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対面でオリエンテーション/法人理念を共同体感覚で説明する

ひさしぶりに対面で面談をしました。4月採用の支援者のオリエンテーションです。法人の理念や支援姿勢の説明をしました。昨年の夏以降、面談も研修も会議もほとんどがZoomです。生で顔を見て話すことに緊張しました。今日のnoteは、その面談のことを書きます。

私は、障がいのある人が利用する社会福祉法人を経営しています。今年の春、新しい支援者を雇用することができました。私の法人では、新しい支援者を雇用したときは、私から法人理念や支援姿勢を説明します

今は、Zoomが標準です

私の法人では昨年の夏以降、ほとんどの会議等をZoomに切り替えました。それは支援者間の会議だけでなく、利用者との面談にも活用しています。重宝しています。私の法人の事業所は、小さな事業所が区域に点在しています。そのため以前より、移動が問題になっていました。それがオンライン会議が一般化したことで効率良く実施できるようになりました。さらに、内部研修もZoomで行います。Zoomのおかげで実施回数が増え倍増しました。

また、資料の説明もZoomの方がスムーズです。法人の事業所はプロジェクターを使うスペースがないため、参加者は手元の資料を見ながら話を聞きます。会議や研修で条文を確認していると説明箇所について行かれない人が出ます。それがZoomだと色をつけながら説明できるのでわかりやすいです。先日、理事会をZoomで開催したところ、予算書の説明がわかりやすかった言われました。Zoomが標準になりました

ひさしぶりの対面

この状況で、ひさしぶりの対面です。オリエンテーションで説明する法人理念や支援姿勢は、今まで何度も説明をしてきたことです。それなのにひさしぶりの対面ということで緊張しました。また、目が合った瞬間にドキドキしてしまいました。さらにマスクをして話をするので、息苦しく、汗もかいてきてハーハー言いながらの説明でした。

聞いている方も聞き苦しかったと思います。それでも理解いただき、最後には嬉しいコメントをいただきました。

法人理念と共同体感覚

私の法人では、法人理念に3つの言葉を記しています。それは「安心」「信頼」「幸福」です。この言葉は、法人設立当初のメンバーで思いを出し合い、その中から共通する言葉を選びました。その後、私がアドラー心理学、さらには向後千春先生が説明する共同体感覚に出会い、今は、その共同体感覚のサイクルを使って法人理念を説明させてもらっています。

共同体感覚のサイクルは、「自己受容」「所属」「信頼」「貢献」と循環して「自己受容」に戻ります。このサイクルが正しく循環することで共同体感覚が養われ幸福に暮らせるというものです。事業所は、ありのままの自分でいられる場所であり、そこにいる仲間は信頼でき、その仲間のために貢献的な行動がとれると幸福感が増していきます。共同体感覚は私の法人理念そのものです。

オリエンテーションの最後に感想を聞くと、「幸せをそんなふうに具体的に考えたことがありませんでした。これからどんなふうに行動したら良いかよくわかりました」と、言われました。私たちは、幸せを具体的に考えることでより幸せになれる、そんなことを思ったオリエンテーションでした。

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