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人を撮るのが苦手な人
卒業校の学生をアシスタントで呼ぶことがあるんですが、人を撮るのが苦手なんです。という人が結構います。
僕自身も人を撮るセンスというか才能もなく、撮る心地よさもあまり感じなかった。そうじゃなくてっていう言葉も使いたくなかったし。
なので物撮り側のジャンルについて知っていることを書いていこうと思います。
進路として物撮りの撮影ジャンルは大きく分けて風景、商品、料理、建築くらいでしょうか。
そしてこの4つを撮影の属性で分けると、
商品・料理
風景・建築
のふたつに分かれます。
商品・料理
全てにおいてコントロールができる
ほとんど経験がありませんが友人などから聞いた話です。
厳密に言うとシズル感やロケでの物撮りなどは完全にコントロールできませんが、光や色、配置など撮影の主要な要素をほぼ完全にコントロールできます。
基本的に室内で撮影するものなので、ライティング、物の配置は完璧にできるでしょう。今はCGもあるので背景もコントロールできます。
店舗の一部を間借りしての撮影やカタログやEC撮影のように黙々と撮影するような案件もあれば、大箱の貸しスタジオでクライアントや代理店の方まで勢揃いな撮影もあります。
いいなと思うところは、夏でも涼しい環境で撮影できる。基本的に撮影日が動かないのでスケジュールが立てやすい。仕事の幅が大きい。です。
ちなみにファッション撮影は物撮りです。理由はモデルさんが身につけている服などを撮影するためです。服がいいからモデルさんがカッコいい。モデルさんがカッコいいから服が欲しくなる。という現象を起こすために撮影しています。
風景・建築
場所と時間に拘束される。
撮る対象が大きく、自然・物を撮影する分野です。動物撮影もこれに入ると思います。気候・季節・時間・場所の影響を強く受けます。そのため決めた日に撮影できるかどうかなど、まず不確定を受け入れないといけません。風景は日々変化しますし、これからの季節は大変でもあり、チャンスでもあります。
建築は特殊なジャンルで専門的な見方ができた方がいい案件と一般的な見方ができた方がいい案件があります。不動産の撮影に、構造的見解の写真はいらないという感じです。
個人的に好きなところは風景でも建築でも色々な場所に行けることです。
以上が僕の知っている物撮り各ジャンルの主だった特徴です。物撮り系を目指す人が少なく、情報もあまり出回ってない気がしたので大まかですが参考になればいいなと。
建築、いいですよ。
建築撮影で気になることがあればコメントいただければお答えします。
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