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11.斜陽

気づけば大晦日やないかい....。どうも、おしるこちゃんです。

本を読んで読書感想noteを書くというちょっと粋なことを初めてみた2023年ですが、もうあと数日で終わるそうです。下書きを書いていた時はまだ大晦日やなかったんです。時の流れはなんと恐ろしい。

夏休み頃から読書に力を入れはじめて、5ヶ月で50作品以上を読むことができました。ここに記録できているものが10作品ほど...。うん。やばいですね。
些細なことですが、読書を通して「やろうと意外と思えばできる」を証明できた気がします。大きな学びになりました。
こんな話もいいところで。

「斜陽」に関しては中身よりも感覚的な感想を綴りたいと思います。
とにかく、本を閉じてから感じる後味が独特なんですよね。おそらく登場人物の経験に自己投影したり直接感情移入することが難しいので傍観者的な目線で物語を見届けることになるのですが、絶妙にこっち側に干渉してくる感じがあるんです。その絶妙な干渉が自分の生活に残り続けるというか、ふとした瞬間にあの物語の言葉や情景を思い出すんです。

革命を起こしたくなるとか大恋愛がしたくなるとか自殺願望が湧くとかそういうのではなくて、薄く薄くあの世界観が身に纏う感じ?単純に言うとほんまに強烈すぎて忘れられへん。笑 ただ何がそんなに強烈なのかを言語化できないんですよね。
私の知識不足か、太宰治が読者が踏み込めへんギリギリのラインを突いてきたか、どこなく漂う狂気がこの作品の醍醐味なのか。

火事とか蛇とか人妻とか色々出てきますが、確実に名作であることだけは保証します。自分の保証がなんになるねんって感じですが。


終始グダグダですが、当人は結構楽しんでおります。来年はフォロワーさん増えるかな、、、。

皆様良いお年を。おもちはちゃんと噛み切って食べましょうね。


文献:「斜陽」-太宰治   (新潮社版)


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