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withコロナ時代での米国スポーツ界の動き

アメリカに渡米したのが、2月8日。
そしてNBAが中断期間に突入したのが、3月11日。
在宅勤務が”現場”で働いていた期間を上回り、このコロナ時代をアメリカのスポーツ界の一員として経験することになっています。

アメリカのスポーツ界が今後どう言った流れで再開へ進んでいくのか、それをメモがわりに残しておこうと思います。今回は報道が多い米国4大リーグの話題ではなく、それ以外の競技がいつ再開しているのか。米国スポーツ界はいつ戻ってくるのかという思いを持った方も出てきていると思いますが、着実に前へ進んでいるその他のリーグから見ていきたいと思います。

先陣を切ったのは、プロ・ブル・ライディング(いわゆるロデオ)。4月25日にイベントを再開しています。 

初めてこの競技を見る人向けへの発信、さらには安全性そして医療従事者へのメッセージが多い印象でした。そして5月9日にライブイベントを再開したのが、ACL(アメリカン・コーンホール・リーグ)。

NFL会場などではスタジアム外でファン達が楽しむ様子を見ることが出来るコーンホール。アメリカの大学に通っていた時代にはたまに遊んでいましたが、穴の空いた板にとうもろこしや豆が入った袋を投げるという単純なゲームです。スポーツという言葉に紐づけるかは賛否両論あると思いますが、こちらの大会はESPNで全米中継されました。

そして同じ日に全米中継での試合を再開したのが、UFC。NYタイムズでは最初に戻ってきたスポーツという表現もあることから周囲が認めるスポーツコンテンツとしてはこちらが先陣ということになるでしょうか。

そして5月16日に再開したのが、ケンタッキーダービー開催地でも有名なチャーチヒル・ダウンズの競馬場。145年間の歴史で初めて、観客を入れずにレースが開催されました。レースが1-2ヶ月開催されないことでキャッシュがままならなくなる関係者が相次ぐという危機感からも再開が必須だった。馬やレース場には維持費が掛かるので、支出ばかりで収入がない関係者にとってはギリギリのところまで来ていた様子も伝えられています。

レースをすることで関係者だけでなく、スポーツベッティングの世界も再び動き出しています。その初日に賭けられた金額は1430万ドル(約15億3千万円)。

そして明日の5月17日に再開を果たすのがNASCAR。11日間で7レースを開催するという強行日程を組み、挑みます。イベントに関わる人数としては、約900人と言われているため改めて他のリーグが注目することになるでしょう。通常のカメラ映像も配置出来ないことからヘリコプターからの撮影も増やすなどスポーツ中継の観点からも注目です。

四大リーグについての情報は日々報道はあるものの決定的な動きはまだですが、米国スポーツ界も着実に前を向き始めています。

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