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マイクロフォーマットを使ってみよう(教える技術6回目より③)

01月09日(木)から早稲田大学のエクステンションセンター中野校で向後千春先生の「教える技術」が始まりました。(02月13日で終了)今回もそこで学んだことを障がいのある方への支援場面で活用すること、また支援者の働き方改革への活かし方を考えて書いていきます。

6回目(最終回)は、コースのデモンストレーションです。向後先生からコース設計についての解説がありました。今日は、その中からマイクロフォーマットを会議で使うことを提案します。

支援業務では、他職種連携が増え、連携を目的とした会議が増えてきました。しかし、会議の進行技術が身についていません。いまだに集まることが目的であったり、結論が出たのかどうなのかはっきりしない会議がたくさんあります。会議を開催するのならば、能動的で効率の良い会議にしたいと思います。会議を進行する技術が必要です。

今回は、マイクロフォーマットについて学習をしました。マイクロフォーマットは、向後先生が推奨する授業や研修のコースです。マイクロフォーマット形式で組み立てると、意識を集中させることができ、能動的で効果的な学びができるといいます。この形式が会議にも有効ではないかとシュミレーションをしてみました。

先日、ある利用者の対応について会議を行いました。会議は、あらかじめ提示された議案についてそれぞれの機関が自由に意見を述べる方式でした。そのため、最初の議案は時間がかかり、後半の進行は駆け足でした。これをマイクロフォーマットを意識することでバランスがとれた会議になります。

あらかじめ。提示されている議案について時間配分を明確にします。2~3分で担当者が概略を説明します。絶対に資料を読み上げることはしません。次に4人ぐらいのグループで意見交換を行い、それを発表します。大事なことは一つの議案に対して15分を徹底することです。会議を始める前に、これがルールだということを全員に周知して守ることを約束してもらいます。

今までも、資料の読み上げはやめよう、時間を守ろうと、呼びかけてきました。しかし、なかなかルール化できませんでした。タイマーをセットして音を鳴らしても、平気でしゃべり続ける人がいます。マイクロフォーマットという形をしっかりルール化することで意識しやすくなるのではないでしょうか。

働き方改革は、仕組みだけの取り組みではありません。働く一人ひとりの意識改革が必要です。その点でも、フォーマットを提示することで、自分の中に落としやすくなります。「会議もマイクロフォーマットで」、試してみます。

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