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もう好きな服しか着ない

ファッションが好きなのは、母の影響。
母のウォークインクローゼットや大きなチェストは憧れだった。
子供の頃から、母とあちこちお買い物に行って、服を見ているのが大好き。

自分で服を買うようになってからしばらくは、自由に使えるお金のほとんどをファッションに使っていた。
ちょうどその頃、自分史上最高にスタイルの良い時期で、試着が楽しくて仕方がなかった。
休みの日はラフォーレ原宿に行って、お気に入りのお店でお買い物。
両手いっぱいにショッピングバッグを持って、るんるんで表参道を歩いた。
ラフォーレのクレジットカードも持っていた。エメラルドグリーンのかわいいの。

家に帰ってから母に買ったものを見せて、この服のここがかわいい、あの服と合わせたら絶対かわいい!と披露しているときも、わたしの大好きな時間。
一人暮らしをするようになってからも、写真を送ったり、実家に帰る日はおニューの服を着ていって母に見せた。


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あるとき、ファッションにあまりお金を使えない時期があった。

かわいい服を見つけても買えない。
妥協して買った服は2、3回着たら飽きる。
夜、明日着たい服が思いつかない。
朝、クローゼットを開けても着たい服がない。
全然たのしくない。

こうなると、まず、出掛けるのが億劫になる。
たのしみな予定なはずなのに、服がしっくりこなくて行きたくなくなる。

次に、買い物の成功体験を取り戻したくて躍起になる。
でもやっぱりかわいい服は買えないから、気分は落ちる一方。

最後に、気に入った服も買えないなんて…、と自分を卑下して心が荒んでいく。

いい事なんて何もなかった。


その後、無事、財政難を乗り越え、久しぶりにお気に入りのお店に行くと、並んでいる服たちがキラキラして見えてた。

そうそう!こういうのが大好きだったの!
もうかわいい服しか買わない!
一生好きな格好していたい!

興奮気味にお店の方とお喋りしながら、白いノースリーブニットとブラウンの透かし編みカーディガンをお買い上げ。

わたしはきっとこの先も、ラフォーレのお世話になる。

お気に入りのお店は、系列店がわたしの生活圏内にいくつかある。
転職した直後、職場から徒歩圏内にお店を見つけてひとり大興奮。
昼休憩に歩いて行って、しっかり試着して、チノパンをお買い上げ。

たのしい。
たのしすぎる。

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ファッションは、わたしにとって、自分の気分を上げる最高の手段。

ガーリーとカジュアルの真ん中、決して上品さは忘れない。
シンプルでモノトーンの服も好きだけど、鮮やかな赤や黄色の派手な色や柄物、変形系をアクセントにするも好き。
スニーカーやぺたんこパンプスが大好き、気合の要る日にはヒールも履いちゃう。

明日もお気に入りの服を着ていたい。


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#ファッションが好き

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