threads初日にスポーツ界がどう新たなSNSと向き合ったのか
スレッド?スレッズ?
ツイッターと何が違う?
まだ誰もが新たなSNSプラットフォームに戸惑い、とりあえずアカウントを作ってみたという中で各スポーツチームやリーグはどうthreads初日に向き合ったのか。
まずはレギュラーシーズン真っ最中でニュースが多かったMLBはいち早く活用。リーグを代表する大谷翔平選手の誕生日ということもあり、記念すべき最初の投稿が彼の誕生日を祝うものに。日本でもすでにニュース記事となっている。
更にはMLB本体だけでなく、各国のアカウントもひとまず作ったがまだ投稿はない。組織内での承認や各国担当者との連携などすぐさま全アカウントが投稿を開始するとまでは至らなかった。
個人調べではあるが、日本時間の午後9時過ぎ時点ではMLB 30球団中アカウントを立ち上げたのは17球団。そのうち投稿なしは2球団。伝統ある球団の多くは慎重派で様子見だったのかなという印象。ヤンキース、ドジャース、カブスやブレーブスなどはまだアカウントがない状態だった。
同じ競技で比較してみると日本のプロ野球では、12球団中アカウントを立ち上げたのは楽天ゴールデンイーグルスのみ。日本を代表する企業が親会社に多くいるプロ野球ではすぐさまアカウントを立ち上げるという難しさは予想出来る。
一方でデジタルに力を入れる日米のバスケットボールリーグにも目を向けてみるとNBAはユーモア溢れる形で初投稿。Bリーグはアカウントは作ったが、まだ投稿や稼働はしていない状態。
シーズンオフのバスケ界にとっては、投稿するネタが少ないチーム事情もあるがNBA30球団中24がアカウントを立ち上げ。そのうち8球団は投稿なし。ここでもやはり伝統のあるセルティックス、レイカーズやニックスなどは様子見の状態。スピード感という部分で歴史ある組織の方が遅いのは万国共通なのかもしれない。
BリーグではB1の24クラブ中初日に立ち上げたのはアルバルク東京と横浜ビー・コルセアーズのみ。そして千葉ジェッツはチーム公式はまだないものの、マスコットのジャンボくんが創設。
他のリーグを見てみても担当者の手探り状態が伝わる投稿が目立ち、新しいプラットフォームならではの初々しさがあった。
そして関東サッカーリーグ1部に所属する南葛SCは初投稿でハイライトを投稿。
シーズン中か否か、発表する出来事がタイミング良くあったかどうか。色んなタイミングもあり、初日動いた動かなかったスポーツ組織と様々だった。担当者がちょうど休暇中だった可能性もある。
意外に現時点ではNFLのリーグ公式が投稿をしていないが、これから各スポーツチームやリーグ、そしてアスリートたちがどんな形で新SNSに向き合っていくのかは注目していきたい。スピード感を持って挑めるかどうかも見ていくことで組織のカラーも見れて面白いかもしれない。