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【#1102】派遣営業への交渉はテキストで行うべし

お元気ですかー?
今日のnoteは「派遣営業への交渉はテキストで行うべし」というテーマのお話です。

先日、派遣で働く方向けに、時給を上げるための考え方をまとめました。↓

今日はその補足になります。

相手に理がある場合にテキストで答えるのは難しい

さて、先日のnoteを読み、正しい時給交渉の準備ができた方は、しっかりロジックが組めた交渉となっているはずです。
その時に一点、試してほしいことがあります。

それは、交渉をテキストで行うということです。
せっかくロジックで有利なので、それを活かしていきましょう!

さて、交渉をテキストにまとめて行うと言うことはどうして有利になるのでしょうか。
それは、派遣営業側からすると派遣スタッフさんに理があるのにテキストで答えるのは難しいからです。

例えば、契約書にない、ちょっと難易度高いかなーという仕事があったとします。労使協定方式で待遇が決まっている場合(ほとんどの方がそう)、職業安定局庁の通達に照らし合わせれば、ある程度その仕事の価値が1時間あたりいくらなのか出せます。(このロジックは完全に精緻じゃなくていいですし、僕に相談してくれればざっくりどのくらいで主張しても無理がないかお教えします)

そして、それがメールで送られてきて、その後電話で話したとします。
すると、メールの内容に沿った筋の通った説明で話をしないといけません。これは、派遣営業にとってはかなりのプレッシャーです。

電話や対面でねじ伏せてくる営業も

心当たりがある人もいると思うのですが、こう言った理由で、何でもかんでも電話や対面で連絡してくる営業もいます。証拠が残らないですし、ロジックは多少おかしくてもなんとかなるからです。
しかも、派遣スタッフからのお願いや交渉を営業が断ってくる時の理由も、(本当に良くないけど)忙しくて面倒などの理由のこともあり、救われません。
この構造に気がついて、何でもかんでも「テキストでくれ」と言う派遣スタッフさんもいますが、それはそれでお勧めできません。営業を疑っている、証拠を残そうとしていると言っているのと等しいからです。そんなふうに露骨に相手に思われるやり方もコミュ力低すぎますが、やっちゃっている派遣スタッフさんもいますので気をつけてください。
最初から疑われると、僕でさえかなりテンション下がります。良くも悪くも、機械的ではなく、人間対人間の場面の多い仕事が人材派遣なので、営業のやる気を削いでいいことはありません。

だからこそ、こちらからテキストで送り、その答えをテキストでも出さざるを得ないようにします。明白なロジックで交渉内容をテキスト化し、途中は口頭でやり取りしても、最後はテキストで回答をもらってください。それをお願いにし悔い人も、口頭でのやり取りをこちらでテキストに残して、「こう言う回答をもらったと理解しているけど間違いないか?」と確認を入れることで同じ効果が得られます。
口頭でねじ伏せることに慣れている派遣営業に、回答をテキストにして送ったら「そこまで言っていない」とか「そう言う意味で言っていない」なんて言われることも多いです。言っただろーが!!とツッコミたいと思うのですが、そこは耐えて、有利に交渉を進めましょう。


そもそも営業のスキルが足りないことも

また、交渉やお願いをテキストで行うことのメリットはもう一つあります。
口頭でねじ伏せにくるのはベテランに多いですが、新人営業でそもそもスキル不足ということもあります。
せっかくこちらがロジックも準備して、↓の記事のしかけをがっつり準備したとしても、それを派遣先や上司にうまく伝えられない派遣営業だった場合、交渉が難航してしまいます。

交渉が通りやすくなる上に、派遣先や上司への説明もスムーズになるという一石二鳥の効果が、テキストによる交渉には存在するのです。

最後に

今日は「交渉はテキストで行うべし」というタイトルでお話ししました。
重ね重ねになりますが、何でもかんでも「テキストでよこせ」はやめましょう。信用してないと言ってるようなもので、すごく嫌われます。
テキストでの交渉は自分から。そして、頑張りが待遇に反映されやすく、派遣営業に尊重される、楽しい派遣ライフを送りましょう!

では、また!





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