Azuki

美術展鑑賞と読書が好きです。記録や感想を書いていけたらと思います。

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最近の記事

「ピカソとその時代」に行ってきた〜キュビズムの世界を考える〜

掲題の展覧会を観に,国立西洋美術館に行ってきました. この展覧会では,たくさんのキュビスムの作品を観ることになりました.キュビスムについては,ちょうど「「自分だけの答え」が見つかる 13歳からのアート思考」を読んでいたので,それがアートの常識を更新した技法であることは一応理解していました. しかしながら,実際にキュビスムの作品を観ていきながら思ったのは, 「革新的な表現方法だということはわかるけど,その上でどれが良い作品なんだろう」 「敢えてキュビスムで描かれたことの意図

    • 「桃源郷通行許可証」に行ってきた〜自由なテーマに発見と想像がたくさん〜

      タイトルの展覧会を見に,埼玉県立近代美術館に行ってきました. もう,このコンセプト文がまずグッときますね.芸術作品は桃源郷への通行許可証…この表現を考えた方はすごいなあと思います. 早速ですが,一番見応えがあったのは,こちらの大きな作品,松井智恵さんの「青蓮丸,西へ」です.壁を2面使った迫力のある展示でした. 全体の美しさを楽しんだ後で,細かく観ていくと,桃源郷を思わせる細かな描写が散りばめられていて,あっちこっちと目をやりながら5分くらいかけて鑑賞しました. 桃源郷

      • 「展覧会 岡本太郎」に行ってきた〜多様な作品の中に好きを見つけた〜

        タイトルの展覧会を観に、東京都美術館に行ってきました。 普段は西洋絵画ばかり観ているので、果たして楽しめるかな…という不安もありつつ行ってみました。 行ってみた率直な感想としては、とにかくいろいろなタイプの作品があり、好きと思える作品もたくさんあって、おもしろかったです。 絵画がメインですが、彫刻から壁掛け時計まで幅広くあり、よくわからん!と思う作品もあれば、これは!と思う作品もあり、誰もがそんなふうに楽しめる展覧会かなと思いました。 ほぼ全て写真撮影OKだったので、作

        • 「日本の中のマネ ―出会い、120年のイメージ―」に行ってきた(結論:マネの作品はとっても貴重)

          タイトルの展覧会を観に、練馬区立美術館に行ってきました。 練馬区立美術館は初めて訪れました。西武池袋線の中村橋駅から徒歩3分と、駅近で嬉しい。 残念ながら写真撮影はNGでした。 いきなりですが、マネと聞いてわたしがいつも思い浮かべることは、「アートや絵画はわからない」といった文脈で「マネだかモネだか…」などと言われることです(昔、何かの小説で読んだのフレーズかも)。 そしてわたしも御多分に洩れず、どちらも印象派の画家だよね…ということ以上の定義が頭の中にありませんでした

        「ピカソとその時代」に行ってきた〜キュビズムの世界を考える〜

        • 「桃源郷通行許可証」に行ってきた〜自由なテーマに発見と想像がたくさん〜

        • 「展覧会 岡本太郎」に行ってきた〜多様な作品の中に好きを見つけた〜

        • 「日本の中のマネ ―出会い、120年のイメージ―」に行ってきた(結論:マネの作品はとっても貴重)

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