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NIKKOR Z 40mm f/2 が日常に溶けてゆくんです

こんにちは。
最近色々と人生の岐路に立ってるような気がしているTomuraです。
所謂クォータークライシスというやつかもしれませんが、日々の中で今後の人生を左右するような機会に遭遇しているような気がして常に何か心に引っ掛かってます。そんなザラッとした日常の中でも、大切な人たちや場所とゆったりとした時間を過ごし、記録したい場面がある中で個人的にそのようなシチュエーションではNIKKOR Z 40mm f/2はぴったりなレンズだなと使っていて思いました。
noteからしばらく離れていたのでリハビリがてらサクッと僕が感じたレンズの魅力をお話しようと思います。

どんな場にあっても存在感がない

日常や旅のワンシーンを切り取るにあたって、『威圧感がない』というのは大きなアドバンテージです。

誰かと旅行するときもサッと撮れます
f3.5 : SS 1/50 : ISO 500
テーブルフォト撮る際も"ガチ感"が出ないので良いです
f4 : ss 1/60 : ISO 500
近所のカフェにも持っていきたくなる

ちょうどZ7のグリップの出っ張りとZ40mmの出っ張りが同じぐらいの長さなのでテーブルの向こう側からだと黒く四角い物体■が置いてあるような感じに見えるんですよね。
長いレンズだと『撮るぞ!』『撮られるぞ!』のオーラがカメラ本体から何処となく溢れ出ていて構えただけで向けられた人が身構えてしまうでしょう。片手でサッとシャッターを切れるサイズ感が◎です。

Zレンズらしからぬどこかソフトな描写

一般的にZレンズはバキバキで透明感のある描写をコンセプトとしています。しかし、このレンズは開放に近ければ柔らかくユルイ。絞ればZレンズ特有のバキッとした画を撮ることができます。
個人的に開放で撮ることはあまりなく、大体f2.8程度に絞って撮影することが多いです。少し締まりつつもアウトフォーカス部分は美しくしっかりとぼけてくれます。

f2.8 : ss 1/60 : ISO 800
ふとした表情もサッと収められます


誰かがひっくり返したケーキ
でも愛を感じる画作り

日帰り登山レンズとしてもこのレンズを携行してみました。絞れば素晴らしい描写力を見せつけてくれるため、登山中に出会った風景のディティールを美しく描写することができ、ゆる〜く登山するならこのレンズ良いなぁとなりました。

しっかり絞れば細かな樹林帯の表情も写します
こだわればハイエンドのレンズも有りですが
お気楽登山ではこれぐらいが良いかなぁ


意外と使いやすい40mm f/2という画角

なんだかんだ40mmの良さと言うのは35mmと50mmの間の画角というところです。35mmだと広すぎるし50mmだと少し狭いなと感じる人も多いのではないのでしょうか。熟練の方々は各焦点距離の特性を理解して使いこなしていますが、ゆる〜く使いたい方には40mmは結構おすすめできる画角かなと僕は思ってます。

コミュニケーションが取れやすい位置で撮影できるのは良いです
広すぎず狭すぎずな画角なので写真の構成要素も整理しやすい


鞆の浦の魚屋にて立ったその位置で撮影できた

おわりに

いかがでしたでしょうか?正直このレンズを手にするまで僕はあんまり日々の生活にカメラを持ち出すことはしなかったのですが、このサイズだからこそ持ち出そうという気になって、最近は色んなところに持ち出しています。

普段「いい作品を!」と僕は息巻いてカメラを持ち出している分、それ以外の瞬間を記録しないのは勿体無い気がしています。
実家の古いアルバムに入るような、愛と思い出が溢れた写真がこのレンズでもっと残せたらなと思ってます。きっと30年後の誰かが見てくれると信じて。


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