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ワーク・劣等感を測る、ライフスタイルとの関連性(アドラー心理学実践講座 第7回目より) ⑤

10月03日(木)から早稲田大学のエクステンションセンター中野校で向後千春先生の「アドラー心理学実践講座」が始まりました。今回もそこで学んだことを障がいのある方への支援場面でどのように活用できるか実践報告を交えて考えていきます。

11月14日、第7回目のテーマは「感じられたマイナスとその反応」でした。今回は、「劣等感を測る」というワークを行いました。このワークは、ガイ・J. マナスター と レイモンド・J. コルシーニ の著書、「現代アドラー心理学(上)」からの引用とのことです。昨日はワークの結果、私の数値を書きました。今日はその数値と私のライフスタイルについて書きます。

私のワークの結果は、次の通りです。
(1)自分の全体的評価/50%
(2)他者からの評価/100%
(3)自分の潜在的能力/100%
(4)未来の期待/50%
(5)現在の自分のいるべきところ/100%

(1)私の全体的評価/50%
グループの中で、秀でた人を見るとうらやましく思うことがあります。そんなとき「なんで自分はできないんだ」というよりは「あぁ、まだまだだ」と思います。何かひとつのことを知り始めると、とことん知らないと気がすみません。自分が生きている内に全部のことを覚えきれるだろうか、いや覚えられないどうしよう、と焦ります。だから常に時間が足りないと思っています。ライフスタイルⅮタイプの無駄な時間が嫌いというのもここに起因します。

(2)他者からの評価/100%
以前から周りの人に「そこまでしなくてもいいんじゃない」と言われます。やりはじめたらとことんやらないと気がすみません。グループで何かをやり始めても、決まって最後は私一人で残っています。そんなところから周囲の人は、好きにやれば、という意味で100%、もしくはそれを振り切った数値で見ているのではないかと思います。

(3)自分の潜在的能力/100%
グループワークの結果をシェアした時、グループの仲間はこの数値に驚きました。私は、皆さんの数値が低いので驚きました。私は子ども頃、こんなふうに思っていました。
人々は誰しもが得体の知れないパワーを持っている。しかし、誰しもがそのパワーを100%出し切れないのは、神様がちょうど良いように調整しているからだ、その中で選ばれた人だけが超人的なパワーを発揮できる。ウルトラセブンの世界観です。

(4)未来の期待/50%
常に、理想には届かないのでいつまで経っても50%です。

(5)現在の自分のいるべきところ/100%
私のお袋が飲食店を経営していました。私は学生時代、常に接客業でアルバイトをしていました。今は障害福祉サービスを提供する仕事をしています。どれもサービスという共通点があります。この私に影響を与えた言葉があります。文脈は覚えていません。小学校6年生ぐらいの時にある人から言われた言葉です。
人に100%、満足してもらうには120%の準備をしなければいけない。
12歳ぐらいの私にこの言葉が響きました。この言葉がライフスタイルDタイプの私を今日まで導いた気がします。できていないことがたくさんあります。しかし、100%でいなければいけない、そう思っています。

今回のワークは、劣等感を測るワークの結果と、自分のライフスタイルとの関連性について話しましょうというものでした。今日は、ライフスタイルとの関連性について書きました。明日は最後に、このワークの解釈から感じたことをまとめます。

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