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第4回 習氏への権力集中

今回は10月16日から同22日にかけて行われた中国共産党大会での習近平氏(以下習氏)について考えたい。

中国 3期目の習近平指導部スタート 経済立て直しが課題
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221024/k10013868211000.html

過激な軍事行動について懐疑的な発言をした李克強首相らが引退に追い込まれたように、習氏の周りに異議を唱えることができる人物がいなくなったことが最も問題だろう。私は大学のスポーツ新聞部で編集長という立場で、組織のトップに立つ人間がどのような人かというのは、今回のケースに限らず気にしているところだ。今年に入ってから編集長になった私なんかが『長』について意見を述べることはおこがましいが、考えることはある。それは上に立つ人間は周りに意見を言える人間が必要であるということだ。新聞部というからこそ、新聞を年7回発行しているのだが、そこでは必ず編集会議を行っている。しかし私は熱くなりすぎるがあまり、私が掲載したい競技をまず真っ先に上げてしまうのだが、そこでこう言葉が入る。「それは違うんじゃないか」と。そこで初めて我に返ることがある。この経験から私が思うのは組織のトップにはそれに口出しをできる人がいるべきであるということだ。

これにより習氏の独断専行が進むとの懸念が高まることは間違いない。今後も三期目を迎える習氏の動向に注目したい。

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