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えんとつ町のプぺルを見に行ってきました

2020年12月25日(金)公開された キングコング 西野 亮廣 さんが絵本を描き、それを制作総監督として映画化された作品。

絵本を書いているときから、映画化を見据えていたことは、登場するルビッチのように、見えない星をあきらめずに見ようとしていたところとつながります。詳しくは、下記の動画を。みればかならず見に行きたくなります。

 大ヒットしている,「鬼滅の刃」の映画も見に行ってきたが、ストーリーを完全に理解したうえでの鑑賞。

 えんとつ町のプぺルは絵本の全部の絵本を無料公開していて、そこである程度のストーリーを理解してから鑑賞

 ストーリーを理解しながらも、絵本という短いストーリーから、約2時間という時間に「長編化」されたことで、要所要所で、感動的な言葉に集中することができたと思う。

 三重での鑑賞、月曜(割安)という状況でありながら、鑑賞人数は10名程度。おそらく多くの人は、まだこの映画がどんな思いで作られて、生み出された作品なのかを知らないのだと思う。

 おそらく、何の予備知識もなくこの映画にのぞんでしまえば話の中で「????」となる場面はいっぱいある。よって個人的なおすすめは、絵本を読んでからかなと。ストーリーにサプライズを感じたい方は、いきなり見にいっても十分たのしむことができるだろう。

異端児を排除する社会

 えんとつ町は、世の中で、いろいろな組織のくくりを連想させる。西野さんがいたお笑い芸人というくくり、大企業という組織など。外の世界を見ようとするもの、皆とは違った考えをするものを、異端児として吊るし上げるような文化は、今でこそ、働き方改革、副業など多様な働き方が許容される世の中にはなってきたものの、まだまだいろいろなところに残っていると感じている。

 異端児を排除してきたのもその時の環境において正当な理由があったわけで、「今」その文化を続けていくかの是非は、現代を生きる人が自ら自問自答し、自ら考えなければいけないのではないかと思う。

 「前例踏襲」「過去からそうだから」と思考停止し、それにならって生きていくのは非常に楽。でも心の奥底には、それに疑問を感じながらも何もできない自分にモヤモヤしている人も多くいるはず。

 そういった組織の「空気」というのは非常に恐ろしい。その「空気」をかえるのも、おそらく一人では無理。

 「空気」を変えるには、協力者、賛同者、応援者を見つける必要がある。そのきっかけを自分なりにどう見つけていけばいいのかを、考えさせられるきっかけになる映画かなと。

 以上、少しビジネスよりな感想にはなってしまったが、それぞれの世代がそれぞれの価値観で「自分事」として様々な想像をできるいい映画だなと思います。

 子供はゴミ人間が怖いらしく、見に行かなかったので、2回目見に行く機会があればそれまでにどうやったら見に行ってくれるかを考えたいなと。


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