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2020年2月のアメリカ・イタリア・フランス出張旅行記 その1

今このnoteを書いてるのは、2020年5月現在。新型コロナウイルスが世界に蔓延していて、とてもじゃないけど海外旅行に行ける状況じゃない。隣の県に行くのでも躊躇する状況なのだから。

ゴールデンウィーク中も、自宅にいるしかないので、せっかくなのでこの間の2月にアメリカ・フランス・イタリアの3カ国を約1ヶ月間で回るというあまり経験することがない海外出張に行ったので、その旅行記を残そうかな、と思ってアカウントだけ取って放置していたnoteの記事を書き始めたところ。

アメリカ・フランス・イタリアの後には、中国・シンガポールの予定だった

そもそも今回の出張が何のための出張だったかというと、自分の会社の各国のグループ会社及びその顧客のところに動画の撮影に行くということが目的。
2019年末くらいから予定を立て始め、最初はシンガポール、中国、アメリカ、ポーランド、フランスの予定で3回くらいに分けて出張に行く予定だったんだけど、途中から色々予定が変わり、アメリカ→イタリア→フランスを1ヶ月で行き、日本に一回帰ってきてその後中国とシンガポールに行くということに決まった。こんな海外出張は、ウチの会社でも滅多にないことで、ラッキーだったと思う。

新型コロナウイルスの足音

この出張の計画を具体的に立て始めた2019年 12月頃は、まだ新型コロナウイルスは中国の武漢でまだ症例が出始めたくらいの段階で、「中国、大丈夫ですかね?」って言っているくらいの状況だった。今から考えると、こんな事態になるとは全く想像できなかった。

なので、出張を計画している時は、アメリカ・イタリア・フランスは大丈夫だろうと思ってて、中国とシンガポールは2月の出張中に最終決定をしようと決めてた。

出張の日程

今回の出張の日程は、今から思うと結構過酷なスケジュールだった。
スケジュールは、こんな感じ。

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飛行機のアイコンがあるところは、飛行機での移動があるところで、今回は、それぞれの国際線以外にもアメリカの中の国内線も何本か乗った。後々書くけど、この国内線がまた事件を起こすことになった。

今回のクルー

今回の出張は、動画の撮影が目的だったから、ウチの会社からのメンバーは自分ともう一人先輩のTさん。それ以外に動画撮影クルーも一緒に。撮影クルーは、平均4人くらいで入れ替わり立ち替わりがある感じ。メンバーには、一人日本在住のアメリカ人もいたし、他のみんなも英語がペラペラなので、語学の面では心配することはなかった。

Welcome to New York!

と、前書きが長くなってしまったけど、ここから実際の出張をなるべく今覚えてることと写真を交えて記していこうと思う。

最初の出張先はニューヨーク。個人的には、高校の時の修学旅行で1回行ったことがあるけど、でもほぼ記憶がないので、初めてとほぼ同じ。

今回は会社の出張ということもあり、ある程度日程を優先することができたので、成田からではなく羽田から出発。
羽田の国際線ターミナル(この時は、まだこの名前だった。今は、もう第3ターミナルっていう名前になってるはず)を使う時は、いつも出国手続きをした後に、六厘舎のつけ麺を食べることにしてる。なんとなく最後の日本食として、っていう感じで。

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「ここから1ヶ月、日本食が食べれらないですからね」といいながら、Tさんと一緒に。六厘舎は、他で食べようと思うと行列必須だけど、この羽田の国際ターミナルだとフードコートのなかにあるので、注文してすぐに食べられるのも嬉しいところ。

フライトは、2/1 朝10:00羽田発で時差の関係でNYに2/1朝9:00に着く便。とはいえ、フライト時間は13時間。長時間のフライトは、比較的嫌いではない方なので、そこまで苦ではないけど、それでもやっぱり13時間は堪える。

飛行機では、窓からの外の風景を見たいから基本的に窓際に座ることが多い。何回乗っても、飛行機から見る景色は好きだなーって思う。普段の生活では絶対見ることができない高さからの景色に魅了される。
NYにいく時も、綺麗な朝焼けを見れた。

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飛行機の中では、AmazonのFireに入れた雑誌とか本、Netflixを見ようとするけど、結局途中で眠たくなって寝てしまう。で、機内食を食べて、映画を見て、またFireを読んだり見たりして寝落ちしての繰り返し。映画は、JORKERと新聞記者を途中まで見た。新聞記者は、見始めたのが遅くて、途中で時間切れ。最後まで見たかった。

JORKERは、思ってた内容よりかなりヘビーな内容で、こんな映画があんなに世界的に大ヒットするのか、とビックリした。さらに、映画の中に昔のNYのシーンが出てきて、かなり物騒だったから、ちょっとNYに対して大丈夫かな、と思ってしまった。

そんなこんなしてたら、なんとかNYのジョン・F・ケネディ 国際空港に到着。撮影クルーのディレクターの人が、体調が悪そうで、熱っぽいとのことで、みんなが心配に。やっぱり頭の片隅には、コロナのことがちらほら。
それでも、やっぱりこういう人は気合があるので、「大丈夫ですよ」と言ってくれて、もう一人のアメリカ人のクルーとレンタカーを借りに行ってくれた。

今回の出張中の移動は、撮影機材が多いので、飛行機以外は基本的に各地でレンタカーを借りての移動。そのレンタカーも、日本じゃなかなか見ない大きさのバンが多かった。

NYのレンタカーも、大きなバン。写真を撮っておけばよかった。みんな長時間のフライトで疲れていて、かつディレクターの人が高熱だったから、なんとなく車内は重い空気。ここから先1ヶ月大丈夫かな?とちょっと思ってた時に、別便で来ていた撮影クルーの1人を別のターミナルでピックアップ。
そのクルーは、アメリカ人と日本人のハーフなんだけど、元気な子で、ピックアップして、車の中に入ってきた時に開口一番、

Welcome to New York!

って叫んだのだった。今までの車内に流れていた重い空気を知らないからこそ叫ぶことができた一言(笑)でも、その一言のお陰で、少し重い車内の空気が和らいだ。とはいえ、その一言では、ディレクターの熱は下がることはなく。

とりあえず、レンタカーでホテルまで移動。
ホテルは、セントラルパークから近いArthouse Hotel New York City。道挟んだ向かいにCVSっていうドラッグストアもあって、便利なところだった。

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NY PIZZA

ホテルに着いたのが確かお昼くらい。チェックインの時間まではまだあるけど、カウンターでチェックインできないか、確認したら、6人中4人分だったら入れるとのことで、とりあえずディレクターの人には寝てもらうことに。
僕は、Tさんの部屋にとりあえず荷物を置かせてもらうことにした。

ディレクターとアメリカ人のクルーは、向かいのCVSでアメリカの風邪薬を買って寝るとのことだったので、他の4人でランチも兼ねて、ホテルの周りを散策。

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2月のNYの街中の風景。Tさんが「NYと言ったらピザでしょ」ということで、近所で美味しそうなピザ屋をクルーの人が検索してくれて、そこに向かうことに。

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やっぱり異国の風景は、どこを切り取っても自分には面白くてついつい写真を撮ってしまう。
街の建物は、基本れんが造りが多くて、比較的古めの建物が多そうだった。NYの街中は、一方通行が結構多かったな。あと、これはNYに限ったことではないけど、基本的には歩行者はあまり信号を守らない。というか、信号は一つの目安っていう感じで、自分で周りを見て車が来てなかったら渡るっていう感じ。郷にいれば郷に従うっていう感じで、なぜか自分も海外にいくと信号を無視しがち。

少し歩いて着いたピザ屋さんは、Made In New York Pizza

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こんな感じでカウンターの中に大きなピザが並んでいて、そこから欲しいものを注文したら、再度オーブンで温めてくれるタイプ。

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僕が食べたのは、フレッシュトマトがいっぱいのったやつと丸いサラミがのった四角いピザを2つ。本当は、1つでお腹いっぱいになりそうだったけど、どうせだったらと2切れ。
どっちも生地がクリスピータイプで、美味しかった。けど、やっぱり2切れは多かった。食べ終わったら、お腹がいっぱい。

Central Park to TIMES SQUARE

食べ終わっても、1時過ぎとかだったので、そこから腹ごなしも兼ねて、セントラルパークからタイムズスクエアの方に散歩。

セントラルパークに向かう途中に、ANTI SOCIAL SOCIAL CLUBのパーカーを着た青年を目撃。カルチャーの世界は、狭くなってるな、と実感。

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セントラルパークでは、僕が行ってみたかったジョンレノンのメモリアルスポットに行ってみた。

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この場所に行くまでは、ここでジョンレノンが射殺されたと思ってたけど、そういう訳ではなく、当時住んでいて射殺された建物の近くというだけだった。
でも、やっぱりこの記念碑は観光名所になっていて、たくさんの人が来て写真を撮ってて、近くのベンチではビートルズの曲をギター弾きながら歌っている人もいた。

その後は、ひたすらにセントラルパークを抜けてタイムズスクエアに向かった。セントラルパークの中には、いたるところにリスがいて、最初は「リスだっ!」ってみんなで言ってたけど、そのうち慣れてしまってあまり感動が生まれなかった。

途中では、馬車も見かけた。観光用の馬車で、日本で言ったら、浅草の周りを走ってる人力車っていう感じかな。

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そういえば、冬のNYは寒い寒いと聞いてたから、結構覚悟して行ったんだけど、どうやら今年の冬は異常に暖かかったらしく、日本と大して寒さは変わらなかった。緯度的には北海道と同じくらいだから、マイナス何度っていう世界を期待してたんだけど。

セントラルパークの終わりに差し掛かってくると、遠くにNYの高層ビル群が見えてきた。

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この日は、あまり天気が良くなくてビルの上の方は、雲の中に薄ら隠れてるくらい高かった。ホテルの周りには、比較的古い建物が多かったけど、タイムズスクエアの方は、結構近代的なビルも多い印象。

セントラルパークを抜けて、街中に入ってもさらに歩く歩く。

途中、こんなポスターを見かけた。

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「Veggies for All(みんなに野菜を)」というメッセージで、椎茸でクマを模したやつ。なんとなくかわいいな、と。こういう街中の広告も、国によって違うことが多いから、面白い。

街中は、ビルが全部高くて、道幅が狭いから結構圧迫感を感じる。

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それでも、やっぱり古い建物も多い印象。やっぱり地震が無い地域は、古い建物が残りやすいのかな。

それから、やっぱりホームレスの人たちを多く見かけた。
NYは、アメリカの中でも物価が高い地域だと思うし、家賃が高すぎて働いているけど、家が借りれない人もいるって聞いたことがある。どこの国もホームレスの人たちはいる。その現実は変わらない。

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I just need any kindness to get off the street and to be w/ my family.
路上から脱出して家族と過ごすために、どんな小さな優しさでもください。

途中、そいういえばNYにあの新宿にある「LOVE」のオブジェの本物があるよね?ってなって、行こうっていうことに。でも、ググってみたらLOVEは、NYから消滅してしまっていたことが判明。

でも、その代わりとはなんだけど、近くに「HOPE」のオブジェがあるとのことで、そっちを見てみた。

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LOVEがなくなって、HOPEが残った、っていう。

でも、こんなこともググってみないと知らなかったから、ホント、スマホがあって助かった。ちなみに、自分のスマホはSIMフリーなので、前もってamazonで買ったSIMカードに現地で差し替えていつもと変わらずスマホを使ってた。やっぱり、モバイルルーターを持ち歩くより、断然SIMカードを変えた方が楽。

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そしてさらに歩き続けるとだんだんビルにビジョンが増えてきて、賑やかになってきた。タイムズスクエアが近いんだな、っていうのが自然と分かってくる。
途中で、M&M'sの本店(?)も発見。

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そして、着いたタイムズスクエア。

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着いたのは、夕方くらいだったけど、ネオンビジョンが四方八方でギラギラ。人も色んな国籍の人がいっぱい。こんなに人がいっぱいいたところも、今はコロナの影響で人がガラガラって信じられない。

ビジョンの広告の一番有名な細いところには、この時はTikTokの広告が流れてた。アメリカでもやっぱり流行ってるんだな、というのと、NYのど真ん中の広告に中国系の会社の広告が流れてるという状況に、当時の経済の状況を見た気がした。

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広告の中では、オーストラリアの森林火災への寄付を呼びかける広告もあった。あの痛ましい火災は世界的に注目を集めているようだった。今となっては、コロナ一色になってしまったけど、あの火災はどうなったんだろう。

街中には、マーベルのキャラクターとかのコスプレをして、一緒に写真を撮ろうよ、って言ってくる人たちもたくさんいた。

NYに着いて早々にセントラルパークとタイムズスクエアを満喫して、若干もう体が疲れてたので、この場でタクシーでホテルに帰ることに。
飛行機の中でも、そんなに熟睡はできてなかったし、ちょっと眠かった。

ホテルに帰って、Tさんの部屋から自分の荷物を取って、チェックインができるようになった自分の部屋へ。

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荷物を広げてしまったちょっと汚いけど、部屋はこんな感じのちょっと洒落たテイスト。名前にARTHOUSEと付いてるだけのことはある。

晩飯は何を食べたかあんまり記憶が定かじゃないんだけど、夜にスーパーに行ってるから、スーパーで何か買ったんだっけか。

Local Supermarket

海外に行くと、地元のスーパーに行くのが好き。日本じゃ見ない野菜が売ってたり、それ以外の食材やお菓子なども色々面白い。

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スーパーの外に野菜や果物がそのまま積まれてる。夜の9時くらい。

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ここのスーパーはカットフルーツがいっぱい売ってた。フルーツが好きだから、こういうのはすごい助かる。イチゴを買って食べたような気がするけど、日本のイチゴほど甘くはなかった。

他にも、野菜も色々。

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基本的に野菜はポンドでの量り売りが多かった。このBEEFSTEAK TOMATOESは、$3.49/ポンドだから、大体370円/500グラムっていう感じかな。

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この糸カボチャみたいなやつは、日本じゃあんまり見ないやつ。どうやって食べるんだろう?

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葉物野菜も、こうやって自分の欲しい分だけ買えるっていう感じでも売られてた。この売り方、日本だと衛生的にあまり受け入れられなさそう。

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きのこも同じように、量り売りパターンで。色んな種類のきのこが売られてた。

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こっちは、芋系とか玉ねぎとか。

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さらには、果物。ここはりんごエリア。りんごだけでも、種類がめっちゃある。ぱっと見高そうだけど、これもポンド売りだから、日本より安いかな。

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ケーキのコーナーもあった。けど、いわゆる"THE AMERICAN!"って感じで想像してた甘々な感じのケーキよりは比較的食べやすそうな感じ。買ってないから、味はわかんないけど。

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さらには、オリーブコーナー。オリーブも何種類もあって、それぞれを量り売りで。あんまりオリーブが得意じゃないので、テンションは上がらず・・・。

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ビールコーナーもチラッと。僕は下戸なのでお酒は全く飲めないんだけど、パッケージを見たりするのが面白いので、チラチラと。IPAのビールが多くあった。

果物とかをチラッと買って、ホテルに帰って就寝。

ディレクターの熱は下がらず、というかむしろ高熱が出たまま。もしかしたら、インフルにかかってしまっているのかもしれない。なので、次の日も、ディレクターには部屋で寝ててもらうことにした。

とりあえず、こんな感じで1日目は終了。

このペースで書いていくかどうか、1日目を書いてみてすごい迷ってるけど、徒然なるままに書けるところまで書いてみようかと思う。



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