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教える人と学習者は対等である(教える技術より)

02月14日に早稲田大学オープンカレッジ2019冬講座「教える技術・第6回(最終回)」の報告、2回目です。

向後先生から、「教える人が学習者を評価し、学習者が教える人を評価する」というお話がありました。教える人は、学習者が最終的にできるようになったかどうかパフォーマンスを確認することで評価できます。逆に学習者は教える人のコースが面白いコースであったか、役に立ちそうだと思えたか、終了後に自信が持てたか、やって良かったと思えたかこの視点で評価ができます。これはARCS動機づけモデルといわれています。ゆえに、教える人と学習者は対等だと言えるのです。

私は今回、この教える技術と支援の類似性について考えてきました。このARCS動機づけモデルも支援内容や支援者を評価するのに役立ちそうです。

支援者は利用者さんやそのご家族から評価されることを嫌がります。利用者さんが支援内容に意見をすると、わがままだと言われたり、あの人は人によって言うことを変えるからと言われることがあります。またご家族からの申し出に対しても同様です。あの親は口うるさいと思ってしまいます。なぜなら、支援者は良いことをしていると思っているので、自分の良い行動を否定されたと思ってしまうのだと思います。

利用者さんと支援者は対等です。これは大原則です。しかし、本当に対等になるまでにはまだ距離があるようです。福祉サービスに評価の意識を導入することを進めていかなければいけません。

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