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時間捻出育児論

こんにちは、りょーせんせい(@ryo_teacher1)です。

僕の仕事は保育園の先生です。仕事を終え帰宅すれば、1児の父でもあります。それに加え、副業としてWeb制作をしたり、プログラミング学習をしています。

Twitterでは”Web制作学習”と”子育て”について発信しているのですが、良くDM(ダイレクトメッセージ)にて相談を受けます。

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他の方から頂くDMでの相談も同じような悩みが多く、そのほとんどが「本業があり、子育てもしていると、なかなか時間が取れない…」というものです。

世の中には、プログラミングに関する教材やロードマップがあり、有益な情報で溢れています。個人でも学習出来る環境であるにも関わらず、子育て中のプログラミング学習者の挫折が後を断ちません。

プログラミング学習と同時に始めたTwitterで、沢山の仲間と繋がり、励まし合い、支え合いながら継続してきましたが、半年を過ぎた頃には誰一人残っていませんでした…

仕事に追われ、生活に追われ、モチベーションの維持が出来ず、夢半ばで諦めざるを得なくなる…

僕は「そういった方を、一人でも多く救いたい!」と心から思い、家事育児に関するnoteを作成することにしました。

今回のnoteでは、僕自身が効率化を図る為に、家事育児の中で工夫していることや、時間捻出する為の方法について、まとめていきたいと思います。

プログラミング学習に限らず、子育て中ではあるけれど、自分の時間も欲しいと思うお父さん方もきっと多い筈です。時間を捻出する為の一番の方法、それは…

ご自身が”イクメン”になれば良いのです!

「副業で稼ぐ為、学習時間を確保する為、家事育児は妻に任せきりにしている」という話を、学習者界隈で良く聞きます。

しかし、それは最も非効率的な、最悪の時間捻出方法です。

それでは奥様はストレスを抱えてしまいます。
夫婦喧嘩に発展し、そこに時間を取られていませんか?
罪悪感を抱えながら、学習していませんか?

奥様が過労で倒れたり、育児ノイローゼになってしまっては、それこそ”自分の時間が欲しい”だなんて言ってられなくなりますよ?

ご自身が時間を捻出したいと思うのならまず、”奥様の時間”も確保してあげることが大切です。

このnoteを読み、奥様の、”ついでに”ご自身の時間を捻出していけるようにしましょう!

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さて、皆さんは「イクメン」と聞くと、どのようなイメージを持つでしょうか?

✔︎子どもが好きなパパ
✔︎子どもと遊ぶのが好きなパパ
✔︎子どもの面倒を一人でも見られるパパ

様々なイメージを持たれていると思いますが、決してマイナスイメージを抱く方は、少ないのではないかと思います。少し調べて見ると…

”「イクメン」とは「子育てする男性(メンズ)の略語。単純に育児中の男性というよりはむしろ「育児休暇を申請する」「育児を趣味と言ってはばからない」など、積極的に子育てを楽しみ、自らも成長する男性を指す”

コトバンク(https://kotobank.jp/)調べ

とあります。一昔前は「男は外に働きに出て、女が家庭を守る!」みたいな風潮がありました。

家のことは全て女性の仕事だ!みたいな…しかし今では「イクメン」という言葉が当たり前のように使われています。

僕はそのような時代になったことを、心から嬉しく思います。

「イクメン」とは、積極的に育児に参加をする男性のことを指しますが、僕は『本当の意味でのイクメン』とは、育児に参加するだけではないと思っています。

勿論、育児に参加するだけでも十分素敵なことだとは思います。しかしそれだけでは、家庭は決して上手くまわっていきませんし、時間を捻出することも難しいです。

僕が思う『本当の意味でのイクメン』とは…

”積極的に育児に参加した上で、家事も卒なくこなす男性!”

だと思っています。
いくら育児が出来ても、それだけでは効率化は図れない。

パパが育児をしている間に、ママが家事をやれば良いのでは?
という意見も聞こえてきそうですが…

子どもが遊びに夢中になっている時、またはお昼寝中など、ご夫婦共に手が空いた時はどうでしょうか?

ほーらね。ご夫婦揃って家事を片付けることが出来るでしょ?
ご夫婦共に、両方出来た方が絶対に効率的なんです。

「家事なんて誰でも出来る簡単作業です!小学生だってその気になれば出来ます。家事に苦手なんてものは無い。要はやるか、やらないか!」

ただ、それだけです。
育児+家事を卒なくこなし、『本当の意味でのイクメン』になることで、時間は確実に捻出することが出来ます。それもご夫婦揃ってです!

このnoteを読み、実践して頂く事で、確実に『本当の意味でのイクメン』になれます。

そして子育て中でも、必ず時間を捻出することが出来、自由な時間を手に入れることが出来ます。

家事育児を卒なくこなせるよう、頑張っていきましょう♬


第一章 結論

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子育て中の方が、一日の生活の中で、捻出することの出来る時間は”2〜3時間”が上限です。

「私は、超がつく程のショートスリーパーなんです。一日3〜4時間の睡眠で十分です!」という方なら話は別ですが、世間一般の方の場合、6〜7時間は睡眠に時間を費やしたいと思うのではないでしょうか。

睡眠時間を保証しつつ、2〜3時間の自由な時間を手に入れていきましょう。

さて、お察しの方も多いと思いますが、一日の内で確保することの出来る自由な時間帯は…ズバリ”21時〜24時”、もしくは”朝の4時〜子どもが起きるまでの時間です。

このnoteの内容はまさに、21時までに家事育児を終える方法論です。

子どもを21時までに寝かし付け、それ以降を自由な時間にする事で、僕はプログラミング学習を平日は2〜3時間程度、休日は子どものお昼寝時間と合わせて4〜5時間程度、確保することが出来ています。

それだけの時間でも、毎日続ければ半年後には自分を取り巻く環境も大きく変わってきました。

『本当の意味でのイクメン』になれば、家事育児に一切妥協すること無く、2〜3時間のまとまった時間を作り出すことができます。

それも奥様に任せきりになることなく、ご自身の力で…


第二章 育児が出来てこその”イクメン”

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まずは育児が出来るようになりましょう。

「え?家事からじゃないの?」と思われる方がいるかもしれませんが、まずは育児が出来て方が良いです。

世のお母さん達にとって、時に”我が子と離れる時間”も大切です。

旦那さんが育児をすることが出来なければ、奥様に休息を取らせてあげることも出来ません。

「そんな時間は必要ありません!」という奥様なら、それはそれで大丈夫です。

しかし、うちの妻もそうですが「たまには一人になりたい!子育てから解放されたい!」と思われる方が、多いのではないでしょうか。

まずはご自身一人でも、子どもの面倒を見ることが出来るようになりましょう。

「いやー。うちの子はまだ生後○○ヶ月なので…」それは言い訳です!

奥様が出産したその日から母になったように、ご主人もその日から父になったのです。状況は同じです…

お母さんに出来て、お父さんに出来ない理由など、どこにもありません。
抑える所をしっかりと抑えることが出来れば、きっと大丈夫です。

noteの内容をしっかりと理解し、自信を持って子育てしていきましょう♬


その① 子育てにおいての効率化とは

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時間を捻出する為の方法をお伝えしているnoteですが、子育て(保育)のプロとして、これだけはハッキリと言えます。

”子育ては、時間を掛ければ掛ける程、効率化する”

ということです。
即ち、子育てにおいて大切なのは…

”いかに子どもに時間を費やし、丁寧に関わることが出来るか”

と言うことです。
我が子と関わる時間の中で、スマホを見たりしていませんか?
我が子から目が離せる隙を伺っていませんか?

それは良くありません。子どもにとっては勿論のこと、”非効率的な子育て”でもあるからです。

子どもとの関わりだけに集中し、たっぷりと関わることで、子どもは親子での時間や遊びを楽しみ、心から満足する経験を得るからこそ、心地の良い疲れが来ます。

僕は仕事を終え、帰宅してからは我が子との時間を最優先することで、ほぼ毎日、21時までに寝かし付けることが出来ています。

丁寧に時間を掛け、充実した時間を一緒に過ごすことで、子どもは健全に育ち、手が掛からなくなってきます。

子どもとの時間の大切さを知り、子育てにおいてのコツさえ掴めば、どんな子でも必ず21時までに寝るようになります。

むしろ、その時間までに寝かし付けることが、子どもの成長にとっても大切なことなのです。

我が子を寝かし付けるまでは、子育てに全力を注ぎ、心地の良い疲れを与えられるようにしましょう。


その② 必ず事前に把握しておこう

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我が子に手を掛ければ掛ける程、効率化出来ることをご理解頂けた所で、子育てにおいて大切なことをお伝えしていきたいのですが…

まずは子どもの面倒を見る上での事前確認として、必要最低限把握しておかなければならないことが幾つかあります。

とても重要(むしろ基本)なので、しっかりと把握していきましよう。


→外出時の荷物を把握しよう

子どもを外へ連れ出す際、何が必要なのかを知り、把握しておくことは大切です。

一人で面倒を見ると言うことは、家の中だけではなく、どこへでも連れ出してあげられるようにしておかなければいけません。

仮に…一人で面倒を見るのは家の中だけ!というご家庭であっても、絶対に把握しておく必要があるんです。

なぜなら…緊急事態が起こりうることも、想定しておく必要があるからです。

外出時の荷物は、必ず把握しておくようにしましょう。

子どもにとって必要な荷物一覧:例
✔︎荷物をまとめる袋、カバン、リュック等
✔︎着替え(上着、下着共に2セットは最低でもあると安心)
✔︎汚れ物用ビニール袋数枚(ビニール袋は使う機会が多い)
✔︎オムツ、お尻拭き、敷きタオル(オムツ着用児に限る)
✔︎食事用エプロン(3歳までは必要かと…)
✔︎消毒用アルコール
✔︎お気に入りのおもちゃ
✔︎飲み物(赤ちゃんの場合はミルク一式)
✔︎お菓子、おやつ(グズった時用も兼ねて)

などなど…

+α各ご家庭で必要に応じて準備しておきましょう(持病の薬や塗り薬、虫除けなど季節や子どもの状況に応じて、必要性のあるものは持ち物として把握しておくようにしましょう)。

各ご家庭でそれぞれ、多少なりとも持ち物は違ってくるので、ご家庭に合わせた準備をし、常備しておきましょう!


→かかりつけの病院を把握しよう

絶対に起きて欲しくはありませんが、子育てをする上で突然のトラブルは付きものです。

怪我や病気、突発的な体調不良などが起こる可能性もあります。そんな時、すぐにかかりつけの病院に受診することが出来るようにしておきましょう。

かかりつけの病院を把握しているかどうかは、子どもにとっては勿論のこと、任せる奥様としても安心感が違ってきます。

万が一に備え、自分一人の時にトラブルが起きたとしても、どこの病院へ連れていくべきか、どこの病院がかかりつけなのか、把握しておくようにしましょう。

病院や施設の場所、目的地までのルートを知っておくことも必要不可欠です。

必ず確認し、把握しておきましょう!

かかりつけの病院の電話番号は、必ずスマホ(携帯)に登録しておきましょう。


→子どもにとっての必要書類と場所を把握しよう

万が一トラブルが起き、病院に受診する際に何が必要なのかを把握していますか?

大人のように”健康保険証と診察券とお金”だけではありませんよ。

子どもが受診する際に、必要な書類を把握し、それらがどこに保管されているのか把握しておきましょう。

子どもが病院に受診する際に必要な書類関係一覧:例
✔︎健康保険証
✔︎母子手帳
✔︎診察券
✔︎子ども医療費受給者証(各地方によって呼び方が違うようです)
✔︎お薬手帳
✔︎お出掛け時の荷物

子どもに異変があった場合、すぐに持って出掛けられるようにしておくと、もしもの時も対応出来ます。

※緊急性のある場合は、迷わず救急車を呼ぶようにしましょう!


→予防接種も、出来れば把握しておこう

子どもの体調が変化した際には、子どもの身体に様々な異変が起きたりします。

発疹が出たり、蕁麻疹が出たり、下痢嘔吐になったりと、色々な症状が出る可能性があります。

病院受診の際、症状と共に予防接種を受けたかどうかも、聞かれることがあるので、把握しておくに越したことはありません。

「外出時の持ち物」、「かかりつけの病院」、「必要書類と保管場所」、「予防接種」を把握しておくことは、緊急事態に備えて必ず把握しておくべきです。

事前に確認し、把握しておくようにしましょう!


その③ まず、自分の育児レベルを知ろう

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子育てする上での事前把握が出来たところで、まずはご自身の育児レベルが、どれくらいのなのかをしっかりと理解しましょう。

育児レベルチェック項目

□朝、子どもより先に、もしくは子どもと同じ時間に起きる
□子どもの朝食、もしくは夕食を作っている(準備している)
□着替えさせ、もしくは着替えの手伝いをしている
□保育園、もしくは幼稚園の送り迎えをしている(通わせている方のみ)
□乳児期の場合、オムツを換えている(大小便問わず)
□園、もしくは学校への提出書類を記入している
□ご飯を食べさせている
□子どもの寝かし付けをしている
□平日は2時間以上、休日は半日以上は一緒に遊ぶ
□一緒にお風呂に入っている

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0〜3個(残念。イクメンとは程遠いレベル):
時間の捻出など考えては行けません。まずは育児を頑張りましょう…

4〜6個(もう少しでイクメンになれるレベル):
まだイクメンとは呼べないけれど、もう一通しです!時間捻出が出来るレベルを目指し、頑張りましょう!

7〜10個(イクメンと名乗って良いレベル):
『本当の意味でのイクメン』を目指せば、時間を捻出することが可能なレベルです!
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ご自身はいくつ当てはまりましたか?

チェックする感覚的には「毎日は出来ていなくても、週4〜5以上は出来てるかなー」くらいで良いです!勿論、毎日出来ていれば素晴らしいですが…

ご自身の育児レベルを知り、7〜10個出来るくらいにならなければ時間の捻出は難しいです。そして奥様のご苦労…お察しします。

まずは、育児レベルチェックにおいて、合格点である7〜10個を達成出来るよう育児に専念しましょう。

時間の捻出を考えるのはその次です!

その④ 子育てする上での重要な5大要素

育児レベルで7〜10個当てはまった(イクメンと名乗って良いレベル)方は、子育てにおける、子育てする上での重要な5大要素を意識してみましょう!

子どもを育てる上での、重要な5大要素をしっかりと身に付け、実践していけば、子どもは健やかに育つと共に、確実に安定した生活を送ることが出来ます。

これは子どもを育てる上では、決して欠かすことの出来ない要素です。

この基盤無くして、子どもの生活を安定させることは難しいです。しかし、安定させ無ければ、21時までに寝かし付けることも出来ません。

僕自身が我が子を育てる上で、保育士としてクラスの子ども達を保育する上で、とても重要視している5大要素なので、是非参考にして頂きたいと思います!

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子育てにおける重要な5大要素は、上記のグラフの通りです。

生活リズム・環境・言葉掛け・食事・遊び

これらの項目を、平均的な水準で保つことが大切です。
各項目ごとに説明していきますね!

※より理解しやすく説明したいので、項目が多少前後していることを、ご了承下さい。


→生活リズム

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生活リズムを確立しているかどうかは、とても重要です。そしてご自身の、子育てに対する感覚さえ変わってきます。

生活リズムを確立し、子どもの体内時計が整っていないことには、子育ては本当に大変なものに感じてしまいます。

子どもの体内時計の確立は0歳時期から始まり、月齢ごとに生活リズムを変化させていき、1歳を目安に安定させていきます。

「うちの子、本当に夜寝てくれないんです…」と相談されることが、保育士として働いていると多いですが、ほとんどの場合、子どもの体内時計を0歳児期に確立することが出来なかったことが原因であるケースが多いです。

それこそ今回のnoteの内容そのものでもある、21時迄に寝かし付けが出来るかどうかは、子どもの体内時計が確立し、生活リズムが安定していないことには、難しくなってきます。

では、どのようにして生活リズムを確立させていくのか…

少し保育園での生活についてお話します。

保育園は、年齢ごとに1年間、ほぼ同じリズムでの生活を繰り返します。

季節によって活動内容は違えど、基本的な生活リズムを崩すことは一切ありません。

登園→活動→給食→お昼寝→おやつ→降園という流れで生活していきますが、日々の生活の中での時間による誤差は、10分から長くても20分程度です。

例えば…「いつもは12時に給食の時間を開始してるけど、今日は12時30分になっちゃった!」なんてことは絶対にありません。

どれだけ遅くても12時20分には食べ始めます(20分の誤差を出す時点で、それってどうなの?と同業者として思いますが…僕はズレても、10分以内に抑えます)。

幼稚園でもそれは同じです。1年間を通して、毎日同じリズムで生活することに、意義があるからです。

それ程、子どもにとっての生活リズムの確立は重要事項なのです。

就学前(小学校入学前)の子どもは特に、お風呂と夕飯の順番が入れ替わっただけで体内時計が狂い、生活リズムを乱しかねません。

各ご家庭それぞれ、生活リズムやスタイルは違いますが、日毎で生活内容の順序を変えてしまうのは、あまりオススメしません。

理想は…

30分ごとの生活スケジュールを立て、それを目安としてリズムを整え、生活すること!

です。
子どもにとって無理のない、ゆったりとしたスケジュールを立て、20時半過ぎには消灯し布団に入る習慣をつけることで、21時から遅くとも21半迄には子どもが眠りに付けるよう体内時計を確立してあげましょう。

平日と休日とで、生活スケジュールを立て、それを目安にご家庭に合った生活を送り、子どもの体内時計を確立していきましょう。

「うちは、既に○歳なのに…生活リズムが乱れてる…」というご家庭でも安心して下さい。子どもは何歳からでも、どのタイミングでも、生活リズムを整えることが出来ますよ。それだけ子どもの柔軟性は優れています。

どの時期、どんな生活環境のお子さんでも入園すると、1ヶ月後に園の生活リズムに合わせ、生活を送ることが出来るようになります。

今日、もしくは明日からでも、1ヶ月間規則正しい生活を心掛ければ、21時までに寝かし付けることが出来るようになります。

しかし現段階で、「うちの子23時まで、寝てくれないんです…」という子を、いきなり21時までに寝かし付けるのは、正直難しいです。なので…

23時に寝ている子は、22時半までに寝るように…
22時半に寝ている子は、22時までに寝るように…

と30分ずつ時間を早めた生活スケジュールを立て、そこに向けての生活を心掛けてみて下さい。

少しずつ眠りに付く時間帯を早めていき、1ヶ月〜2ヶ月後には21時までの就寝を目指すといった流れで良いです。

しかし、スケジュールを立て、それに沿った生活を心掛けるだけでは、21時までに寝かし付け、時間を確保することは難しいです。

他の4つの要素も、生活リズムの確立に大きく関係してくるので、5大要素全てにおいてバランスを保った上で、取り組んでいきましょう。

!ポイント
生活リズムを確立させるには、スケジュール(生活の中での計画)を立て、それに沿った生活を心掛けましょう。30分単位で寝る時間を早めていくよう調整しながら進めましょう。


→言葉掛け

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0〜2歳の乳児であっても、3〜5歳の幼児であっても、小学校就学後であっても、子どもに対しての言葉掛けの基本は、一切変わりません。それは…

「前向きになれる言葉を掛けること!」

です。
年齢によって、学年によっての理解力は違いますが、子どもが理解しやすい言葉を意識しながら、前向きな言葉を掛けることが重要です。

前向きな言葉掛けとは?失敗や反抗しても、成功体験に結び付けられるような言葉を掛けることです。そして前向きな言葉掛けの中に、”共感”する思いを入れることも大切です。

例えば、何かに失敗したり、親の意見や思いに反抗したとしても、それは大人から見た失敗や反抗なのであって、子どもにとっては純粋な気持ちです。

「どうして〇〇が出来ないの!」
「どうして〇〇するようなことしたの!」

と否定的な言葉を掛けるのではなく、

「次はこうしてみようか?」
「〇〇になって悲しかったね。」
「どうして〇〇するようなことになったの?パパも小さい時、そんなことあったから、なんとなくだけど、わかる気がするんだよなー。」

と失敗を成功に変えるような言葉や、子どもの思いに寄り添った言葉を掛けることが大切です。

感情的にならず、子ども目線で、思いに寄り添った言葉を掛けてあげられるよう、意識していけると良いです。

全ての子どもには、明るい未来があります。希望に満ち溢れた存在です。子どもにとってマイナスな言葉を掛けることは、不必要だと僕は思っています。

勿論、時に叱ることも、教育的な言葉を掛けることも必要です。しかしそれは…

”自分の身に危険のある行動をした時”、”他者に迷惑を掛けてしまった時”、”人を傷つけるような行動をした時”

のみで良いと思っています。保育、教育の観点から見てもそれは同じです。
それと同様に、時間を捻出する上でも重要なことなのです。

子どもの心に寄り添わず、満たさずして、子どもの行動を切り替えさせるのは、とても難しいことです。

気持ちを切り替えさせることが出来なければ、”生活リズム”を確立し、”子どもの体内時計を確立する”ことも困難となります。

いかにスムーズに行動し、生活を進めていけるかという視点で見ても、前向きな言葉掛けは重要な要素となってきます。

常に「子どもの心が明るく前を向けるような言葉」、「気持ちをしっかりと受け止めて貰えていると安心する言葉」を掛けられるよう、意識して関わっていきましょう。

なぜこの項目が「子どもとの関わり」ではなく、「言葉掛け」なのかというと、子どもとの関わり方は全て、「言葉」から始まる為です。

「子どもとどのように接して良いのか、わからない…」というのは、子どもに対し、どのような言葉を掛けて良いのかわからないからこそ、悩むものです。

子どもへの言葉掛けさえわかれば、子どもとの関わり方は、自然と後から付いてきます。

!ポイント
子どもに寄り添い、子どもの視点で物事を考えながら、気持ちが前向きになれるようなポジティブな言葉を心掛けるようにしていきましょう。


→環境

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生活リズムを確立させようとスケジュールを立て、それに沿った生活を送り、子どもへの言葉掛けが前向きだったとしても、生活環境が整っていないことには、子どもの心は安定しにくくなります。

散らかりっぱなり、不衛生な家では、全く意味がないのです。特に刺激を受けやすい乳幼児期の子どもにとって、片付いていない部屋は、無駄な情報量も多く、心を落ち着かせにくいです。

また安全面での配慮も不十分だと言えます。しっかりと片付いた、衛生的にも綺麗な部屋で過ごすことは、子育ての基本と言えます。

また、子どもにとって怪我は付き物です。

ですが”する必要の無い怪我”を引き起こしてしまうのも、環境への配慮が不十分な為です。

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✔︎部屋に突起物があるような箇所はありませんか?
クッション材を付けるなど、子どもが不意に体や頭をぶつけても、怪我に繋がらないよう子育てする上での環境に整えましょう。

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✔︎全てのコンセントに、安全なプラグカバーはつけてありますか?
子どもは穴に物を詰め込んだり、入れたくなる習性があります。
必ず感電防止に努めましょう。

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✔︎キッチン、階段、脱衣所、お風呂場など、子どもが一人で入っていけるようになっていませんか?一人で行けてしまうのは、とても危険です。

うっかり目を離した隙に…とヒヤヒヤすることはよくあると思いますが、その一瞬で大切な命が奪われる事故が起きているのもまた、事実です。

鍵付きのドアなら必ず、常に施錠しておき、そうでなければ子どもが一人では入れないよう、ベビーゲートなどを付け対策しておきましょう。


「危ないからやめなさい!」、「いい加減にしないと、怪我するよ!」と注意してしまうのは、果たしてそれが子どもの行動によるものなのか、環境整備が不十分な為なのか…今一度、考え直してみましょう。

環境整備が不十分であるが故の注意だとすれば、”前向きな言葉掛け”を損ない、生活リズムの確立するままならない状況にも陥ります。

子育てにおいて、安心、安全な環境をしっかりと整え、片付いた衛生的にも綺麗な部屋で、無駄な情報を与えないよう子育てしていきましょう。

!ポイント
子どもにとって危険になりそうな箇所は、安全を配慮した上での対応が必要となります。その上で、常に整理整頓、清潔を心掛け、衛生的にも綺麗な環境を整えてあげましょう。


→食事

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子どもにとっての栄養管理はとても重要です。

しっかりとした食事をし、栄養を摂取することは、子どもの成長にも大きく関わってきます。

心と体を作り上げていく上で、バランスの取れた食事は欠かすことが出来ません。

しかし、ここで言う食事とは…

”楽しく食事をすることが出来ているかどうか”

と言うことです。

「好き嫌いなく食べてもらいたい!」、「マナーを守って、正しい姿勢で食事に向かって欲しい!」との、親の気持ちは十分に理解出来ます。

ですがこれは、二の次です。

意欲的に食事をする1〜2歳児の子どもに対して「手で食べません!」と注意する方や、3〜5歳児に正しい箸の持ち方を身に付けさせようと教育されている方を良く見かけます。

好きなものばかり食べている子どもに「全部しっかり食べなさい!」と指摘する方も良く見かけますが…

食事において最も大切なことは”食べる楽しさ、家族で食卓を囲む幸福感を感じながら、食事すること”です。

栄養を考えて満遍なく食事することも、マナーを守ってお行儀良く食事することも、あくまでその次に行うことです。

食事の楽しさと幸福感を感じてこそ、身に付けていくものが「三色栄養」であり、「食事のマナー」です。

食事の楽しさを感じてこそ、子どもはバランス良く食事しようと意識し、正しい姿勢を身に付けることを覚えていきます。

教育的指導、親の思いが先行し過ぎて、食事をすることの楽しさ、家族で食卓を囲む幸福感、お腹一杯食べることの気持ち良さを疎かにしていては元も子もありません。

楽しく食事することを心掛け、食への意欲関心を高めていってあげて下さい。

!ポイント
子どもにとって最優先すべきことは、マナーではなく、楽しさを感じて食事すること。大人になって、ファミレスで立ち食いしている人なんて居ません。マナーはその内身に付きますが、食事の楽しさは子どもの頃にしか身に付かないことを心得ておきましょう。


→遊び

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5大要素の中で最も重要なこと…”遊び”です。

子どもの視点で考えてみると、教育も生活も、全てが”遊び”の一環です。

遊びを通して人との関わりを経験するし、遊びを通して社会性を身に付けて行きます。遊びとは子どもにとっての”全て”です。

ご家庭では時間が許す限り、子どもの遊びに入って行きましょう。

ここで遊びの種類についてお伝えします。

遊びとは2種類に分類されます。

「静(せい)の遊び」、「動(どう)の遊び」

です。
心を落ち着かせながら、手先指先を使うことで、脳を活性化させる”静の遊び”。

全身を動かし、開放的な気分で楽しむ”動の遊び”。この2つの種類に分類されます。

なぜ突然、遊びの種類について話したのかと言うと、この2つの遊びは、バランスが重要だからです。

例えば雨の日は、保育園や小学校では室内でずっと過ごしていますよね。となると、体力が有り余っていると考えられます。

その場合は、帰ってきてからは”動の遊び”が必要ですし、逆に日中は外で思う存分遊んできたのなら、お家では”静の遊び”が良いと思います。

勿論、子ども一人ひとり、個性も体力差も違うので一概には言い切れません。

しかし、「うちの子、凄く体力があるので、思い切り遊ばせないと…」と考え、疲れさせる事を目的に”動の遊び”をし続けても、夜なかなかな寝付きが悪いのは、遊び方のバランスが悪いからです。

日中の様子も考慮した上での、ご家庭での過ごし方が大切になってきますし、疲れさせる為だけに”動の遊び”ばかりを繰り返し、寝る前に興奮させてから布団に入るのは明らかに非効率的です。

”静の遊び”には心を落ち着かせると共に、脳を働かせる効果もあるので、脳内が疲れます。

逆に”動の遊び”は、体を動かして遊ぶことで、体力は消耗しますが、逆に開放的な気分になるので脳は活発的に働き出します。

心も体も満足し、一日を終えることが出来るように、遊びのバランスを考えましょう。

その上でご自身が、子どもとの時間を大切にし、親子で一緒に遊びの楽しさを共有することで、子どもは心も体も満足します。

親子で一緒に遊び尽くすことは、子どもを21時までに寝かし付けることが出来るかどうかに直結します。

仕事を終え疲れていても、我が子と一緒に遊び、眠りにつくまでは関わり続けてあげて下さいね♬

!ポイント
遊びはバランスが大切。日中の姿も考慮した上で、夜の過ごし方(遊び方)を考えてあげることが重要です。そして何より、親子での楽しい時間により、子どもは心地良い疲れが来ます。是非、遊び尽くしてあげて下さい。

※静の遊びは…「お家遊び」や「室内 手先指先 遊び」などで検索すると、沢山出てきます。
※動の遊びは…「室内 運動遊び」などで検索すると、出てきます。
ご自身で色々、検索方法も工夫しながら調べてみて下さいね♬


子育てにおいての5大要素はバランスが大事です!

【良い例】

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平均的でとても良いです。全てオール3以上が理想!


【悪い例】

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平均的なバランスを心掛けましょう。


5つの項目はそれぞれ、他と関連性を持っているので、どれか特化していても、その他が不十分だと効果を発揮しません。


自己評価をしてみよう!

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1:全く出来ていないと感じる
2:ほとんど出来ていないと感じる
3:割と出来ていると感じる
4:かなり出来ている自信がある
5:完璧に出来ている自信がある

僕が保育士歴十数年の経験で辿りついた、子育てする上での重要な5大要素です。

是非ご自身で自己評価を行い、足りない要素は強化していきましょう。
最低でも全て3以上が大切です!

子育て中の方の時間捻出において、必ず必要な要素なので、お子さんの為にも、家族の為にも、ご自身の為にも、是非頑張ってみて下さい♬


その⑤ 子育てマインドを身に付けよう

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子育てをするに当たり、僕自信が常に心に留めていることがあります。それは…

「我が子はいつか手が離れる。その日が来るまでは一緒にいてあげたい。」

子どもはいずれ成長し、必ず親元を離れて行きます。その日が来ても「あの時こうしてあげていればよかった…」なんて後悔だけは、絶対に残さないようにしたいですよね。

後悔したって、二度と戻れませんから…

そしてもう一つ…

「もしかしたら、我が子との時間は…明日で終わるかも知れない。」

明日、ご自身が元気でいられる保証なんてあるんですか?
日々の時間を大切にするのは、子育てにおける基本的なマインドです。

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そして最後に…

「子育てに正解はない!」

何が言いたいかと言うと、子育てに”完璧”なんてものは存在しないんです。

隣の芝生は青く見えると言います。他の家庭の子どもと比べて、我が家は…と比べることも、完璧を求める必要も全くありません。

大切なのは、ご家庭にあった無理のない、子育てスタイルを確立することです。

真面目な人程、育児ノイローゼになったり、心が病んでしまう方も多いです。

掛け替えのない我が子に出逢えたのに、子育てが原因で親自身の心が崩れるなんて、そんな悲しいことはありません。

お父さんも、お母さんも、完璧を求め過ぎないこと、他と比べないことが大切です。決して無理だけはせず、時に手を抜きながらも、マイペースに子育てして行きましょう♬

子育てにおいてのマインドとは”いかに我が子との時間を大切にすることが出来るか”、”親自身が無理なく子育てをすることが出来るか”です。

「教育上〇〇が大切!」と良く耳にしますが、それは人にもよりますし、子どもにもよります。

一概には言えませんし、僕自身そんな言葉はあまり気にせず子育てを楽しんでいます。

子どもとの時間以上に優先すべきことも無ければ、子育てをしている期間程、幸せなことは無いと僕は思っています。

子育てが出来る期間なんて、人生においてほんのこれっぽちですしね…

掛け替えの無い我が子との、大切な時間を蔑ろにすることなく、且つ自分の時間も捻出して頂けたら幸いです♬

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第二章まとめ…

子育てをする上で、大切にすべきことをお話しました。

その①〜その⑤までを大切にして頂くと、ご自身がイクメンに近付くことは勿論、自由な時間を確保出来るようになる為の第一歩が踏み出せます。

そして、奥様にとっても、お子さんにとっても、きっと良い方向に進みます。是非、子育ての基本を押さえ、素敵なイクメンになって下さい。

家族との時間や子育てを第一に考え、何よりも優先しつつ、ご自身の時間も捻出していって下さい。

子育てにおいての効率化とは、我が子にしっかりと時間をかけ、たっぷりと愛情を注ぐこと。後にも先にも、これ以外にありません♬


第三章 家事を効率化することで、時間は生まれる

次はいよいよ家事です!
家事をいかに効率的にこなせるかが、時間の捻出において、一番の鍵になると言っても過言ではありません。

家事を効率的にこなす(家事に時間を掛けない)→子どもに掛ける時間が増える→子育てがスムーズになる→時間の捻出が出来る!

という仕組みです。いかに家事を効率的にこなせるかは、子育てにおいても重要になってきます。

しかし、家事にもいくつかのコツがあります。効率的な家事の方法を、お伝えしていきますね♬


その① 家事のルールは奥様に従おう

家事においては、必ず奥様ルールに従って行うようにしていきましょう。

奥様が家事マニュアルなのです。

奥様のルールに従わず、家事をこなしたとしても、やり方や価値観の違いから、余計にストレスを与え兼ねません…泣。

ちなみに、奥様の家事や拘りを覚える項目としては、洗濯、掃除、収納など様々です。

多かれ少なかれ、奥様には拘りがあり、ご夫婦の間での考えは違ってきます。

しかしそれは当たり前のことです。生まれ育ってきた環境は、ご夫婦で違うのですから…

だからこそ家事は…”奥様”に合わせましょう。

それが家庭円満の秘訣でもありますwww

まずは家事の基礎である、保管場所や配置をしっかりと確認しておきましょう。

家庭内の全てを把握して管理しようと思うと、かなり大変です(それを妻はやってくれているのですが…)。

しかし、家事を行う上での保管場所や物の配置くらいは、最低限覚えるようにしていきましょう。

例えば…台所で言うと、普段自分の使う食器や箸は、割と覚えている方も多いと思います(それすら覚えていない方は、かなり問題有りです×)。

しかし普段あまり使わない調理器具や調味料まで、全て把握している方は、少ないのではないでしょうか?

家事を積極的にこなしていると思っていた僕も、先日棚から”ナツメグ”が出てきて、「え?こんな調味料、使ってたんだ…」と驚きました。

それ程、全てを把握するのは大変です。しかし、家事を行う上での最低限の配置くらいは把握しておきましょう!

そうでなければ、もしお皿洗いをし、食器に付いた水滴を拭き上げ、元の場所に片付けようと思った時、どこに片付ければ良いのかわかりません。

その都度、奥様に「これ、どこに片付けるんだったっけ?」と聞くのも、奥様からしたらストレスです。

必ず家事と関連付けて、保管場所や配置、収納場所はきちんと覚えるようにしておきましょう。

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僕は妻が片付け終えた後の配置を、スマホで撮影し、わからなくなった時は写真で確認しながら覚えていきました。

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そうすれば毎回…「これ、どこに片付けるんだっけ?」と聞くことも無く、妻の負担も軽減出来ます。それくらいの努力は、楽勝でした!


また、お皿洗いに限ったことだけではありません。

洗濯をする時、もし洗剤が無くなったら、ストックがどこにあるかを把握しておいたり、ハンガーや洗濯バサミの保管場所と保管の仕方など、把握しておくと良いです。

トイレ掃除の仕方や道具、お風呂洗いの仕方や道具など、それぞれの家事と関連する物は、配置や収納場所をしっかりと把握しておきましょう。

覚えてからやるのではなく、やりながら覚えていく方がすぐに覚えられます!

毎日しっかりやっていけば、自然に覚えて行くので大丈夫です。

また、奥様自身のルールが定まっておらず、毎回置く場所や収納場所がバラバラというご家庭は、それこそ非効率的な家事となってしまう為、ご夫婦で相談し、固定の位置を必ず決めていくようにしましょう♬

!ポイント
奥様を家事の師匠と仰ぎ、マニュアル通りに遂行しましょう。その上で”家事の効率化”を図り、時間捻出を目指しましょう。
必ず事前に家事について、師匠に確認し、把握してから行いましょうね♬


その② 自分の家事レベルを知ろう

まずは、ご自身の家事レベルが、どれくらいなのかを知りましょう。

家事レベルチェック項目

□お皿洗いをしている
□お風呂掃除をしている(入浴前後共に)
□洗濯物を干している
□洗濯物を取り入れて畳み、収納している
□各部屋の掃除をしている
□ゴミ捨てをしている
□トイレ掃除をしている
□洗車をしている(奥様の分も)
□玄関の掃除をしている
□布団を干している
□衣類の衣替えをしている

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0〜4個(残念なレベル):
時間の捻出など到底無理です。家事は時間捻出の鉄則ですよ…

5〜8個(まあまあなレベル):
奥様も助かっていますね。もう少しで時間を捻出が出来そうですね。

9〜11個(専業主夫レベル):
時間を捻出出来ること間違いなし!後は家事の質と効率を高めましょう。
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自己チェックはいかがでしたか?
せめて”5〜8個”の(まあまあなレベル)くらいはこなさないと、『本当の意味でのイクメン』になれないのは勿論、時間の捻出は厳しいかと思われます…

こなしていないのに、時間の捻出が出来ていると言うことは…きっと奥様に任せきりの”赤ちゃん夫”なのかなーと思ってしまいますね…泣。

チェック出来ていない項目は、今日、もしくは明日からでもこなしていけるよう頑張って下さい!


その③ ”名も無き家事”まで出来てこそ、本当の家事!

さて近年”名も無き家事”という言葉が流行しました。

本当に言葉の通り、名も無い家事が出来るかどうかで、”家事が出来るようになった!”と言えると思います。

お皿洗いを例にあげてみましょう。”お皿洗い”と一概に言いますが、お皿を洗って「ハイ、終了!」ではありませんよ。

その先にある”名も無き家事”まで全てこなしてこそ”お皿洗い”が出来るようになったと言えます。

↓↓↓”お皿洗い”におけるご自身の家事レベルを確認してみましょう↓↓↓

□自分の食器を片付ける
□家族の分も食器を片付ける
□食器を洗う
□食器に付いた水滴を切り、1枚ずつ拭き上げる(食器乾燥機のある方は、乾燥させる)
□食器を元の収納場所へと戻す
□調理後のガスコンロ周りや、調理スペースを掃除する
□シンクに溜まったゴミや残飯を処理する
□シンクを洗剤で洗い、水で流す
□排水溝の掃除、蛇口を掃除する
□シンクを拭き上げ、水滴を取る

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0〜4個(残念なレベル):
食器を片付けて、お皿を洗っただけでお終いでは無いですよ…
食器すら下げないなんて言語道断…奥様は家政婦ですか?

5〜9個(もう少しで完璧なレベル):
ほぼ、合格点ですが…もう一通し出来れば、素晴らしいです。

9〜10個(天高く拳を突き上げ、皿洗いしてるゾ!と言って良いレベル):
完璧です。奥様の旦那さんを選ぶ目は、間違っていませんでしたね!
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9〜10項目チェックが出来てようやく”お皿洗い”が終了と言えます!
”名も無き家事”を意識して、家事の全体像を掴んでいきましょう!


↓↓↓次に”洗濯”においての家事レベルをチェックしていきましょう↓↓↓

□洗濯機を回す
□洗濯物を干す
□洗剤入れ、柔軟剤入れスペースを洗う(取り外して水洗い)
□糸くずフィルターの清掃
□洗濯槽の掃除(洗濯機の種類により、定期的に)
□洗濯物が乾いたら、取り込む
□洗濯物を畳む(畳み方は、全て奥様マニュアルで!)
□畳んだ洗濯物を収納場所にしまう
□アイロンをかける

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0〜3個(残念なレベル):
洗濯は時間差があるので、なかなか難しいですが頑張ってください。

4〜7個(もう少しで完璧なレベル):
ほぼ、合格点ですが…もう一通し出来れば、更に素晴らしいです!

8〜9個(バスローブを着てソファーで足を組みながら、ワイン片手に「洗濯完璧なんだよね!」と粋っても良いレベル):
完璧です。言う事無しです!
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ここまで出来て”洗濯”が出来るようになった!”と言えます。


↓↓↓次に”ゴミ捨て”においての家事レベルをチェックしましょう↓↓↓

□家中のゴミ箱のゴミを集める
□冷蔵庫内の食材の賞味期限を確認する
□ゴミ箱内を掃除 
(アルコールや塩素で拭き上げる)
□新しいゴミ袋をゴミ箱に設置する
□ゴミ出しに行く

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0〜2個(残念なレベル):
ゴミ捨て場まで持って行って「協力してる!」なんて顔をしていたら行けませんよ…

3〜4個(もう少しで完璧なレベル):
ほぼ、合格点ですが…もう一通し出来れば、素晴らしいです

5個全て(世界の中心で「ゴミ捨てが出来るゾ!」と叫んで良いレベル):
完璧です。言う事無しです!
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ここまで出来て、”ゴミ捨てが出来るようになった!”ということです。

奥様がまとめたゴミを、ゴミ捨て場まで持っていくだけで、協力している気分なんかになってはいけません…

一概に家事と言っても、”名も無き家事”まで把握しておくことが大切です。家事の全体像を捉えた上で行うことが、家事が出来るようになるポイントです。

その他の家事も、全体像をしっかりと捉え、家事の”質”を高めましょう。


その④ 洗濯を制する者は、時間を制す

家事の中で最も効率的に行う必要があるのは、何と言っても”洗濯”です。
理由は…

✔︎工程数が多いこと
✔︎空き時間が長いこと
✔︎毎日行わなければいけないこと

といった要因があげられます。
いかに洗濯を効率化し、時間を有効に使えるかで、時間の捻出が大きく関わってきます。

洗濯を制する者が、時間を制すると言っても過言ではありません!

いかに洗濯の効率をあげるかは「家事の導線」と「タイミング」によって決まってきます。


→家事導線

これは本当に各ご家庭によって様々です。

部屋の間取りも違えば、配置も違いますし、敷地面積によっても変わってきます。

要するに、距離よりも、家具や収納場所の配置によって無駄なく移動することが大切です。

どれだけ短い距離であっても、2度も3度も同じルートを行ったり来たりするのは、本当に非効率的です。

洗濯機の位置を基準とし、洗濯物を干す場所、洗濯する為の道具を保管する場所、畳む場所、衣類の各収納場所を考慮した上での導線を考え、効率的な洗濯の仕方や移動ルートを導き出すことが大切です。

1ターンで行き来出来るよう工夫すれば、それだけ洗濯の効率も格段に上がります。

洗濯物を取り入れて畳み、各衣類の収納までを終わらすことが出来るよう、計算した「家事の導線」を確保しておきましょう。


→開始のタイミング

洗濯機を回すタイミングは、かなり重要です。

出来るだけ一日のうちに、使い終わった衣類は全て洗濯しておきたい!と思うのはどこのご家庭でも同じではないでしょうか。

そう考えると、お風呂の後(夕食後にお風呂に入るという家庭に限りますが…)に使い終わったタオルを入れ、回しておくのが定石かと思われます。

しかしそうすると、洗濯機を回す時間帯が遅くなる…

また朝に回す家庭もあるでしょうが、個人的に朝に回すのはあまりオススメしません。

夜のうちに湿った衣類からバイキンが繁殖するからです。

夜、洗濯をすることを前提に考えると…「最後の人がお風呂から出て、使い終わったタオルを入れたと同時に洗濯機を回す!」のが一番効率性が高いのではないかと思われます。

しかしどうしても女性は髪の毛が長い人も多く、お風呂から出た後、ある程度乾くまでタオルを頭に撒いておいたりするんですよね。

我が家では、頭に巻く専用のタオルを数枚準備しておき、それだけは翌日の洗濯時にまわします。

各ご家庭、生活リズムやスタイルも違うので、一概には言えませんが、いかに効率良く洗濯物を終わらせるかが、重要になってきます。

洗濯機が回っている間の待ち時間も、ロスをしないよう家事の工夫も必要です♬


その⑤ 家事に時間を掛けない為の工夫

冒頭でもお話しましたが、いかに時間を掛けないよう家事を工夫するかによって、捻出時間が変わってきます。

我が家の家事における工夫を紹介していきますので、是非、参考にして頂けると良いと思います。どんどん家事を工夫していき、効率化を図りましょう。


→洗濯

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洗濯物を干すことも、効率化を意識し行うことで、早く終わらせることが出来ます。

洗いが終わり、洗濯機から洗濯物を取り出す際には、洗濯カゴを使いますよね?

その時、無造作に”ドバッ!”と一塊で取り出していませんか?

それではカゴに入った衣類は、分類されることなく一塊となっている為、干す際にとても手間です…

またカゴから衣類を取り出す際にも、絡まったりして面倒です…

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ザックリとで良いので、洗濯物を干す場所ごとに分けながら、一枚ずつカゴに入れていくのがオススメです。

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そうする事により、洗濯カゴ内で干す場所ごとに分類され、取り出す際にも易いに取り出し干すことが出来ます。

干す場所ごとに予め分けておくことで、効率的に作業することが出来ますよ。

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また我が家では、タオルなどを掛ける為の、”折りたたみ式タオルハンガー”を使用しています。

掛けるだけで干すことが出来るので干すのが早くなりますし、雨の日には室内干しにも使えて、大活躍しています。

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また洗濯の際、ポジションを取ることも大切です。僕はこのように洗濯物、ハンガー類、タオル掛け用ハンガーで三角形を作り、その中心にポジションを取る事で、一定の位置からほとんど動かず、洗濯物干しを終わらせます。

動くのは最後に干す、小物用ハンガーに吊るす時だけです。

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また洗濯物が乾き、取り込んでから畳むのも同じで、畳みながら収納場所ごとに分けるようにしましょう。衣類を収納場所にしまう際、極力移動に時間を掛けないようにした方が、楽ですしね。


→掃除

家の中で、一番掃除をする頻度が多いのは”リビング”です。家族皆が使いますし、過ごす時間が一番長い場所でもあり汚れやすいです。

リビングの掃除を、いかに早く終わらせることが出来るのかも、家事を効率化する上では重要です。

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我が家のリビングを見て頂けるとわかると思いますが、床に密着している面が極力少ないように工夫しています。

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テレビも備え付けのテレビ台の上に設置していますし、ソファーも四本足で支えており、ソファーの下には空間があります。

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食事する机も同じです。ダイニングテーブルにする事で、床との密着面積を極力少なくし、掃除がし易いよう工夫しています。

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こちらは我が家の洗面所です。洗濯機が置いてありますが、洗濯機は専用の台に乗っている為、床と密着している面は少なく、洗濯機の下にも掃除がしやすいよう空間を作り出しています。

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また排水用の蛇腹ホース(写真左下)には、サランラップが巻いてあり、蛇腹の間の溝にホコリがたまらないようにしています。定期的にサランラップを取り換えるだけで、掃除が終わります。

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リビング→廊下→洗面所と、毎日クイックルワイパーをかければ、5分程度の時間で床掃除が完了します。

”床の密着面”を極力少なくすれば、掃除もかなり楽ですし、効率的に済ませ、毎日綺麗に保つことが出来ます。


→お風呂場

お風呂場は、水垢やカビが発生してしまうと、とても大変です。いかに発生を抑えて生活するかが肝心となってきます。

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これが我が家のお風呂場です。吊せる物は吊るしており、鏡横の棚には何も置いていません。

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「え?シャンプーやボディーソープは使わないの?」と思われる方も居ますよね。いいえ、しっかり使ってますよwww

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我が家では、シャンプーボトルやコンディショナー、ボディーソープなどのボトル類は、洗面所の棚に置いておき、自分が使う分だけを持ち込むというシステムです。

そして出る時に、ボトルを水で流して拭き上げし、元の場所に戻す。そうすることにより、最後にお風呂に入った人が、掃除もし易いですし、ボトルやボトル置き場に水垢がたまる心配もなくなります。

水切りでお風呂場の水滴を取るだけで、水垢やカビの発生を防ぐことも出来、とても楽です。

各部屋の掃除や、お風呂場の掃除と、毎日掃除することを前提とした生活空間を工夫するだけで、時間をかけず手軽に掃除をすることが出来ます。

また、清潔に保つことにより”子育てにおける重要な5大要素”の「環境」も整備することが出来ます。

また平日の隙間時間に毎日手軽に掃除をすることで、休日一気に片付ける手間も省けます。

こまめに掃除が行えれば、休日の時間捻出がかなり担保出来ますよ。

いかに時間を掛けずに家事をこなせるかは、生活の中での工夫次第でいくらでも解消出来ます。

効率的な家事を実現すると共に、『本当の意味でのイクメン』となることで、自由な時間を捻出して下さい♬


おまけ…これが出来れば”気の利く素敵な夫”認定

家事育児とは関係ありませんが(関係あると言えばあるのですが…)、これが出来るだけで、かなり”気の利く旦那さん”になれますよ。

□ご飯を炊く
「ご飯炊いといたから!」が言えたら奥様は胸キュンです。
□お茶を沸かし、冷やしておく
□オーブントースター、電子レンジ内を清掃する
以外に気が付きませんが、何も言わず綺麗にしておくと、奥様が気付いた時にホッコリされますwww何も言わないのが味噌。
□冷蔵庫内の棚を拭く
□車内のゴミを、片付けておく
奥様用の車がある方は、ゴミ捨て時に奥様の車の中も綺麗にしておくと、ポイントが高いです。
□生活用品(消耗品)を買っておく
「安かったから、買っておいたよ!」が言えたら、イクメンよりも”イケメン”です。お小遣いから出し、あえて請求しないのが男前。
□ベッドメイキングしておく
夜、奥様が寝る時の為に、ベッドや布団を綺麗に敷き直しておくと、奥様の印象が上がります。

□どんな時でも、「ありがとう」の言葉をきちんと伝える
どんな些細なことでも、やってくれた時には「ありがとう」の一言があるだけで、奥様の気持ちは全然違います。細かな心配り、感謝の気持ちが大切ですね♬

ちょっとしたことなのですが、この気遣いが出来るだけで、奥様からの評価が更に上がり、”気が利く旦那さん”として認められますwww

夫婦仲もより深まること間違いなしの、心配りが出来るようになる為のコツでした♬




いかがでしたでしょうか。

効率的に家事をこなすことが出来れば、捻出した時間をその分、子育てに当てられます。

子どもに時間を掛けてあげた分だけ、子どもは安心して過ごすことが出来るようになり、生活リズムも確立されます。

生活リズムさえ確立してしまえば、21時までに寝かし付けることなんて難しくないです!

僕はこうして時間を捻出し、日々プログラミング学習に励んでいます。このnoteを読んで下さった全ての方が、楽しく子育てに向き合い、効率的に家事をこなし、自分自身の時間すら捻出できて、幸せに満ちた毎日を過ごして貰いたいと心から願っております♬

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このnoteを読んで下さった方の、少しでもお力になれたのなら嬉しいです。


最後に…
読んでくださった皆様にほんの少しばかりのお願い…

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最後まで読んで頂き、ありがとうございました( ̄▽ ̄)♬

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