件でもあります。
4-2.「守備表示」関連カードたち
《SRメンコート》、《妖精伝姫-シラユキ》、《現世離レ》、《砂塵のバリア -ダスト・フォース-》、《交響魔人マエストローク》
相手への妨害カードとして採用したこれらのカードたちは全て相手モンスターを守備表示にする効果を持ち合わせています。
《肆世壊=ライフォビア》が守備表示モンスターをカウントして効果を発揮することや《セイヴァー・デモン・ドラゴン》の効果で守備表示モンスターを一掃できる点からこの辺りのカードを採用しています。
特に《妖精伝姫-シラユキ》は手札・フィールド・墓地の任意のカードを除外して特殊召喚できるため、《混沌変幻》のための準備をしたり、《混沌変幻》を除外して《蟲惑の誘い》で再利用したりと何かと役割が大きいです。
現状素引きを期待するぐらいしかないので積極的に落とす手段を採用するか検討中です。
4-3.【海造賊】
《海造賊-荘重のヨルズ号》をシンクロ召喚し、モンスター効果②により墓地から【海造賊】をサルベージしながら自身をPゾーンに置きます。
その後PゾーンでP効果を発動しお互いの場にトークンを守備表示で特殊召喚しながらEXデッキに戻ります。
《海造賊-荘重のヨルズ号》のこの一連の動きを行うとフィールドに守備表示モンスターを2体稼ぐことができ、《肆世壊=ライフォビア》のバリューを高めてくれます。
もっと言うと、このデッキでは《海造賊-荘重のヨルズ号》の効果で《海造賊-青髭の海技士》をサルベージしてそのまま特殊召喚することで守備表示モンスターを3体にすることができます。
《肆世壊=ライフォビア》を起動した後はトークンも《海造賊-青髭の海技士》も星4のため《武神姫-アハシマ》に繋ぎエクシーズ召喚を狙うことも可能です。
(…とは言うものの今はサイドデッキにいます。今後再起用される可能性あり)
【海造賊】は悪魔族なので【ラビュリンス】周りから引っ張ってくることもできますし、《海造賊-荘重のヨルズ号》は素材縛りのない星8シンクロなのでデュエル中盤~終盤の余っている《サイキック・リフレクター》からも出力できるのがいい感じ。
ちゃっかり《ビッグウェルカム・ラビュリンス》の墓地効果の「星8・悪魔族」という条件を満たすこともできちゃいます。
とはいえメインデッキに【海造賊】を1枚しか採用しておらず、それが墓地に落ちていないと《海造賊-荘重のヨルズ号》のバリューがいまいちなのが悩みどころ。
6.さいごに
今回は《ヴィシャス=アストラウド》の効果が判明した時点からプロキシを用いてデッキを作成し、友人たちに調整を手伝ってもらいました。
おかげさまでデッキの理解がどんどん進み発売日にそれなりの形に仕上がりました。
やはりニューロンの上でごにょごにょやってるのと実際に対戦してみるのとでは見えるものが違いすぎますね。
今日までに対戦してくれた友人たちありがとう。
デッキ名はアニメ『うたの☆プリンスさまっ♪』に登場する愛島セシルの曲「星のファンタジア」から。
《ヴィシャス=アストラウド》の”アストラ”はラテン語で”星”を意味すること(カード名がそれ由来で決まったのかはあずかり知らないですが)と、もう1枚のキーカード《混沌変幻》の"ファンタズム"から発想を得ました。
ちなみにうたプリなら来栖翔が推しです。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
また次回のデッキ紹介でお会いしましょう。
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