見出し画像

超新星爆発って花火みたいに綺麗に広がらない?

こんばんは、りょーです。

今週最後に日刊天文マガジンは、超新星爆発を起こした星の衝撃波が、どううやって広がっていくのか?という話です。結論からいうと、今回見た超新星爆発は、綺麗に球形に広がっていく超新星爆発であることがわかりました!

それでは実際にどんな研究だったのか、見ていきましょう!

今回研究されたのはSN 2014abという超新星爆発です。宇宙の星たちのネーミングについては何回か書いていますが、今回もかなりシンプル。
SNはSupernova、つまり超新星の略称でSとNを取っています。そしてそれが2014年に見つかりましたって話。2014年に起きた超新星爆発をaから数えていってab番目(多分aからzを一周して戻ってきた2番目)のものですよってだけ。

そしてこの超新星爆発、タイプⅡ超新星と呼ばれています。今日はここだけ覚えられれば十分!覚えられなくても十分!笑

タイプⅡの超新星爆発とは、太陽の8倍以上思い巨大な星が進化していって、最終的に大爆発を起こしたものです。つまり、この超新星爆発とは、星の死に際の最後の大花火みたいなもの、ということですね。

画像1

この画像もタイプⅡの超新星爆発。カシオペア座のあたりにある超新星爆発で、綺麗に爆発物が広がっている様子が見える珍しいものです!綺麗ですよね。

まぁ宇宙に広がる巨大な花火だと思ってくれればいいですね!

画像2

これを見ればわかると思いますが、表面がボコボコしていますよね?これは星が爆発する時に、周りにガスとか塵が漂っていて、爆発して広がった超新星がこいつにぶつかったせいで、こんなボコボコになってるわけなんですね。

もし綺麗に球状に広がっているガスにぶつかったら、衝撃波が全体的に止められるだけで、凸凹はしないはず。しかし大体の超新星爆発は表面がボコボコになっているものばかり。

そこで今回も、光を種類ごとに分ける分光観測(虹で言うと7色それぞれを別で見るような観測)をしてあげた結果、そのデータからは綺麗に球状に広がっているような様子が発見されました!

これまでにこのように球状に広がっていく超新星爆発は1つしかわかっておらず、珍しいタイプの超新星爆発だ!と論文になり話題となっています!

ぜひこのタイミングで「超新星爆発」が星の死に際の爆発で、花火みたいなもんだ、というところだけ覚えてやってください!
もしおもしろかったなーと思ったらスキ、フォローお願いします。

Instagramものぞいてみてね!!宇宙の話や、天文の研究を進めるリアルな姿が見れるかも!?

週末の更新あるかな〜?

よければサポートをお願いします!いただいたサポートはより良い記事を配信するための活動費に使わせていただきます。