小さなクルミの割り方
ご存知だろうか?
僕たちは、頭の中に小さなクルミを持っていることを。
名前を扁桃体という。
この小さなクルミが僕らの「やる気」を司っている、らしい。
僕らが何かに取り掛かろうとしたとき、
しなければいけないと考えたことに目を向けたとき、
曰く言いがたいめんどうくささを感じる。
この、動きたくなさをどうにかする処方箋がある。
なんと、「とにかく手をつける」こと、だ。
言えば簡単。
でも実行はとても難しいこと、だ。
化学的な伝達物質の名前などはすっかり失念してしまったけれど、始めることで快楽を刺激する物質が扁桃体をノックし、小さな快感の流れができる。
続けることで大きな流れとなり、いつの間にかもっと続けたくなっている。
そうなると、今度は止めることが難しいほどになる。
のだそうだ。
細工は流々、あとは仕上げをご覧じろ。
このやる気を動かす現象は、物理の運動法則にも通じるものがある。
止まっているものはいつまでも止まりつづけようとし、
動いているものは動きつづけようとする。
だから初速を与えることが決定的に大事で。
小さなことから少しずつ押していって。
加速度を常に与え続けて。
そうすることでボイジャーだって外宇宙への旅に飛び出していけた。
ダイ公望
たとえ小さな一歩でも、信じ続けて進むこと。
それが大きな結果に結びつくことを、僕は今朝、目の当たりにした。
年に一度だけ一時間にも満たないおしゃべりをする、
でも僕は友だちだとおもっている人がいる。
おいしい燻製なんかを手づくりしてきて食べろ食べろとふるまい、
アルコール片手に、ときに陰鬱に、ときに明るく、話す人。
先に「ゲームマーケット2018春」に行ってきたのは、
その彼が自作のゲームを販売しているブースに行ってみようと思いたったから。
その彼の、今朝の投稿。
先だってビックリサイトにて開催されたゲームマーケット2018春で、
過去作である「ダイ公望」が多言語国際版として、台湾の出版社から発売されました。
国内販売網ではとりあえず、すごろくやで売り始まったようです。
日本を含む、全世界での販売権利を出版社が保持することになります。
代わりに俺はロイヤリティ、いわゆる印税を貰う事になります。
1ヶあたりの印税は屁みたいなもんなのでみんな買って。
この後、イギリスのGames Expo、アメリカのGen con、ドイツのEssenなど、世界の主要なゲームイベントに出展されるとのことです。メジャーデビューです。
2014年に同人ボードゲームを作り始めた時は「いつかはエッセン(世界最大のボードゲームイベント)」なんておぼろげに考えていました。
まあでも夢物語だよなと考えていましたがあっという間に届いてしまって、いまいち現実味がありません。
とはいえこれに驕ることなく新しい面白いゲームを作っていきたい所存です。
もちろん作るのはダイスゲームです。
夢を持つ。
夢に向かって
たとえ毎回が小さな一歩だったとしても
歩き続けさえすれば
叶うところまで届く
宣伝協力
なお、ダイ公望はサイコロをたくさんガラガラ振って、友だちと駆け引きを楽しむ釣りゲーム。(竿も餌も使いません!)
実際楽しい。
ぜひお買い上げの上、お楽しみください!
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