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飛び込み営業は無くなるのか

今日の記事を読んでいただくと、飛び込み営業の今後について考えるきっかけになると思います。「飛び込み営業は嫌い」「飛び込み営業は営業の基本だ!」「飛び込み営業なんて非効率だ!」という方に読んで欲しいです。

僕の所属している会社では今、飛び込み営業の是非が話し合われています。(特に人材派遣サービスにおいては飛び込み営業はお家芸)

その話し合いですら喧々諤々なのに、このnoteでそこをお話しするのはなんだか少し勇気がいるのですが、僕の考えをお話したいなと思います。


飛び込み営業の是非が問われる理由

そもそも、もともと別に効率的でも、すっごく楽しそうでもない飛び込み営業の是非が今問われているのでしょうか。

もっと、早く問われるべきだと思いませんか?

ホリエモンはもう何年も前から電話が時間泥棒だとおっしゃってますし、歌も出しておられます。相手の身になれYO!

ホリエモンからしたら飛び込み営業あたりはもう万死に値するのでは・・・

そんな合理的な考えが市民権を獲得してきている雰囲気に加え、飛び込み営業不要論に急激に拍車をかけたのは、今年発生した新型コロナウイルスの脅威です。

ソーシャルディスタンス、不要不急の接触が避けられるべき対象になったということで、不要不急の他人による接触である(こっちには重要緊急のお客様への・・・だけどね!)飛び込み営業がテロ行為に認定されていっているわけです。

飛び込み営業の是非が問われる理由
・人の時間を奪ってしまう
・不要不急の他人による接触というテロ行為


飛び込み営業のメリット

新型コロナによって情勢が変化する前から、時間泥棒としてはある程度疑問があったであろう飛び込み営業が令和になってもアプローチ手法として使われてきた理由を考えてみます。

・相手と対面できるので、信用を得やすい
・新人に営業の醍醐味や苦労を味わってもらう教育になる
・度胸がつく
・同じビルなど訪問先がに固まっていれば、一気にアプローチできる
・営業相手の一次情報が得られる
・名刺や資料などを渡すことができる

こんなところでしょうか。

お客様を使って新人教育するなよ・・・って感じはしますけどね。

お医者様とかが、「経験積んで度胸つけるためにこいつ新人なんですけど、軽くメス入れていきますねー」みたいなの嫌ですよね。


飛び込み営業は無くならない

そんな飛び込み営業のメリットの中で、僕が一番のメリットだと思っているのは

相手と対面できるので、信用を得やすいこと

です。

テレアポでは受付を突破できなくて担当者へ繋いでもらえない、ツテも見当たらない、そんなときに対面でアプローチすることで情熱も伝えられるし、誠実な態度と見た目(清潔感ないとか、マスクしてないとかは飛び込むだけ逆効果だよ!)であれば受付突破率も上がるかもしれません。

0⇒1の営業の最後の手段ともいえるのではないでしょうか。

そして、どれだけ飛び込み営業が非効率で時間泥棒で、テロ行為だと思われたとしてもその1点で飛び込み営業という手法は残っていくのではないかと考えています


飛び込み営業は伝家の宝刀になる

これまで、泣きながら、上司のパワハラにも耐え忍び、お客様の罵声を浴び、ひたすらにアップデートを繰り返しながら飛び込み営業の技を鍛えてきた皆さん!ここで僕から朗報です!!!

僕の予想では

飛び込み営業=0⇒1を産みだす最後の営業手法

ということで、飛び込み営業は達人営業パーソンの技になると思っています。

おそらく、新人教育(お客様で訓練するな!)、ビルローラーの効率の良さ(いまどきセキュリティで効率悪いわ!)、度胸を付ける(度胸いるもん売るな!)、名刺が渡せる(最終手段で!?)などが狙いの飛び込み営業は無くなっていくことが想定されます。

僕ですら突然知らない人と接触するのストレスですもん。当然です。

僕は、これからの飛び込み営業は

・どうしても届けたい有益なサービスや情報があって

・電話やメールなどの手段をもってしてもアプローチできず、今のところ紹介者もいないときに

コンサルタントと呼んでも間違いじゃないほどの実力と知識をもった営業パーソンが

行うものになっていくと考えます。

選択肢としては最後の営業手法になるので、営業パーソンの実力が非常に大切になります。

普段から売れていない、実力のない営業パーソンの最終手段の飛び込みなんて、まったく相手にされないと思います。

だって、時間泥棒だし、テロ行為だから。

普段からお客様に価値提供が出来ていて、何ならお客様のほうが名前を知っているような営業パーソンが「どうしても伝えたいことがあるけど飛び込みしか手段が残らなかったので」貴重であろう時間を割いて飛び込んできたからこそ会ってもらえるし、お客様も時間を割いてくれる・・・そんな風になるのではないでしょうか。

これからは、良くも悪くも飛び込み営業を学ぶ場面が減っていくと考えられますので、できる営業パーソンによる飛び込み営業というのは伝家の宝刀のような達人の技術のような、貴重なスキルになっていくかもしれません。


最後に

飛び込み営業は全体としては減っていくことは間違いないです。

そうなると、いわゆる逆張りの効果が出やすいタイミングがやってきて、飛び込み営業が減ったから会いやすくなったという状況もできるかもしれません。

でも、営業の仲間(僕は熱い想いで頑張っている営業職はみんな仲間だと思ってます!)の皆さんはただの逆張りで飛び込み営業してほしくないです。営業の価値が下がる!

飛び込み営業を、売れてる、イケてる営業パーソンがわざわざやってきてくれたと感じてもらえるように、「これだっ!」っていう情報やサービスを届けるときに効果的に使っていきませんか?


・・・・・ここまで書いて、締めようとしたのですが、念のため自分の過去記事見てみました。

・・・・・・・僕、飛び込み営業嫌いで飛び込み情報収集にスケールダウンしてたww

めっちゃ偉そうに書いたけど、たぶん僕の飛び込み営業のスキル低いと思われます・・・何かすいません!偉そうに!

でも飛び込み命の営業パーソンほどじゃなくても僕だってそこに至るまでの間、頑張ってきたから伝家の宝刀的な飛び込み営業できるはず!

・・・・・・・・・では、また明日!



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