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島田正樹さんインタビュー vol.1



「自治体職員インタビュー」
いよいよスタートです。

公務員というと、
イメージ先行で
見られることもあるけれど、

一人ひとりはとても豊かな魅力を
持っています。

そこは公務員とか民間とかって
関係ないですね。

自治体で働く人に
スポットを当てた
このインタビュー。

どうぞお楽しみください。


お一人目は、
さいたま市の島田正樹さんに
お越しいただきました。

No.1島田さんプロフィール写真


島田さんのプロフィールをはじめに。

〜 島田 正樹さん〜
さいたま市都市局
都心整備部東日本交流拠点整備課 主査

2005年4月に化学技師として、さいたま市役所入庁。

 9年間環境局に在籍したのち、内閣府地方創生推進室(現在の内閣府地方創生推進事務局)に出向(2014年4月〜2016年3月)。

 現在は市役所に戻り、都市局に在籍中。

地方公務員として働きながら、NPO活動(NPO法人二枚目の名刺)、講演や研修の講師、執筆、ワークショップデザイナーなどに取り組む“公務員ポートフォリオワーカー”として精力的に活動をしている方。


さいたま市についてはこちら↓

No.1さいたま市役所

<さいたま市>
・面積:217.43㎢
・人口:1,318,363人(令和2年4月1日現在)
 世帯:606,482世帯(同上)
 65歳以上:302,798人(高齢化率 22.97%)
・財政:令和2(2020)年度
    一般会計予算 5,627億円
   歳入:市税2,719億円(48.3%)
   歳出:民生費2,087億円(37.1%)/
      教育費910億円(16.2%)/
      土木費733億円(13.0%)  など
 職員:14,367人(男7,832人 女6,535人)
    (平成31年4月1日現在)



島田さんは、終始穏やかに話をされる
落ち着いた雰囲気の方です。

でも、その内面には仕事を、チームを
前に進ませようとする熱いエネルギーが
ありました。

そんな島田さんの魅力に
迫っていきたいと思います。

<島田正樹さんインタビュー 全4回>
vol.1 公務員になった
  →本日(2020.4.27)公開
vol.2 内閣府へ 
  →2020.4/30(木) 公開予定
vol.3 さいたま市へ戻り、まちづくりへ
  →2020.5.4(月) 公開予定
vol.4 職場、そして公務員について
   →2020.5.7(木) 公開予定


それではいってみましょう。

vol.1 公務員になった

No.1花壇

掲載する写真はすべて、
島田さんからいただいた、
さいたま市内の写真です


齋藤
それではよろしくお願いします。

島田
よろしくお願いします。

齋藤
島田さんとは、これまで2回
お会いしたことありましたね。

島田
そうですね。
武蔵野市で一回、
あとMintReで一回、ですね。

齋藤
その後私もMintReに
参加させてもらうようになりました。
これから一緒に盛り上げていきたいですね。

※ MintRe(ミントレ)
公務員一人ひとりがキャリアオーナーシップを
持つことを支援するため、
現職公務員と元公務員が立ち上げた団体


島田
ほんと、盛り上げたいですね。

齋藤
さてさて、
今日は島田さんへのインタビューということで
よろしくお願いします。

島田
はい。

齋藤
これまであまり深く話したことなかったし、
仕事の話をおうかがいするのもはじめてなので、
とても楽しみにしています。


<就職>

齋藤
さいたま市に就職したのは、2005年ですね。

島田
そうです。化学技師として。

齋藤
化学技師?

島田
いわゆる技術職で入っているんです。

齋藤
仕事は…

島田
化学技師は、環境とか、水道とか、
保健関係への配属が多いですね。

水質とかを検査したり。

さいたま市の中でも100人まではいない、
80人くらい、かな。

齋藤
1万4千人くらいいる職員の中で、80人。
ちなみに同期って何人くらいるんですか?

島田
だいたい160〜180人くらいだったような…。

齋藤
多いですねぇ。私なんか30人もいなかった…。
それじゃぁ同期会なんてのも、やっぱり無理ですか?

島田
企画はされてましたけれどね。
みんなが参加するっていう
感じではなかったです。
だから顔もわかってなかったり。
一緒に仕事して話をしていくうちに、
「なんだ同期じゃん!」なんてことも(笑)

齋藤
そっか(笑)
大きな市役所だもんなぁ。


<環境局に配属されて>

齋藤
それで、環境局に配属されたんですよね。

島田
はい。

齋藤
具体的に、どんな仕事をしてたんですか?

島田
私は自動車公害対策を担当したのですが、
そのころって、
だんだん公害がおさまってくる時期
だったんですね。
自動車公害対策、特にディーゼル対策とかが
奏功してきて。

そして、温暖化がクローズアップされてきた。
だから、
ディーゼル対策からエコカー普及へ、なんて、
仕事が変わっていくタイミング。
そんなタイミングで配属されました。

齋藤
うん、うん。

島田
なので、規制行政っぽいところから、
だんだん企画政策っぽい仕事になって、
普及とか啓発とか、新しい決まりづくりとか、
企画することの多い仕事をしていました。

齋藤
へぇ。規制から普及に向けて、かぁ。

島田
私の部署がちょうど
新しい取り組みをするところで、
車だけじゃなくて、エネルギー政策を考える、
みたいな。
最終的にはスマートシティとかが
テーマになっていきました。

齋藤
いままでなかったようなことに
手を出していったんだ。

島田
そうですね。

齋藤
おもしろかったですか?

島田
そうなんですかね。
楽しめていたように思います。
あまり他の自治体では
やっていない時期だったので、
民間のやっていることを見たりとか、
外国のやっていることを調査したりとか。

齋藤
そっか、
自治体どうしの比較じゃないっていうのも
おもしろいですね。

島田
そうですね、だから楽しかった面もあります。

齋藤
化学技師として入ったのに、
始めた仕事は企画だったと。

島田
そうなんです。
想像していなかったですね。


<なぜ公務員を志望した?>

齋藤
そもそも、島田さんはなんで
公務員になろうと思ったんですか?
なにかやりたいことがあったとか。

島田
いやいや、よこしまな動機です(笑)

齋藤
よこしま!

島田
一所懸命働きたいっていう動機も
それほどなくて。
小さい頃に引っ越しが多かった反動もあって、
なんだか引っ越しもすごい嫌いで(笑)。

学生時代からモノ書くのが好きだったから、
文章書く時間もほしいぞ、なんて思った結果、
さいたま市にたどり着きました。

齋藤
なるほど。

島田
メディア系とか、紙媒体関係の民間会社も
受けはしましたけどね。

齋藤
たどり着いた先がさいたま市だったと。
さいたま市を選んだのは?

島田
住んでいたのはとなりの市だったんですけれど、
そこでは化学技師の募集がなくって。
自分の慣れ親しんだ科目で
受験しようとおもったら、
さいたま市になりました。

齋藤
「たまたま就職」ですね(笑)

島田
ほんと、そうです(笑)

齋藤
そっか。それで、入ってみてどうでした?

島田
検査施設、ゴミ焼却場とか、環境センターとか、
そういう施設とかに配属だと思ってたんですね。
そしたら環境の部局になって。

齋藤
うん。

島田
とはいえ、
そんなに面白い仕事が
あるわけでもないだろうと。
はじめはあんまり期待もしていなくって。

齋藤
冷めた感じで(笑)。

島田
でも、当時の係長が素敵な方で、
新人でも、かまわずどんどん
挑戦させてくれたんですね。

齋藤
お、出会いですね。

島田
学生のときって、
夜中まで研究して実験やったりしてたんだけど、
そこにモチベーションが上がらなくって…。

なんで俺はお金を払ってまで
こんなことをしているんだろうって。

齋藤
あぁ。

島田
全然模範的な学生じゃなくって(笑)

でも就職したら、任せてもらえる仕事があって。
雑用なんだけど、
それを終わらせるとそれなりに達成感があって、
そしてお金ももらえる。

「あ、俺これやってお金もらってる」って
思ったら、なんだか単純に嬉しくなって。

齋藤
やって、お礼言われて、そしてお金ももらえて。

島田
そうそう。

だから他の仕事も、とりあえず
「やってみます」って答えて。
でもすぐに
「あ、やり方わかんないっす」って

齋藤
笑!


(次回につづきます)

次回は4/30(木)配信予定です。
お楽しみに!



こちらの投稿は、主に自治体職員向けにその成長を支援する内容となっており、
継続して読むことで、思考力、判断力、実行力の向上に役立ちます。

1ヶ月で関心のアンテナが立つようになり、
3ヶ月で思考の解像度が上がる。
6ヶ月で視野の深さと広さのレベルが上がり、
1年で判断力、実行力に格段の違いが出るようになる。
まちづくりを担う力をつけていきましょう。

こちらのマガジンにまとまっています。
マガジンのフォローをお待ちしています。
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