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異業種から内発的動機づけの極意を学ぶ

同業社から学ぶことはたくさんあります。しかし、異業種の働きや仕組みの中から自分の現場に活かせるものを探し出すことも必要です。

以前、上手にサポートできず、残念な結果になってしまった事例があります。グループホーム利用者と支援者の人間関係が悪化し、利用者の言葉を受けて支援者が退職してしまいました。

利用者は60歳代の人でした。支援者は20歳代の人でした。支援者は利用者の生活習慣を改善しようとがんばっていました。利用者はそれがわずらわしく、支援者のことを生意気なヤツとしか思えなくなりました。

グループホームは生活の支援のため、細かいことが気になったり、利用者の健康を考えて口を出さずにいられないことがあります。さらに、グループホームは一人で支援をするため、支援者と利用者の関係が煮詰まり焦げ付きがちです。

支援者は利用者のことを、福祉サービスの対象者としてしか見れないことがあります。しかし、利用者にとって、福祉サービスを受けているのは生活の一部です。支援を受けなくても大丈夫な場面がたくさんあります。支援者が、そこを見忘れると利用者との関係が悪化します。

スポーツジムのインストラクターを見ていると勉強になることがたくさんあります。インストラクターは会員と一緒に目標を立てて伴走者になってくれます。途中、会員が約束を破ってお菓子を食べすぎたとしても励まして、もう一度やる気を起こさせてくれます。内発的動機づけが上手です。

福祉サービスにおいて、利用者が年配で、支援者が若いと人間関係が上手に構築できないということがあります。スポーツジムでは年配の会員に対して若いインストラクターが上手にサポートしています。こういうところに学ぶべきことがたくさんあるように思います。

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