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本当に大切なこと:サラリーマンが幸せになる方法 その9

これは、サラリーマンが幸せになるために「ありたい自分( being )を軸に持ち、ありたい自分を良好な状態( well-being )にし続けること」について書かれた note です。

実は新型コロナの話題は避けていたのですが1回だけ書いてみます。この不安定な時代に私の考える本当に大切なこととは何か?をお伝えします。

3月からの5ヶ月間

2020年2月27日の安倍総理の会見を受けて、私の住む地域の教育委員会が3月早々に一斉休校を決断。小2の息子が急な在宅となり、にわかに弊宅のオペレーションにも危機が訪れてしまいました。
そこで会社に「子育て世帯の在宅勤務許可」を即日交渉し、結果、全社員対象に原則在宅勤務をもぎ取りました。

それから5月末まで3ヶ月も休校は続き、当記事を書いている8月10日現在も在宅勤務は続いています。
正直、不便もありますが、余りあるほどメリットが多く、心も体も特に問題なく快適に生活・勤務できています

しかし回りを見てみるとそんな人ばかりではありません。
在宅勤務で疲れ切っている人、日々不安なニュースに心を削られている人、急な日常の変化にストレスをためている人、風評流布に乗っかってカリカリしている人。私の回りとは随分違うな、と感じています。

もちろん、在宅勤務可能な業種・業務だったこと、妻も個人事業で以前から在宅勤務だったこと、子どもが引きこもり体質で全然外に遊びに行きたがらなかったこと、などたまたまラッキーだったという要素もあります。

しかし以前から能動的に整えていた「要素」も今回の騒動には効果があったと感じていますので、その「要素」を深堀してみます。

リモートワークならではの働き方

一つ目の要素としてリモートワークに慣れていた、と言うことがあります。
私は社内部活として働き方の研究をしているのですが、「1週間連続テレワーク実験イベント」という、オリンピックに備えて連続在宅勤務する実験イベントがありました。これを利用し実家に帰省。ワーケーション的な勤務を実験して物理的に遠隔地にいても業務に問題がない証明をしていました。

この実験のおかげで、私自身もチームも「アレしてたから大丈夫だよね」と心理的にもすぐ完全在宅ワークにシフトできましたし、在宅勤務環境もほとんどのメンバーで備わっていました。

居場所の確保

今回の騒動は、仕事にのみ居場所があった人、もしくは仕事にウェイトが偏っていた人にとって辛い経験となっているように感じます。
私が社内部活をはじめたのは、子どもが生まれ「どうしたら家事育児にウェイトを置きながらフルタイム勤務できるだろうか」と考えたからです。そのお陰で自宅には居場所がちゃんとありますし、家事育児の役割もしっかり(たっぷり)あり、在宅し続けるハードルは全くありませんでした。

また自宅から豊富に植物がみられる環境に引っ越したことも効果がありました。植物や自然にはストレスを解消させる効果があると証明されているそうですが、これは本当に実感していて、日々癒されています。
23区内から引っ越すときに「なぜわざわざ(田舎へ)?」とご近所さんに聞かれたのもいい思い出です。

そして最も大きいのがサードプレイスの確保。
私は澤円さんのオンラインサロンに入会していて、かつサロン内でもいろいろな分科会や管理部などに所属し、そのメンバーたちとと日々活発にコミュニケーションを取っています。
また well-being の社外研究会にも属していて、メンバー・メンターと一緒に well-being を深堀して楽しく研鑽しています。

どちらにも言えるのは「心理的安全性」が半端ないということ。
全てオンラインでコミュニケーションができること。

これら在宅しながら行けるサードプレイスのおかげで、広い視野、高い視座、さまさまな価値観や先進的なアイデアに触れられ、自分のおかれた状況をとても冷静に分析することができました。この居場所のある安心感はとても大きいものでした。

健康

コロナ禍において、健康に向き合わなかった人は少ないと思います。ただ逆に、在宅勤務で運動不足になった人も多いと思います。
私も在宅ワーク2ヶ月目で、歩く力が弱まっていると感じ、散歩をはじめることにしました。

たかが散歩??
とお思いかも知れませんが実は侮れません。
まずジョギングでは長続きしない人も多いと思います。なにせ私がそう。続いた試しがありません。また慣れないランは、膝や足にケガが起こることも。それにプールやジムはコロナ禍の東京では避けたい場所です。
そんな中、世代を問わず誰でもはじめられて誰でも続けられる運動として、散歩が最適だと感じています。

早朝の散歩で朝日を浴びセロトニンが分泌。
歩きながらマインドフルネス。
ジョブスもザッカーバーグも支持する散歩ミーティング。

などの効果も期待でき、実は散歩は仕事前の運動として最適です。
そして体が整うと自ずと心も整ってくるのが分かります。

大切の人との絆

そして一番大きな要素は「家族」です。
先にも書きましたが、私は子育てにコミットするため会社でいろいろ仕掛け、会社の居心地を良くするために活動しています。それは何より家族のため。家族との時間を少しでも増やすためです。

だからこそ家族との絆は強く感じています。
一緒に過ごす時間が長くなったおかげで絆を確かめ合い、随分と心が救われました。

また故郷の両親とは Amazon Echo Show のTV通話で毎日、休校中の子守をお願いし、会えない代わりに子どもにも両親にも家族のつながりを感じてもっていました。たまに様子を覗いてみると、会話するでもなく400kmはなれた同じ場所でお互い勝手に過ごしながらお互いの存在を感じている、令和の祖父祖母と孫の姿がそこにありました。

こうした大切な人とのつながりによる心の安定は半端ありませんでした。

居場所・健康・つながり

これらの要素を整理するとこうなります。

・自宅・職場・サードプレイスの居場所を快適にする。
・体を動かし、体だけじゃなく心も健康に。
・大切な人とのつながりを丁寧に。

これらはコロナ禍の自分自身の経験から言語化しましたが、以前から意識して整えていたおかげです。コロナ禍に備えていたわけではありません。

つまり、おおよそ現代において普遍的という直感があります。

コロナ禍においても、そうでない時期においても、現代社会で生きていくうえで「最も大切な3大要素」だと考えています。
サラリーマンが何十年も働き続け結果を出し続けるために、人生が幸せでなければならず、そのためにこの3大要素を整えることが最も大切だ、と言うことが私の伝えたい事です。

あなたの番

いかがでしょうか。
なにも同じことをトレースしろ、と伝えたいわけではありません。あなたにはあなたのやり方で3大要素を整えることが出来ると思います。

ひとり暮らしでも故郷とTV通話でつながれます。
都会暮らしでも観葉植物があります。
歩いたり走ったりできなくても、朝日を浴びて体を動かすことはできます。
大切なひとを大切にできます。

大切なのは環境が整うのを受動的に待つのではなく、主体的に幸せになりにいく、ということです。
少しでも参考にしていただけると幸いです。


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