ベトナム、バリア・ブンタウ省出張記 (その1)
2022年10月5日~8日にかけて、ベトナムのバリア・ブンタウ省に行ってまいりました。2020年11月の三条市長就任後、初めての海外出張でした。
数回にわたり(何回になるでしょうか?)、初の海外出張記を書こうと思います。
1.バリア・ブンタウ省とは?
ベトナムの南部にあるバリア・ブンタウ省。
ベトナム最大の都市、ホーチミン市から東南に約120kmの場所に位置します。
人口は116万7900人(2020年)で、ホーチミン市(900万人超)よりも人口規模は小さいのですが、大規模な油田・ガス田があり、ベトナムの重要な経済拠点の1つです。
また、つい先日(今年9月)には、バリア・ブンタウ省内にビールのハイネケンの工場が完成しました。ハイネケンにとって東南アジア最大規模のビール工場とのことです。
2.三条市とバリア・ブンタウ省のつながり
2013年以降、三条市はバリア・ブンタウ省と、ODA事業の「草の根技術協力事業」において、三条市の金属加工産業発展のノウハウを提供する協力関係を構築してきました。
2017年12月には、三条市とバリア・ブンタウ省との間で「文化及び人材の
交流並びに経済及び貿易の交流の協力等に係る覚書」を締結しました。
その後、ODA事業の後継事業として「ベトナム国『燕三条製品の妹ブランドの創出、および燕三条ブランド』普及・実証・ビジネス化事業」を2018年から実施し、(1)バリア・ブンタウ省内のモデル企業育成と(2)産業支援機関育成の両面の支援を開始しました。
3.今回のバリア・ブンタウ省出張の目的
2018年からスタートしている「ベトナム国『燕三条製品の妹ブランドの創出、および燕三条ブランド』普及・実証・ビジネス化事業」は、三条市内の4つの企業(株式会社高儀、株式会社マルト長谷川工作所、株式会社中條金物、北興商事株式会社)がジョイント・ベンチャーを構成し、そのJVが中心となって行われているODA事業です。
このODA事業においてバリア・ブンタウ省内モデル企業育成の現場として活用する予定であったバリア・ブンタウ省産業振興センターの工場棟・展示棟がこの度無事に新しく完成したため、そのオープニング・セレモニーが開催され、JV4社の皆さんと一緒に参加してまいりました。
また、オープニング・セレモニーに先立ち、バリア・ブンタウ省の人民委員長(日本でたとえると、もっとも近いのは都道府県知事でしょうか)に表敬訪問する機会をいただきましたので、工場棟・展示棟建設のお礼を含めたこれまでの協力に対するお礼と、今後の継続した協力関係のお願いを伝えてまいりました。
それではバリア・ブンタウ省出張記(その1)はここまでとします!
その2では、人民委員長表敬訪問と(できれば)工場棟・展示棟のオープニング・セレモニーを詳しく紹介したいと思います。
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