No.3 新年度です。あなた自身の発するメッセージは、やっぱり大事です。

〜 1日0.2%の成長で起こせ! 静かなる自分革命 〜

今日は、「あなた自身の発するメッセージは、やっぱり大事です。」をテーマにお届けします。

もしいま、「あなたが前向きな気持ちで働ける職場をイメージしてみてください」と言われたら、どんな光景が浮かびますか?


今いる職場が浮かんだとしたら最高ですが、いかがでしょうか。

この時期は人事異動の季節でもあるので、今日は職場のことを考えていきます。


異動があると、職場は多少なりとも不安定になりますね。

私は(特に係長になったあたりから)、この不安定ってチャンスだな、と思っていました。

私はこんな職場で働きたいなと思っていました。

こんどの職場は、業務としてはいろいろ大変なことや苦労も多いかもしれない。
けれど、一緒に働くメンバーには、仕事に対して何かしらの“やる意味”とか、“やる価値”を感じていてほしい。
そして自分も何か良いことをしたいとか、ポジティブにまちづくりに関わりたいとか、そのような前向きなエネルギーの生まれるところ、そんな職場で働きたい。

4月の異動で職場が不安定になるときって、もう一度職場の空気を上向きにセットするいいチャンスなんです。

そこで今日お伝えしたいのが、このチャンスをものにするためには、
「あなた自身の発するメッセージって、やっぱり大切です」
ということなんです。

発するメッセージって、敢えて意識しないと、そのとき自分が気になっていることをわわわーっと伝えちゃう。
そして、残念なメッセージを伝えまくっちゃう、なんてことにもなりかねないんですよね。

「この職場はねぇ、ほんとに地域の人たちからの苦情が多くって、嫌になっちゃうよ」
「なんかね、残業ばっかりだよ。申請者が増えていて、いくらやっても仕事がおわんなくて、俺も本当は異動したかったんだ」
「課長が細かいことばっかり言ってくるんだよ。判断してほしいのにチェックばっかり…」

まぁ、たしかに事実なのでしょう。

事実だから、そう思ってしまうことはしかたない。
私だってこれまで不満で爆発したこともあれば、「にゃろめ!」ってぷんぷんしたことも数知れず、です。

ただ、このようなメッセージばかりを聞かされた側の人のモチベーションは、やっぱり上がらない。

結局、お互いにモチベーションを下げあってしまって、不満の共有しかできない職場になってしまう。

これってね、やっぱり残念なことです。

仕事にマイナスを見つけることは簡単。
だからこそ、敢えてプラスを見つけにいく。

プラスの共有ができた職場は、強い。

自分の職場の仕事にも意味があるって思えると、自分の担当する業務も意味あるものにしようと思うようになる。
そうすると、仕事の質が変わってくるんです。

人間って不思議ですね。
たとえ同じ仕事をしていたとしても、強い職場もあれば弱い職場もある。
やっぱり仕事は機械じゃなくて、人間がやっているんだよねって、こういうときに実感します。

住民に説明する資料が分かりやすくなって、誤解による無用なトラブルが減ったり。
似たような資料をその都度作っていたところが、フォーマットを統一して作業を減らしたり。
どこを改善したいかっていう意見が、誰ともなく出てくるようになったり。

ほんと、変わるんです。

今まで、職場の人や自分自身が異動して出ていくタイミングで、
「最初にこの仕事には大切な意味があるって言われたことがずっと心に残っていました。そのおかげで少し前向きになれたし、頑張れました。」
という言葉をプレゼントされたことが何度もありました。

こういった言葉を聞いたとき、とても嬉しく、暖かい気持ちになります。

仕事が忙しくて、大至急をいくつも抱えていて…そういう状況だと本当に余裕がなくて大変だと思います。

でも、ここであなたが「負のエネルギー撒き散らし隊」になってしまったら、あなたのそばで働く人たちのエネルギーも奪い取ってしまう。

敢えてプラスを見つけ、それを発信していくことのできる人になりませんか?

不満を口にしてもいい。でも、プラスなことも口にする。

プラスなことを言う人がときどきマイナスな不満を口にすると、周りの人はそれを、とっても丁寧に聞いてくれます。

これも嬉しいものです。

あなたがプラスを発信するようになれば、必ずあなたと一緒に仕事することを好む人が出てきます。

少しずつでもかまいません。あなたから職場を変えていきませんか?

前を向くエネルギーが生まれる職場で働くことを実現するために。

今日のキーワードは、「あなた自身の発するメッセージ」でした。

以下に、実際に私がどんな仕事の意味を伝えてきたかと書いておきます。

課長時代になってからのものなので、ちょっと固めです(笑)。

みなさんはこんなに固くなくていいと思いますが、興味ある方は読んでみてください。

では、また次回。


例1:地域福祉

地域福祉を担当するとね、地域の困りごととか、不安とかを少なくしようと活動している住民の人たちがこんなにいるんだってことに気がつくんだ。
私たちは仕事で地域福祉をやっているけれど、住民の人たちはボランティアでこれをやっている。
これってすごいことだと思うんだよね。
そして彼らは、自治体には頼りがいのある存在でいてほしいと思っている。
私たちのできることには限りがあるけれど、
できないことも含めて私たちが誠意を持って彼らに伝え、接し続けることで、彼らは私たちを信頼してくれて、地域での活動を続けてくれる。
私たちが信頼される存在で居続けることには大きな意味があるんだ。
私たちが信頼される存在となることで、自治体だけでは手の届かないところまで、福祉の手が届くようになる。
だから、信頼される職員でいよう。

例2:財政課

財政課には、予算を査定するっていう大きな仕事があるのだけど、査定をするために知っておいてほしいことがあるんだ。
自治体の仕事ってね、どれも“誰かのため”にやっていることばかりだし、その意味で言えば無駄な事業ってないんだ。
だけど予算には限度がある。
だから、事業には優先順位をつけて予算を配分していかなくちゃいけない。
各部門が部分最適(部門内の優先順位付け)によって要求してきたものを、全体最適の視点で優先順位付けをし直す。
これが財政の大事な仕事であり、査定なんだ。
こうやって全体最適の視点で予算を決めていくのは財政課でしかできない仕事だし、そこを期待されて私たちの仕事がある。
自治体の仕事の全体を俯瞰しながら、部門の仕事の優先順位を考えていくことって、なかなか高度で難しいけれどね。
こういう視点を磨くことは、あなた自身にとってもすごく役立つことなる。
だから、ぜひ意識して磨いていってね。

例3:文化政策

自治体の仕事を考えるとき、やっぱり人の生活を支える仕事、例えば福祉や防災の重要度は高いし、教育にも多くの力を注いでいる。
これは予算配分を見ても明らかなのだよね。
じゃぁ文化政策は不要かというと、決してそんなことはないんだ。
いま、物質的な豊さよりも精神的な豊かさであったり、表現する豊かさであったり、そういったものを求める人々は増えているんだ。
2007年ごろから世の中にスマホが出てきたことも影響があるかもしれない。
昔とちがって、文化的な豊かさを持つ自治体の魅力は高まっているよ。
でも、自治体の文化に対する感覚は昔のままだと私は思っている。
文化政策は、ある意味、これから柱が立ち上がっていく分野だと思う。
だからこそ、どこまで取り組むことが今の時代に合っているのか、そこを一緒に試行錯誤していこう。
今の時代を試行錯誤する。
これってすごく大切なことだと思うよ。
一緒に柱を立ち上げていこう。



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