短所なんて気にしなくていい
今日のnoteは、「短所なんて気にしなくていい」ということについて、お話します。
最近出会った求職者の方に、短所を改善するべきか、長所を伸ばすべきかという質問をもらいました。
僕の結論は、長所を伸ばせ! で、短所なんて気にする必要はないと考えています。そのあたりのお話。
短所なんて気にするな!
ここでは、仕事について、という意味で考えます。
その場合、短所なんて気にしなくていいというのが、僕の結論です。
なぜなら、仕事というものは、そもそも得意な分野や効率よく結果を出せることで貢献することを意味すると考えるからです。
仕事は分業による社会貢献
よくこの話をしてしまうのですが、仕事というのは、そもそも、村や集落のために、イノシシを狩りに行ったり、水を汲みに行ったり、木の実を拾いに行くことを、手分けして行ったことが始まりであり、本質です。
この社会性が人間最大の特徴で、ここに貨幣という発明が重なることで、現代に通じる、大きな進化を遂げていることが人類のすごさだと思います。(一人じゃ、熊にも勝てない!)
ですので、イノシシを狩りに行くのに腕力がない人のチームを作ることはないですし、木の実を拾いに行くのに、必要以上に腕力自慢のチームを作る必要もないわけです。木の実を拾うには、腕力ではなく、根気や、仲良くするコミュニケーションが必要だったりするかもしれません。
現代も基本的な構造は同じで、村や集落が、国やコミュニティになり、仕事は幅広くなっただけと、僕は捉えています。
仕事というものは、コミュニティへの社会貢献であり、自然と、苦手な分野ではなく得意な分野で貢献することを指すのです。
特に、仕事を扱う、人材サービス業に従事していると、様々な働き手と出会い、純粋に得意だったり、疲れを感じないほど楽しい事で貢献していることが健全だなというのは、実感をもって感じるところです。
適材適所が大事
では、運悪く、苦手だったり、短所を克服しないと貢献できない仕事に就いてしまったときはどうしたらいいのでしょうか。
その答えは、
「私、苦手なことやってますよー。コミュニティにとって勿体ないですよー」と声を上げること
です。
だって、文字通り、もったいないですよね。その人の長所が行かせたほうが、コミュニティ全体の実入りもいいはずです。
堂々と、声を上げればいいと思います。
そして、僕は、その声が、現代では転職であったり、キャリア相談だと思っています。
転職をしない、今ある仕事で成果を出すということに固執すれば、短所を克服することが重要になることでしょう。また、短所を一切克服する必要がない仕事も少ないかもしれません。
でも、僕は、基本的には長所を活かして、その成果をシェアし合うほうが幸せだと思います。
僕なら、短所をひたすら克服しないといけないくらいなら、分業しないで、自給自足のほうがいいです。(めちゃくちゃ頑張らないといけないなんて、そもそも分業の意味ない気がする!)
長所ないんだけど・・・
時々、「あのー・・・とはいえ、長所らしきものがないんですけど・・・」という人がいます。他の人より優れているポイントが見つからないという意味合いです。
それについては、以前、↓
比較優位の原則を仕事選びと人材配置に応用したnoteを書き、その中でお話しています。
簡単にまとめると
他人と比較しなくても、自分の中で比較的に成果が出せる分野で成果を出し、それを分け合えば、理論上、全体の成果は増える
という話なのですが、僕はしみじみ、仕事については、この法則が正しいと思っています。ぜひ、読んでみてください。
そして、誰より勝っている必要はなく、自分の中で比較的得意だったり、自然に取り組めることで活躍すればいいんだと、思ってもらえると、嬉しいです。
力を入れすぎて、頑張りすぎて、すり減って、分業するよりも、頑張りすぎないで、貢献し合う世の中のほうが、いいなって思うのですが、あなたはどう思いますか?
最後に
今日は、「短所なんか気にするな!」というお話をしました。
ポイントは、
☑仕事は、分業であり、社会貢献である。
☑自然に貢献するために適材適所が大事!
☑この仕事、苦手だよー!って声を上げるのが転職。
☑長所は自分の中で比較的に得意なこと。
でした。
適材適所を担う、転職という領域で社会貢献をすることを請け負っている僕としては、「一人ひとりが、自然と成果につながるような、長所を生かせる分野で活躍している」という素敵な社会を作れるよう、頑張っていきたいと思います。
成し遂げることが出来れば、日本がめちゃくちゃ元気になる気がして、ワクワクします!
では、また明日!
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