【キャリコン勉強】カウンセリングの理論(パールズ)
2月3日 立春 いよいよ春到来です。春の初め、まだ桜には早いころ、信州では福寿草の見ごろを迎えます。福寿草とは、地に這うように黄色い花を咲かせる、春一番に咲く花として有名で、雪の下でもたくましく咲くことから雪割り福寿草とも呼ばれます。
フレデリック・S・パールズ
1893年〜1970年 ドイツ系ユダヤ人の精神科医
1932年にフロイト派精神分析家の資格を得る。
その後、ある学会でジークムント・フロイトと対面するが冷たくあしらわれ、発表自体も歓迎されなかったため、精神分析と訣別する。
ゲシュタルト療法の概要
・ゲシュタルトとは、ドイツ語で「良い形」「豊かな全体」を意味し部分ではなく全体を表す言葉です。
・ロジャーズ、マズローとともに人間性心理学に分類される
・「今、ここ」でいかに話しているか、何を感じ、何を話しているかを問題にする。
・アウェアネス(気づき)を高め、「自覚」や「気づき」で自己成長を促す。
・精神と身体の完全統一を求め、ジェンドリンの影響を受けている。
ゲシュタルト療法の特徴
・分析や解釈はせずに、クライアントの考え方・行動・感覚などの再体験を促す。
・「今、ここ」での「気づき」を得ることを目的としており、「未完の行為」という方法で、しっかり感じきれるように促し、統合を支援する。
※「未完の行為」とは、感情を十分に感じ取れていない状態
・エンプティチェアー(空の椅子)などの方法により気づきを促す。
※エンプティチェアーとは、2つの椅子があり、空の椅子に向かって自分が話したい相手が座っていると想定し、言いたいことを言い気づきを得る。
まとめ
キーワード:ゲシュタルト療法、パールズ、「今、ここ」での気づきを問う
理論家がたくさん出てきて混乱しますが、ひとりひとりのエピソードを知ると覚えるきっかけとなることがあります。
パールズさんもフロイトさんから冷たい仕打ちを受け、精神分析から決別したそうですが、なぜフロイトさんは冷たい仕打ちをしたのでしょうね。
あと、顔写真を見て覚える方法もあります。それぞれ自分の覚えやすい方法を見つけて対応していけばいいと思います。