日々のこと秋

眼科健診・手元用メガネを作る

初めて手元用メガネというのを作りました。手元用、つまりは老眼鏡です。

年々視力が落ちてきます。年のせい?パソコンの見すぎ?不健康?思い当たることがたくさんあるので困ります。

今まで遠近両用メガネで生活をしてきました。しかし、今回の健診で、手元やパソコン画面を遠近両用メガネで見るには限界です、と言われてしまいました。

眼科健診に行くと不思議に思うことがあります。健診用のメガネが不思議です。レンズを少しづつずらして調整します。どういう仕組みなんだろう。また、レンズを何枚も組み合わせて調整するのはすごい技術だと感心します。さらに、40年以上前から変わらない「C」のようなマークが並ぶボードも興味があります。40年以上もカタチを変えません。

私は、完璧を求めるタイプです。視力検査で正しく答えられない自分が許せません。順番待ちをしていると無意識に「C」のボードの並びを覚えようとします。以前、検査中に、「えっーと、上から3段目、なんだっけなぁ…」とつぶやいたこともありました。しかし最近は、いさぎよく「わかりません」と言うようにしています。

メガネとの付き合いが始まったのは15年ぐらい前からです。若い頃は、目が良いことだけが自慢でした。いろいろな物が良く見えていました。昔、電車の駅のホームには大きな時刻表が備え付けてありました。まだ電光掲示板がないころです。その当時便利だったことは、横浜駅のようにホームがいくつもある場合、隣のホームから隣のホームの時刻表が見えたことです。友達を見送るときに便利でした。

最近は、反省しなければいけないことがあります。視力が落ちたことを理由に、ものごとをごまかすことがあります。見たり、考えたりすることが面倒だと「あっ、お父さん見えないや」と言ってしまいます。子どもの学校に出す書類などです。しかし今回、手元用を作ったことで言い訳できなくなりました。子どもには「お父さん、新しいメガネ」と言われそうです。


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