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あぁ、そういうことか

昨年の8月頃だったかな。10年ぶりにサッカーをした。中学時代の友人に誘われたからだ。

毎月のように誘われ、毎月のように「行けたら行くわ」と言っては行かず。繰り返すこと約1年。あまりのしつこさに根負けして、行った。

友人が誘ってきたのは、とある社会人チームの試合。寄せ集めのチームだが、サッカーが好きな大人たちが参加していた。

試合が始まった。約10年ぶりだったが、フィールドに立つと気持ちがアツくなる。当然ながら、体はついていかない。

試合は進む。勝つのが難しい状況だった。

しかし、中学時代、少なくとも支部レベルでは負けることが珍しかったチームに所属していたが故、諦めるということはない。どうにか逆転を目指してプレーする。

ふと仲間を見ると、諦めている様子だった。仲間の多くは、かつて負けることが当たり前のチームに所属していた。

その時に思った。「あぁ、そういうことか。」

負けるのが当たり前の環境にいたら、負けることの悔しさも、諦めることの屈辱も感じないようになるのか。

時間の経過とともに、その体験は数を増し、いつしかそのマインドを身に纏い、身体に染み付くのか。環境は人が成長する大きな要素なのだろう。

PS:結局試合はボロ負けだった。omg

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