市町村職員研修所にて、登壇してきました
東京都市町村職員研修所にて、コーチング技術を実務に役立てることを目的とした研修に登壇してきました。
もちろんオリジナルコンテンツでの提供です。
自治体職員としての経験、
そしてコーチとしての実践、
さらには、コーチングを自治体職員時代に学び活かしてきた経験もあることが私の強みですので、
コーチングとはなにか?を学ぶだけではなく、むしろ、日常の仕事の中でどう活用すればいいのか、実務に役立てるには何が必要なのかに焦点を当てたものをお届けしてきました。
受講されたのは、さまざまな自治体に勤務する係長職の方々40人です。
もし、プロのコーチを目指す方向けの講座であれば、コーチとしてのスタンスや、コーチングとは、といったものをまずしっかりと理解することが必要になってくるのですが、
係長として、周囲をどうリードしていくのがいいのか、部下をどうやって育てていけばいいのか、というニーズに向けては、コーチングの持つ優れた”対話の技術”にポイントを置き、ここを学び実践していただくことが必要になってきます。
正解を求めるだけでなく、考えることをリクエストする関わりも取り入れていくことが育成には必要。
たとえばこんな場面でコーチング的な関わりをするならば、具体的にこんな言葉で相手に問いかけてみよう。それが育成に効果的なリクエストになる。
まず、日々の実践に役立つ3つの問いを今日は実践しよう
傾聴や承認がもたらす効果も理解しつつ、実践的な問いやフィードバックにも挑戦していただきました。
本当は数回に分けて行うことで、しっかりと力を育てていくことができるのですが、
今回は一回にぎゅぎゅっと盛り込んで、学びと演習を繰り返していただきました。
かなり濃い内容の研修となりましたが、受講後のアンケートでは高評価をいただけたそうです。
8月は教員の方々約80名を対象としたコーチング実践研修に続き、今回の登壇がありました。
コーチングが有する対話の技術は、今後ますます必要とされるものです。
特に自治体のように、調整ごとや合意形成、育成といったものの比重が大きい仕事では、間違いなく役立つ技術です。
今回、受講された係長さんたちがどんどん集中力を高めて取り組んでいく姿を見ていて、
求めていたものを届けることができているのだなと実感することができました。
これからも機会があれば、職員の方々に向けて貢献していこうと思います。
やっぱり、自分の力が誰かの役に立っていると実感できることは、嬉しいものですね。
【出版情報】
(1) 強みの活かし方を書いた一冊です。公務員以外の方にも好評です。
『自分らしさを見つけて伸ばす 公務員の「強み」の活かし方』(学陽書房)
(2) 職場の後輩や部下とどう関わり、育てるのか。コーチング技術を活かした育成術を伝える一冊です。
『後輩・部下の育て方、関わり方 公務員の新・育成術 思考力・判断力を伸ばす7つの着眼点と実践 』(公職研)
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