岐阜県知事選の雑感

昨日は僕たち（非営利型）一般社団法人Nancyが拠点としている、岐阜の知事選でした。

最終的な投票率は前回36.39%→48.04%と大幅にアップしていましたね！(*´∀｀*)
50%に届かなかったのは残念ですが、それでも約12%アップは嬉しいことだと思っています！
（投票率が40%を超えたのはなんと16年ぶりとのこと！）

岐阜は保守王国と呼ばれるほどに自民党が圧倒的な勢力を持っているようで、今回55年ぶりに候補が分裂したことが大きな盛り上がりに繋がっていました。

僕も含め多くの若者は「保守分裂ってなんぞや？」「それがなんで大きな話題になってんの？」って感じだと思いますが、政治の世界では保守派：右翼とリベラル派：左翼みたいな派閥に分かれていて、よく対立しています。

岐阜においては保守派が圧倒的すぎるので普段の選挙では「投票に対して義務感があるから行く」程度でしかなくて、その保守派の中で対立が生まれていたからこそ、保守派はもちろん保守ではない勢力も「保守派同士がゴタゴタしている今なら対抗できるんじゃないか！」と盛り上がるのかな、と個人的に解釈しています。違ってたらすみません。

まぁとはいえ僕の岐阜の知り合いさんは大体、保守の2候補（現職：古田知事と新人：江崎候補）のどちらかの支持を表明していて、他の2候補はあまり話題に上がっていなかったように感じています。
ちなみにその2候補は岐阜県知事選で初の女性候補、そして30代の若い候補と話題性は十分あると思うのですが、それだけ岐阜が保守王国ということですね。すごい。。笑

僕の周囲にいる方々は多くが江崎候補の支持者で特にFacebookを使った広報力がとても大きく、タイムラインのほとんどは江崎候補を支持する声でした。

だからこそ、江崎候補が優勢なのかなと思って見ていた僕自身も、現職にあと一歩届かなかったことには驚きました。

Facebookは基本的に知り合いの投稿しか流れてこないのでTwitterでニュースに対する投稿を観測してみたところ、1月19日のニュースが特定候補者を応援しない方々の反感を買ってしまったのかなという印象です。
（ちなみにTwitterでは「岐阜県知事選」「岐阜県知事」などがトレンドに入っていて、全国的にも注目があったようです）

とは言え、新人として立候補したところから現職を4期続けている古田知事と接戦をするまでに至った江崎候補がもたらした影響はやはり高く、ニュースでも「選挙で対立した自民党県議団幹部らとの関係をどう改善していくか注目されます」と言及されていましたね。

https://news.yahoo.co.jp/articles/757679f3fcb371be87ff135c4074b1f019c7cd9b
現職が5期目へ…岐阜県知事選で古田肇さんが当選確実 選挙で対立した県議団幹部らとの関係改善等に注目

僕自身もよく「選挙は勝ち負けだけじゃない」と発信していますが、これから岐阜県が変わっていかなければならないことを余儀なくされたこの状況は、江崎候補がいたからこそ築けたことですね。

特に、野田聖子氏が岐阜県連の会長を辞任すると表明したこともまた、Twitter上で大きな話題となっていました。

https://www.gifu-np.co.jp/news/20210125/20210125-39561.html
野田聖子氏「一つにまとめられず」岐阜県連会長を辞任へ　保守分裂の知事選

最後に、県政史上最多となる5選を勝ち取った古田知事、当選おめでとうございます！！
惜しくも破れてしまった江崎候補、並びにいながき候補、新田候補、お疲れ様でした。！

今後どのように岐阜県が変わっていくのか、僕自身も注目していきながら事業を進めていきたいと思います！

（サムネ画像は第20回岐阜県知事選挙特設サイト https://www.pref.gifu.lg.jp/site/030124chiji/115254.html より）