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私の後悔

私の後悔は、高校時代に勉強だけに集中しようとしたことだ。私は受験に失敗しいわゆる滑り止めの学校に行くことになったので、高校では勉強一本に集中しようと考えていた。しかし、この選択が私の後悔につながることになる。勉強だけに取り組もうとしたことで、部活には入らなかった。さらに誘惑を断ち切ろうと周りの生徒には私から距離を置き、交友関係を築こうとはせず、その結果当然友達がおらず、困ったときに相談できる生徒がいなかった。また、同じクラスの生徒は私以外全員部活に入っていたことで「自分だけが部活に入っていないんだ」という劣等感や疎外感、寂しさもあった。

私から距離を置いたことなので、分かっていたことではあったが、いざその状況になると辛いものだった。さらに勉強だけに集中しようとしたことで、息抜きの間が作れず次第にストレスが溜まり、家族やクラスメートにも暴言を吐いた。このように心に闇を抱えたことで学校の成績も上がらず、何もかも上手くいかないという悪循環に陥ってしまった。こうして後先考えず、とにかく勉強に集中しようとしたことが自らの首を絞めてしめたのだ。

そして大学では、その経験を生かして一つの物事だけに集中して向き合うことはやめた。授業だけではなく、サークルや遊び、バイトと多くのことに全力で向き合い、経験を大切にした。そうすると授業でも良い成績を取ることができ、交友関係も増え、高校時代にはできなかった、辛いことがあったときにお互い腹を割って話し合える仲間を持つこともでき、充実した大学生活を送ることができた。決して特別なことを行ったわけではない。ごく普通の大学生が経験することではあると思うが、その経験は私にはとても大きかったといえる。この高校時代に味わった後悔から私は記者の仕事に就いたら一つの題材に縛られるのではなく、ありとあらゆる出来事の調査や取材を行いたいという希望がある。

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