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No.34 プレゼンを効果的なものにするために、私が大切にしていた3つのこと (1/3)


1日0.2%の成長で起こせ!
静かなる自分革命


「プレゼン、上手くなりたいなぁ」

以前は漠然とそんなことを
考えていた私ですが、

そうこうするうちに、仕事の中で
プレゼンをする機会はどんどん増えていき、

必要に迫られるかたちで
関連する本を読んだり、
優れた人のやり方を研究したりして、

いつの間にか
自分なりのプレゼン力を身につけて、
今に至っています。


プレゼンのプロを名乗れるほどの
実力ではないのですが、
私なりに学び、
実践の中で試行錯誤を続けてきて
得たことがいくつかあります。

今回は
その中で特に役立つと感じ、
大切にしていた3つのことを、
3回にわたって
ご紹介していきたいと思います。


その3つとは、
① 15分で1テーマ
② 1スライド1キーワード
③ 比較するのは以前の自分

になります。


身近な例として、
みなさんのステップアップにも
役立てていただけたら幸いです。



<15分で1テーマ>


さて、今日は1つめ、
15分で1テーマ
です。


これまで私がやってきた
プレゼンというと、
たとえば、

・イベントの趣旨説明をして
 地域の人に協力を仰ぐ

・シンポジウムの
 パネリストとして登壇する

・新たに市が委嘱した委員の方々へ
 事業を説明する

・昇任試験を受ける職員へ研修する

・庁内ワーキング向けに趣旨を説明する

などがありました。

このほかにもいろいろな場面が
ありましたが、
どの場合であっても、
私は15分1テーマを基本にして
話す内容を固め、資料を作っていました。

これは主にプレゼンに関する本を
複数読む中で、得た知恵だったと思います。

1つひとつの書籍名は
忘れてしまったのですが…


この、15分で1テーマという考え方は
実際にとても役立ちました。


持ち時間が15分しかないなら、
1テーマに絞って他は切り捨てる。
(もしくは抽象度を上げて
1テーマに収める)

そして30分なら2テーマ、
60分なら4テーマで
プレゼンを設計するイメージです。



さて、
この15分で1テーマというもの。

これが役立った理由について、
あらためて3つに整理してみましたので、
順に紹介します。



理由1
聞き手にとって、集中力が保ちやすいから


最初の理由。
これが一番大きかったです。


せっかく良い内容だったとしても、
流暢に話すことができたとしても、
聞き手の集中力が持たなければ、
その良さは伝わりません。

だから、
まずはじめに、
聞き手の集中力を大切に考えます。


だいたい15分で聞き手の集中力は切れる。


これは実際に話をする中で、
実感することが多くありました。


直接的とは言えないのですが、
このような内容の記事も参考になります。

集中力の維持と
長期的な学習効果につながる方法
(東京大学・池谷裕二教授の見解)
http://www.asahi.com/ad/15minutes/article_02.html


聞き手の集中力ができるだけ続くように、
15分ごとにテーマを変えていくのだと
言ったほうが
イメージがしやすいかもしれませんね。



理由2
話のテンポが良くなるから


はじめのうちは
のんびりと進行していたのに、
やがて時間が足りなくなって
最後は駆け足で説明して、
挙げ句の果てに時間を超過してしまう。

ときどきこういった状況に
出くわすことってありますよね。

よっぽど話が
おもしろいならいいのですが、

多くの場合、
聴き手はちょっと不満げな表情を
浮かべます。


これは話し手のドタバタなペースに
聴き手が合わせなくちゃ
ならないからなんですね。

聴き手に合わせてもらう
プレゼンというのも
ちょっと残念な感じがします。


15分1テーマでプレゼンを
組み立てることで、

話し手は全体の時間管理が
しやすくなるとともに、
話すテンポも
つかみやすくなってきます。


実際にやってみるとわかるのですが、
15分という時間は絶妙です。

情報の密度が薄いと
時間が余ってしまいますし、
かといって話を間延びさせてしまうと、
あっという間に超過してしまいます。


15分を意識することで、
自然とテンポよく話すことが
できるようになってくるのです。


話し手である私自身も、
15分間に集中する。

そして15分経ったら、
次のテーマにまた15分間集中する。


そうすることで、
心地よいテンポのまま、
軽快に話を進めていくことが
できるようになっていきます。



理由3
いろんな持ち時間に対応できる

さきほども少し書きましたが、
15分ごとにテーマ設定をしていくことで、

30分でも、60分でも、90分でも
容易に対応していくことが
できるようになります。

ブロックをつなげていくイメージですね。


慣れてくると、
持ち時間が20分だったら
はじめのアイスブレイクを
充実させようかな、とか

60分なら、
最後の1コマは
ポイントの振り返りにして短くして、
質疑応答を組み込もうかな、

なんていう
工夫もできるようになってきます。


聞き手にとっても、
だいたい一定の時間配分で
テーマが切り替わっていくから、
飽きずに、そして安心して
聞くことができます。


回数を重ねてくると、
このくらいの内容を盛り込んだら
だいたい15分だな、
という感覚もつかめてきますので、

持ち時間が何分であっても、
落ち着いて準備を
進めていくことができるように
なっていきます。

持ち時間をみたときに、
その場でなんとなくでも
話すボリューム感がイメージできると
なにより自分が安心できますよね。




さて、今日は
15分で1テーマについて、
3つの理由とともに
お伝えしました。

いかがだったでしょうか。


やってみると、
プレゼン効果も上がるし、
自分自身が楽になることを
実感できますので、おすすめします。


今回はここまでとなります。

次回は
1スライド1キーワード
をテーマにお届けします。

では。




こちらの投稿は、主に自治体職員向けにその成長を支援する内容となっており、継続して読むことで、思考力、判断力、実行力の向上に役立ててもらうことを目的としています。

1ヶ月で関心のアンテナが立つようになり、
3ヶ月で思考の解像度が上がる。
6ヶ月で視野の深さと広さのレベルが上がり、
1年で判断力、実行力に格段の違いが出るようになる。
まちづくりを担う力をつけていきましょう。

こちらのマガジンにまとまっています。
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