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【#1125】こんなつもりじゃなかったという派遣先に行ってしまう方へ

お元気ですかー?
今日のnoteは「こんなつもりじゃなかったという派遣先に行ってしまう方へ」というテーマのお話です。

イメージだけで決めている

「こんなに人間関係が悪いなんて・・・」
「長期って聞いていたのに半年で終わった!」
「派遣社員への差別がひどい!」

せっかく派遣就業したのに、想定と違うという状態になってしまう方がいます。また、そう言う方ほど同じ状況を繰り返したり・・・

私は派遣先の運が悪いなんて思っていませんか?
1万人近く(言い過ぎかも)の派遣で働く方を見てきた僕から見ると、想定外を繰り返す人には共通点があります。

その共通点とは
「イメージだけで決めている」
ということです。

何となく、事務は安定しているのだろう。
何となく、大手企業の方が安心。
口コミサイト見たら、1位だった派遣会社に登録。
時給が高すぎるのは何となく不安。安いのは嫌。
産休代替より長期案件の方が長い。
優しい人が多いと書いてあるからエントリー。

こんな発想で仕事を選んでいませんか?
実際に派遣会社の現場では、Webに案件を載せる時に、最後に「★」とかをつけてキャッチーに表現しよう!とか、先輩社員が優しいと書こうとかのやり取りがあります。
優しいって何だよ!誰かの主観すぎるだろ!(行くスタッフさんが優しいと感じるかわからない)って僕は思っていましたが、それがなくならないのは、そのあたりのイメージで仕事を決める人がいると言うことでもあります。

実は、派遣で働く人以外でイメージで仕事選びしている人を僕はあまり知りません。もちろん、派遣で働く人もほとんどはイメージ先行で決めるわけではなく、条件で決める人が多いです。
大まかに言えば、パートや派遣社員の方は条件を重視して、正社員や契約社員の方は条件に加えて社風やビジョンや業界内のポジションなどで選ぶ印象でしょうか。

そして、断言しますが、イメージで仕事選びしている部分がある人がいれば、その就職は足踏みや悪い意味で想定外になる可能性が高いです。(僕も最近イメージで就職を決めて失敗しました)


考えると良い4つのポイント

では、イメージで仕事を選んでいる部分が多い人はどうしたらいいのでしょうか。
ポイントを4つお話しします。
想定外の勤務先だったループ
から抜け出して欲しいです。

本当にその職種がいいの?

まず、考えて欲しいのが職種についてです。
これは、まず若いこと(30代前半未満)が前提ですが、これからのキャリアで今選んでいる職種がなりたい姿に対して正しい戦略になっているか?ということは考えましょう。

ミドル以降で陥りがちな想定外として、「若いうちは派遣で事務や製造の仕事が決まって当たり前だったので、その職種で正社員を目指したが応募できる仕事がなくなってきた」というパターンです。
仮にいわゆる安定した正社員になることが重要であれば、ここから巻き返すのはめちゃくちゃ大変です。
最初のイメージで、自分はコミュニケーションが苦手だからあまり人と話さない事務を選んだのに、事務の仕事自体は高度化していくし、条件面で事務を選んでいる優秀でコミュニケーション得意な人から正社員になっていくので結局は避けたコミュニケーション力に苦しめられたりします。

それであれば若い頃からコミュニケーションが必要な仕事について鍛えておいた方が「こんなはずじゃなかった・・・」を減らすことができます。

強みを軸とする

2つ目のポイントは、キャリアをある程度積んだ人にとって大切な視点です。
それは、強みを軸とすることです。

先ほどは派遣で働く一部の方以外はイメージで決める人がいないと言いましたが、放っておくとイメージで決めてしまう人が他にいます。
それは、新卒の方です。
それは、就職希望ランキングを見ても明らかで、聞いたことがあるイメージの良い会社から選んでいることは明白です。

ただ、このままイメージで決めると、知名度がある会社には受かりにくい人は結局最後はイメージのみで決めることになってしまいます。
なので、少し強引でも自分の就職の軸を決め、企業研究をするのです。

想定外をループしている方は、企業研究をしているでしょうか。軸を決めているでしょうか。

もちろん、働きながら、子育てや介護もしながら、学生くらいの時間を投下するのは難しいかもしれません。それでも、何かしらが想定外だとしたら、軸を作る必要があります。
その軸となるのが「強み」です。
強みとは、他の人が苦手だけど、自分はできることです。今まで経験した仕事の中から、自分が負担が少ないのに(もしくは楽しいのに)感謝されることを挙げていきましょう。その中で自分が納得いく社会貢献の仕方を軸にして仕事選びをしていくのです。
結果として面接や職場見学の突破率も上がり、一石二鳥です。

案外、フィジカル大事

3つ目のポイントは、「フィジカルが大事」ということです。

仕事選び自体は職種をしっかり考えて、強みという軸があれば、あとは条件面などと照らし合わせればスムーズに進められると思います。
強みの活かせる業界にいくので、派遣営業が優しいと表記した先輩社員が急に厳しくなることもなく、派遣先の評価も高いので急に終わることも少なく、想定外も減ると思います。

しかし、根本的な想定外につながる大きな原因があるので独断と偏見マックスで言い切ってみます。
フィジカルから逃げないでください。
ここでいう、フィジカルとは人間にしかできないコンタクト全般だと思ってください。

具体的には、身体を動かす仕事やコミュニケーションが重要な仕事の割合を増やしていく方が想定外を減らすことができます。

例えば、人とあまり話さなくていい事務を探している人は思い違いをしています。
人と話さなくていい事務は安い待遇(もしくはブラック)のものしかありません。そして、高度な人と話さなくていい事務はもはや事務とは呼べないくらいに専門性が高いです。そして前者はAIに、後者は高学歴ビジネスパーソンとの競争です。
身体への負荷があまりない製造の仕事も同じ。簡単なら安いし、難しいなら僕ら程度にはすぐできない。結果として、ロボットやAIに追われるか、優秀な理系高学歴ビジネスパーソンに勝たないといけません。

そう。フィジカルから逃げた時点で無理ゲーなんです。
いや、私はそこまでのキャリアを望んでいなくて、正社員であれば安くても良いんですって言いますが、それだとテクノロジーの進歩によってその仕事が不要になった時に役に立たない人材を抱えることになるのでライバルの中に、フィジカルから逃げていない人がいれば100%負けます。

志望動機を作り込め

最後のポイントは「志望動機を作り込む」ことです。これはリトマス試験紙的なアプローチです。
ここまでの3つを織り込んで、しっかり志望動機を作ってください。これができる案件への応募なら、想定外は限りなく低いと思います。なぜなら、あなたの強みをそれを活かせる職場であることはそう簡単に想定外にならないからです。

さらに言えば、正社員になることが希望だったりするなら志望動機があることは限りなく有利です。派遣先の立場になってみれば、何となく派遣会社に紹介されてエントリーした人より、そもそも自社に関心がある人の方が一緒に働きたいからです。
正社員希望なのに「派遣なのに志望動機必要ですか?」って言っている人はもったいないと思います。もちろん、志望動機がいらないのが派遣のメリットなんですが、派遣で長く働く希望ではないなら、志望動機が作れる企業を派遣先に選ぶのは、キャリアの一貫性にもつながり、良いことだと思います。

具体的には下記のようなフォーマットで作れればOKです。

「自分の強みは〇〇で、それを軸に××な仕事で貢献したいと思っています。御社を選んだのは〜〜なので、〇〇でより貢献できると思ったことと、ビジョンが自身のライフビジョン、原体験と重なるからです。まずは、××で貢献しつつ、業務範囲を広げ、長く活躍していきたいです」

ぜひ、考えてみてください。

最後に

ここまで、こんなはずじゃなかったというループから抜け出すポイントを3つ紹介しました。
もちろん、安定して働きたいとか、正社員になりたいみたいな想いがないなら、少し待遇が不安定だったり低いケースもありますが、職種を限定して働くことができる職種限定の社員や派遣社員は良い働き方です。
そういう人は想定外も起きないと思います。希望と仕事選びが合致しているからです。

しかし、正社員になりたいとか安定して働きたいとかの想いがあるなら、4つのポイントをしっかり押さえてください。
派遣会社もビジネスなので、イメージで応募してくる人がいればいるほど、イメージが良くなるように紹介します。そして、結果として実態から離れ、想定外がまた作り出されます。(僕でさえ、案件を広告するときはイメージ良くなるように気をつけていました)

これを断ち切るにはユーザー側が自分のためにイメージではなく具体的な仕事選びをするほかありません。

ぜひ、自分のための納得できるキャリア形成をしていってください。
なるべく具体的に書きましたが、強みの言語化の方法などはまたnoteにまとめると思います。
もちろん、強みの言語化以外でもどうしたらいいのか具体的に相談がある人がいれば、いつでも連絡ください。あなたのキャリアに合わせてのキャリア形成のためのアドバイスなら、いつでもしますので。

では、また!





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