Compare and Swap による Mutex モデル
１０月２３日水曜日、晴れ
デッドロック検出器のセミナーを受講するときに「ＣＡＳのモデルって立てられるんだろうか（たぶん立てられる）」とおもっていたのだけれど、講師に先を越されてしまった。（質問しておいたわけでもないのに）
ロックフリーアルゴリズムで使う不可分操作 Compare-And-Swap (CAS) をデッドロック発見器でモデル化してミューテックスを作ってみた．2つのスレッドが同時にクリティカルセクションに入らないことが（よく見ると）わかる．右の方を見ると，スレッド Q が果敢に挑戦している．涙ぐましい…(T_T) pic.twitter.com/gpIe6kCe5M
— hatsugai (@hatsugai) October 23, 2019
「いいね」をつけるだけではもったいない。自分でも自分なりの解釈でモデルを立てねば……！ という野心が燃え上がりできあがったのがこちらになります。
そして遷移図にしたがって僕の検出器のソースをこんな感じに書き換えて、出てくるプロセスの状態遷移図はこんな感じになる。
— いけべ (@ikb) October 23, 2019
たしかにスレッドローカルの t が無駄に状態を増やしている。 pic.twitter.com/51TGy14hlR
ローカル変数なしでモデルをシンプルにすると状態の数がぐっと減り、なんというか──動きがよく見えますね……って言えばいいのか。
おなじスレッドモデルを使いながら、ローカル変数をなくすこともできる。その場合、結果はとてつもなくシンプルになる。エモい。 pic.twitter.com/nqLMcDEjbl
— いけべ (@ikb) October 23, 2019
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