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【MLB】スニーカー化するスパイク

6/11のLAA対ARIで、解説のAKI猪瀬氏が選手のスパイクについて話していました。どうやらDバックス先発のM. ケリーはスニーカーマニアらしく、Nike Air Jordan1 Retro "University Blue"という市販のレアスニーカーに金具を取り付けたカスタムスパイクを使用していました(下写真)。

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エアジョーダン1のスパイクはNikeから正規品として発売されており(ケリーと同色ではありませんが)、チゾムJr.(MIA)など多くの選手が使用しています。今回は、こうしたメジャーリーガーのスパイクに焦点を当て、「普段用じゃないの?」と思えるようなスパイクを履く選手を紹介します。


クリント・フレイジャー(NYY)

球界随一のスニーカーマニアといえば、やはりこの人でしょう。彼の自宅には大量のシューズボックスがあり、YouTubeでその一部が公開されています。ここでは、ほんの氷山の一角ですが、彼の自慢のカスタムスパイクをいくつかご紹介します。

・Nike Air Jordan 11 "CONCORDE"


・Travis Scott × Nike Air Jordan 1 Retro

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他のモデルは以下の動画で(自慢げに)公開されています。


マイケル・ロレンゼン(CIN)

ロレンゼンはスニーカーマニアではありませんが、一風変わったスパイクを使っています。なんと、これまで一切野球用スパイクを作っていない、VANSのカスタムスパイクです。これまでに使用された2種類のモデルを紹介します。

・SK8-Hi


・Ultrarange EXO

レアスニーカーではなく、インライン(いわゆる定番商品)を使っている所に好感が持てますね。


2018年の51%ルール改正

こうしたファッション性重視のスパイクが増加したのは、2019シーズンからでした。それまでは51%ルールというものが存在し、スパイクの半分以上はチームが指定した色でなければならないという決まりがありました。しかし2018年にカブスのゾブリストらが真っ黒のスパイクを着用したことをきっかけに、その年のオフにルール改正。黒、白、グレー、チームカラーとチームが指定した色が使用できるようになりました。


まとめ

これまでスニーカーブランドはバスケットボールとの繋がりが強く、野球を重視することはありませんでした。しかし2000年代ごろから各ブランドによる選手の取り合いが活発になり、現在は多くの選手がメーカーと専属契約するようになりました。中にはストローマン(NYM)のように自身のブランドを立ち上げる選手もいます。

このようなルールの自由化は見る側を楽しませてくれますし、いつかJordanのような有名ブランドが野球から誕生したらいいなと、期待しています。



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