好き嫌いで平等を妨げることを差別という
今日のnoteは、「好き嫌いで決めることを差別と呼ぶんじゃない？」というお話しです。
途中、書きながらヒートアップしていきますので、そういうのが苦手な人や、そんな櫻井を見たくない人は今回は読まないでくださいｗ
派遣契約が突然終了した
ある派遣スタッフから、以前、派遣先から突然派遣契約の終了をされたという話を聞きました。（僕の所属している会社ではないです）
既にその派遣先で勤務して1年以上経過していて、順調に仕事をこなしていた時のことです。ちょうどその方の派遣契約の更新をするかの判断をする課長が異動になったそうです。そして、どこかその課長とは良好な関係には慣れていないなぁと思っていたそうですが、（軋轢があったとかではない）課長が変わって最初の契約更新がなかったそうです。
そして、その後任の募集は派遣会社に依頼があり、違う人が派遣されて引継ぎをしたらしく、すごく傷ついたという話でした。（えらい！僕なら引継書燃やすわｗｗ）
当然、納得いかないので、交代させられないといけない理由を聞きましたが、「周りが、一緒に仕事をやりにくいと言っている」などと言われたそうです。しかし、周りとはうまくやれていて、そんなそぶりもなければ、相談してみても「そんなわけない！」と言ってくれていたということです。
ずっと悩み続けているとのことだったので、僕は自分の経験から、「一定の確率で、自分の好き嫌いで派遣スタッフを選ぶことができると思っている謎のオジサンがいるので気にするな」と伝えました。
正直、今回のこの派遣スタッフの経験が、派遣先の課長による好き嫌いのせいかどうかは分かりません。でも、似たような状況で何度も（9回くらい）派遣先を出禁になっている僕には、そんな風に思えてなりませんでした。
別に自分が出禁になっていることを自慢？するわけじゃないけど、派遣会社も派遣先も、それはないぞ！！！！
よく聞け！これが僕が出禁になるパターンだ！
おい、その時の派遣会社！↓リンクを見ろ！厚労省のリーフレットだ！(有期労働契約の締結、更新及び雇止めに関する基準について)
反復更新していた契約を ↓事前に雇止め(契約を更新しない)場合の判断基準を明示して、
↓理由を明示しないといけないんだぞ！
後任を派遣したらしいな！？良くできたなそんなこと！！課長が変わって、「違う子にしてよ」って言われたようにしか見えねーぞ！！！！
「かくかくしかじか、課長が好き嫌いで派遣スタッフを変えろと言ったみたいになるから、今回はその通りにはできません。どうしてもであれば、明らかに業務に不都合がある部分について、何度か指導しても改善が見られなかった場合にしてください。」とか言えよ！プロだろ！
そしたら、打率5割くらいで出禁になれるから！！！！！
・・・・・・そういう意味では、言わずに長いものに巻かれたのは正しい判断かもしれない！でも僕はあなたのような派遣会社と派遣営業が大嫌いです！！！！
なんか勘違いしてるよね？
おい、「嫌いだから変えろ」見たいなこと言った派遣先様よ。何か勘違いしてますよね？？？？
仕事ってめちゃくちゃ公的な話なんだよ？「あなたが好きです」ってプライベートで告白してきたわけじゃないの！「ちょっと、好きにはなれない・・・ごめん・・」とかならねーから！
あなたが「変えてくれ」と言ったことで、その派遣スタッフは就職活動しなきゃいけないし、収入が途切れるかもしれないんだよ？今まで、延長ある前提で来たんだよ？あなたの前の課長まで、あなたの会社は。法人って言うでしょ？会社もある意味、人なの。一貫性を持て！ちょっとでいいから！
そもそも、好き嫌いで公的な不利益を与えることを差別って言うんだよ？わかるかい？
うーん、全員日本人だと分かりにくいかね？じゃあ、本当に例えとしては程度が低いけど（本当にごめんなさい）、今回の派遣スタッフが黒人の方だったらどう？セクシャルマイノリティでもいい。実際、僕の知っている派遣スタッフで、不妊治療しているからそんな扱いを受けたのではって悩んでいた子もいるんだよ。
話し戻すけど、人種差別って何か知ってます？人種差別撤廃条約によると、
「人種、皮膚の色、世系又は民族的若しくは種族的出身に基づくあらゆる区別、排除、制限又は優先であって、政治的、経済的、社会的、文化的そのほかのあらゆる公的生活の分野における平等の立場での人権及び基本的自由を認識し、享有し又は行使することを妨げ又は害する目的又は効果を有するもの」
なんですよ。
人種によって、政治的、経済的、社会的、文化的そのほかのあらゆる公的生活の分野における平等の立場での人権及び基本的自由を認識し、享有し又は行使することを妨げ又は害する目的又は効果を有するものを行うと人種差別なんです。
好き嫌いによって、政治的、経済的、社会的、文化的そのほかのあらゆる公的生活の分野における平等の立場での人権及び基本的自由を認識し、享有し又は行使することを妨げ又は害する目的又は効果を有するものは、シンプルに差別です。
分かりますか？純度100％の差別なんです。どう考えてもあなたには好き嫌いで公的生活の分野で平等な人権を妨げる権利はない！断じて！
被害に合ったらどうする？
こんなことは、最低でも派遣会社が阻止しないといけません。阻止できなくても一緒になって眺めていてはいけない。
でも、こんなしょうもない企業に派遣されてしまい、嫌な目に合ってしまったときはどうしたらいいでしょうか。
1つの選択肢として、裁判外紛争手続き（＝いわゆる行政ADR）という仕組みがあります。↓リンクによると有期雇用契約での解雇についての金銭解決事例が1件だけですが記載されています。あっせんは、裁判のような長期化を前提としておらず、原則1回だけで済むことや費用がかからないことから、コストゼロで早期解決を図ることができます。また、争うというよりは納得のいく結論にたどり着くことができたという声もあります。明らかに不合理だと感じたときは、利用を検討してもいいと思います。
また、いわゆる同一労働同一賃金についても対象となっていますので、待遇の取り扱いについて不利益な取り扱いがあった場合にも利用可能です。↓
最後に
途中、ヒートアップして失礼しました・・・・
僕が言いたかったことは、企業の中で、人材を少しでもマネジメントする立場になったり、派遣契約の更新を決断する立場になったときは、うっかり好き嫌いや差別的なバイアスで実害を与えたり、心に傷をつけたりしないように、（ましてや、故意に好き嫌いで運用したりしないように！！）自分の立場というものをしっかりと理解して振舞ってほしいということです。
わかる！わかりますよ。派遣契約なんかは課長クラスでも意思決定しますもんね。大した給料もらってないのに気にすることが多すぎますよね。僕もそんな風に感じることがあります。（お願いだから給料を上げてください。本当にｗ お願いします！！）
でもやっぱり、大した給料もらってないことと、差別的行為をすることは関係ないです。あなたは、チームメンバーを怒鳴りつけてはいけないし、おしりも触っちゃいけないし、コンプレックスをいじってもいけない。そして、好き嫌いで物事を決めてはいけないのです。
是非、毎朝手のひらに「好き嫌いで差別的行為をしない」とマジックで大きく書いてください。
では、また明日！
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