見出し画像

コロンブスの卵は自分の安売り #1209

お元気ですかー?
今日は「コロンブスの卵は自分の安売り」というテーマでお話しします。以前から「コロンブスの卵」の逸話に対して、それでいいのん?って思ってたこともあり、そのあたりを。

簡単そうに見えてもパイオニアは大変

昨日、デジタルマーケティングの交流会で、初期の段階からインフルエンサーマーケティングを始めた方と話す機会がありました。
最初は「最初にその仕組みに目をつけたのがすごいよなー」と思ったのですが、実際に実行する中で直面した苦労を聞いて、初めての試みが如何に困難かを教えてもらうことができました。例えば、インフルエンサーの方一人ひとりへのアプローチ、効果を証明しにくい中での営業、サービスそのものの実行でも想定外のことがたくさんあったそうです。
外から見るとアイデア一つで成功しているように見えますが、実際には多くの障壁がありました。

コロンブスの卵は安売り

そんな話を聞いた後、「コロンブスの卵」の話を思い出しました。かつてから、なんとなく納得のいかない話だと思っていたからです。
「コロンブスの卵」の話は、一見簡単な解決策に見えても、答えを知れば誰でもできても、最初にアイデアを思いつくのは大変であるという逸話です。

コロンブスは大勢のスペイン貴族とのパーティーに参加したが、お決まりのようにインド[注 1]の発見が話題となった。一人の貴族が、「もし貴方がインドを発見できなかったとしても、他の誰かが発見していただろう。我がスペインには天地学と文学に優れた偉大な男が大勢いるのだから。」コロンブスはこれに何の反論もせず、ただ卵を持ってきてほしいと頼んだ。それをテーブルの上に置いて、「紳士諸君、賭けをしましょう。貴方がたは誰も、素手で何も使うことなしにこの卵を私の望むように立てることはできないでしょう。」と言った。貴族達はみな試してみたが、誰も立てることはできなかった。コロンブスは手元に戻ってきた卵をテーブルに打ち付け、片端を少し平らに潰して立ててみせた。貴族達は困惑しながらも、コロンブスが言わんとしていることを理解した。すなわち、物事が為されたあとは、誰でもその方法を知っている。最初にインドを探し当てたコロンブスを嗤う前に、先に自分がそうすべきだったのだと。彼らはその難しさに気付き、しばらく笑っていた。

Wikipediaより

いつも思うのですが、コロンブスの主張はこれで良かったのでしょうか?
アイデアそのものは簡単なものでも、実行の中には大変な苦労や簡単ではないことはないのでしょうか。人・モノ・金的なこともその場の貴族にはできないことがたくさんありませんか?

…もちろん、僕は全く分かりませんが…コロンブスはもっと伝えるべき功績や現実に最初に大陸発見を成し遂げた「違い」があるのではないでしょうか。
逸話自体は学びも多いし、キャッチーで素敵だとも思いますが、疑問に思ってしまいます。

昨日は、シンプルなアイデアだとご本人が謙遜されたとしても、最初に実行に移すことの困難さと価値を想像したいと思いました。

最後に

新しいアイデアや方法に挑戦するとき、最初にそのステップを踏み出す勇気と努力は、単に技術的な実行以上のものを要求されると思います。
パイオニアであることの真の価値とは、未知の領域に踏み出す勇気と、それに伴うリスクを乗り越える実行力であると信じて、挑戦していきたいと思います。

では、また!




派遣で働く方、正社員という働き方に悩む方、派遣会社や人材サービス企業に入社して悩んだり困ったりしている方、どれでもない方、ご質問やご相談はこちら↓へお願いします。
※無料で全力でなんでも答えます。

↓オープンチャット「人材派遣スタッフの駆け込み寺」(匿名&出入り自由)

↓オープンチャット「人材派遣営業の駆け込み寺」(匿名&出入り自由)

↓公式LINEで個別連絡も可能です(無料オンライン相談、有料記事プレゼントがついてきます)

サポートいただいた分は、人材派遣で働く人のサポート、人材サービスで働く方のサポートの活動に使います!必ず、世の中の役に立てますね。