超かっこいい望遠鏡で見つけたあったかい木星ちゃん
こんばんは、りょーです。
今日の日刊天文マガジンは、またまた木星の話!みんなの理解が深まるように、連続で紹介できそうな内容はどんどん紹介して行こうと思います。
今回もまた木星っぽい星の話。また木星かよ!って思うかもしれませんがこれはもうしょうがない!このnoteは毎日世界中から公開されて行く論文を、その日に1つピックアップして紹介しています。つまり、3日連続で木星の論文が出ているということ!
つまり、世界的に木星が注目されているということになります!
なら紹介しないとでしょう!世界が注目してるんだから!
ということで今回も紹介していきます。
今回は2つの超最新の観測機器が使われています。まず1つがTESS。これは太陽系以外の惑星をどんどん見つけてやろう!!って2017年に打ち上げられた宇宙望遠鏡。
そしてもう一つは地上にある"Habitable Zone Planet Finder instrument on the Hobby-Eberly Telescope"。要は、ホービー・エベリー望遠鏡に搭載されている、生命が生存可能な領域にある惑星(Habitable Zone Planet)を見つける(Finder)装置(instrument)です。
かっこよすぎません?笑
これら2つで、1つの星を観測してあげて、惑星を発見してやろう!!って研究が行われました。
その結果、420光年先の太陽よりちょっとぬるいM型星(Be A Fine Girl, Kiss Meの"M"です。)の周りに木星サイズの惑星が発見されました!
その大きさは木星の1.37倍でした。昨日紹介したのが1.7倍だったので、ちょっと小さいですね。まぁ昨日のは発見史上最大のものだから、まぁ大きいでしょうね笑
そして今回発見された木星っぽい星は、温度が90度くらいありました!実際の木星はマイナス150度なので、木星よりも200度以上もあたたかい(いや、熱いだろw)な星でした!
200度をwarm(暖かい)と書いてしまう天文学は、やっぱ俗世からかけ離れていますよね笑
今回発見された、中心の恒星はM型星は、これまで惑星が見つかった星の中で"最も軽い星"だったことがわかりました。その重さは太陽の60%程度の重さしかなく、かなり小さい。。。
これまでに、光の明暗から惑星を見つけている、と紹介してきましたが、今回かなり見やすい図が載っていたので紹介します。
この上の図が、惑星がいる証拠!ある星を観測していて、ずっと同じような明るさなのに、いきなりドンっと暗くなる時があります。
これは、観測している星の前を木星が横切ったことで、星の表面が隠されて暗くなったもの。こんな感じで、いろんな星の明るさを見ていって、こんな凹みを見つける、"惑星発見!"という名前とは程遠い地味な研究です笑
といった感じで、これからも木星っぽい星はどんどんじゃんじゃん見つかって行くことでしょう!今後に期待!
まとめると
・宇宙望遠鏡と地上の望遠鏡でのコラボ観測が行われた
・観測の結果、木星の1.3倍程度の大きさの惑星が発見された
・その中心にあった星はこれまでで一番軽かった
です。まぁここだけおさえておけばいいでしょう。笑
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