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テレビ電話で受験勉強

我が家には受験生女子が二人います。ひとりは高校受験で、ひとりが大学受験です。最近の受験生の勉強方法を見ていると驚くことがあります。特に、中学三年生の次女には驚かされます。

次女は週7日、塾に行っています。最初は、先生が厳しいから休むと怒られると言っていました。家族は“ブラックな塾だね”と笑っていました。ところが最近は、“塾の方が居心地が良い”とか、“なんか塾にいるときの私って一番イキイキしているような気がする”とか言うようになり、塾の授業がない日も塾の自習室に行くようになりました。どうやら塾が次女のサードプレイスになっているようです。

先日、年末年始の予定が配られました。塾は01月03日以外すべて開けるとのことです。次女は、もちろん行く!と言っています。次女は、特別な高校をねらっているわけではありません。希望しているのは普通の高校です。

驚いたのは次女が塾から帰って来たときのことです。塾からは22時頃に帰って来ます。帰って来るなりあわてています。理由を聞くと、これから友だちと一緒に勉強するというのです。私もあわてて、誰の家に行くのかたずねます。すると次女は、自分の部屋、と答えます。不思議そうな私に説明してくれました。

次女は、友達とLINEのビデオ通話を使うとのことです。スマホでお互いの手元を映して一緒に勉強するそうです。わからないことがあればその場で教え合う、数学の証明問題とか便利だよ、と言います。

確かにこの方法は画期的かもしれません。新しい勉強法です。私は、次女に「LINEってテレビ電話にもなるんだね」ってと言うと、「何、テレビ電話って」っと言われてしまいました。

私が子どもの頃、東京にある博物館にテレビ電話がありました。私は、夏休みに並んで体験した記憶があります。あの頃、テレビ電話なんて手塚治先生の漫画の世界だと思っていたのに、今ではそれが当たり前、さらには無料です。驚くことがいっぱいです。

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