寝て過ごす
3月21日木曜日、晴れ
春分の日。
日付けの数字の並びを書いておもいだした。(つまり今の今まで忘れていた)20年近く前の今日、僕は役所に婚姻届を彼女とふたりして出しに行ったのだと。
そんな妻は春分の日のことを忘れずぼた餅を用意してくれていた。(甘くておいしかった)(そして妻もまた婚姻届を出した日だということを忘れていてくれたようだ、HAHAHA!)
* * *
春のせいか花粉のせいか、はたまた連日の疲れが溜まっているせいか。昼まで寝て昼寝してそして夕方にも寝て──と一日中寝ていたような気がする。
昨日は一度もヴァイオリンを手にせず、今日はTrioの前までを何度かさらって力尽きてしまった。進捗ダメです。
* * *
録画していた『カメラを止めるな!』をようやく見た。なるほど、これは面白い。導入のゾンビホラー部分が一段落してからの展開、見事。ところどころに哀愁と切なさとが湿っぽくならない程度に配置され、人物のいやらしさも描写されて、ああ、それがここに収斂するのか! という謎解きの味わい。そうか、これは推理小説っぽいんだ。(なにを書いてもネタバレに通じそうというの、なかなか難しい)
監督役の「カメラを止めるな!」というセリフの熱量が、だからこそカタルシスにつながり大いに笑える。とはいえ全体をとおして、現場が汗水垂らしての綱渡りの上にもろもろ成り立っているんだよなという現実感は最後まで拭われずチョット重い。まあ、それまでもカタルシスに結びつけてしまうとコメディにしかならないだろう。仕方ないのか。
* * *
続けて『モブサイコ100 II』と『ピアノの森』の録画を見る。モブサイコ、すごい。ほんと、よくもまあこのレベルの絵が毎週毎週動くものだ。拍手。
* * *
『宇宙兄弟』35集と『ハーン』5集の配信が始まったので読んだ。
宇宙兄弟はここから先なにを目指すのだろう? 宇宙飛行士になる! という大それた夢が叶ったあと、その夢のひとつも叶えてしまった。あまりに現実離れはできないだろうけれど、ねえ? あとはヒビチョフの復帰、そして宇宙人との邂逅──はは、まさかね?
ハーン。確かに第1集の時点で前振りはあったけれど、ついに始まってしまったテムジンとジャムカの争い。ボオルチュは無事──かねえ?
歴史モノなので調べればどう決着するのか、誰がどうなるのか。誰が史実の人物で誰が創作なのか。わかるだろうけれど、ここはそのまま作者の物語で楽しませてもらうことにする。チンギス・ハンがモンゴル部を制することになるだろうことは、ねえ、史実からしたら当然の帰結なんだけれど、このピンチ、どう落とし前がつくんだろうか。楽しみ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?