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このnoteについて

初めまして。もしくはこんにちは。
漫画家をやっています、花田陵と申します。

Twitter、Instagram、Youtubeなど色々アカウントは持っていますが、このnoteでは自分自身のことについて書き留めていこうと思います。

既存の自分のアカウントと分けたのは、あくまで花田陵という者は漫画家であり、漫画の進捗や宣伝、読者の方と漫画を軸に置いた交流を行うこと等と、自分自身のことを説明する場を分けたかったからです。
ここでの花田陵は、間違いなく漫画家の花田陵でもありますが、一個人である花田陵です。そのため、このnoteで漫画家としての活動をすることはありません。

このnoteを書いてみようと思ったのは、自分自身の生き方を改めて考えたり、決めたり、決めるのをやめたりしてみたかったからです。

私は、Xジェンダー(特にアジェンダー:男でも女でもない)を自認しており、恋愛対象者は今のところ男性のみですが、ノンセクシャル(恋愛感情は持つが性的欲求は持たない、または低い)という性指向を持っています。

性自認とは、「自分の性が何であるか」ということです。

性指向とは、「自分がどのような性別の人に惹かれるか」ということです。

私はこれまで、好んで一匹狼でいました。
実家にいた頃も、趣味が絵や漫画を描くことだったため、友達と外で遊んだり、彼氏ができたりということも少なかったです。
大学生となり一人暮らしを始めてからも、趣味は変わらず、友達もその時々でいましたがその過程で自分の性別を意識しなくてはならない機会はあまりありませんでした。
彼氏ができたこともありましたが、苦節あり(この話はまたの機会に)長くは続きませんでした。最長で4カ月だったと思います。

そのような私が、昨年同業者の男性の方と結婚し、お付き合いの期間も含めるともう1年半は経ちます。一般的には長くない期間だと思いますし、付き合いも含めて1年半とするとむしろ短い方かもしれません。

彼は肉体も社会的性も男性です。
そして、私のようなタイプの人間には詳しくなく、今学び理解を深めようとしてくれています。

決してうまくいくことばかりではありませんが、私も彼も、お互いに生涯を共にしたいと思っています。これが今回初めて、自分をできるだけ分析し、彼にちゃんと説明できるようになりたい、そして自分自身も、より生きやすくなる生き方を考えたいと思ったきっかけです。

正直なところ、私は自分がXジェンダーであることを強く打ち出して何らかの活動をし、社会に理解を求めたいとまでは積極的に思っていませんでしたし、今もどちらかというとそうです。
その理由は、これまで自分をあえて分類化する必要性を感じてこなかったことと、説明をする為に必要な膨大なエネルギーを、漫画執筆以外に費やしたくなかった、ということがあります。
性格的に個人行動が好きであり、誰かと協力したり、何らかのグループに所属するのが不得意であるからという単純な理由もあります。

このような消極的なマイノリティーの私なので、今は「パートナーと自分のため」くらいにしか動けないでいるのですが、ふと思えば、すべての集団は社会の縮図であるとも感じます。
自分がことあるごとに心の隅で感じてきた不自由さは、夫婦間で起きており、社会全体でも起きていることです。
個人的体験と社会現象は密接に関わっています。
社会構造の普遍性は、まさに自分が漫画でいつも描きたがっていることでもあります。


さて、私は今自分自身を知るにはいい時期に来ており、そしてこの個人的体験を書き留めることで、同じような悩みを抱える方の思考の助けになったり、結果的に、遠くて近い社会現象の微細な変化の一助になるようなことがもしあれば、それはとても嬉しいことだと感じます。
少々無責任な姿勢であることをお詫びします。

今後私は、相変わらず漫画執筆や、これに付随する漫画家の花田としての活動にエネルギーを費やします。
しかし時には、自分を知ろうとする気持ちを忘れず持って行こうと思います。

更新頻度はそれほど高くないと思いますが、書き留めたいなと思うことがあれば、このnoteに書きに来ます。
今のところ、性自認、性指向から、性別がない自分の好みのファッションに至るまで、書いてみたい話題はたくさんあります。
もしかしたら、全然関係のない、好きなゲームの考察なんかも書きだしたりするかもしれません。あくまで日記としても、このnoteは使って行けそうな気がします。(でも日記は続かない方なので、どうなるか不明です)

自らがマイノリティーの当事者である方、そうではないが少しでも興味のある方、全然それにはこだわらずとりあえず一個人の私の日記を読んでみたいと思ってくれる方、いらっしゃいましたら、もしよろしければぜひ読んでやってください。

今後ともよろしくお願い致します。

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