伝わるプレゼンの基本動作 #95
プレゼンするときの手のやり場に困ったことありませんか?というかプレゼンしている人が手をもじもじしているのを見て、プレゼンの説得力が下がるケースもありますよね。自信が無いようにも感じるし、なんだかワクワク感も落ちてしまいます。
かくいうボクも同じ悩みを抱えているプレゼンターでして。今年が始まってから新規ソリューションの開発企画の決裁プレゼン、5年後を見据えた未来企画を事業本部長へのプレゼン、これまでの事業の社内PRプレゼンと3つの大型プレゼンを実行してきました。
制限時間内で自分の伝えたいことを伝えきるにはそれなりの伝える技術を駆使しなければなりません。プレゼンの骨子もそうだし、発表資料、その喋り方、間。あらゆる要素が伝えるための仕掛けとなります。
言い換えると少し油断すると相手に伝わりづらい説明になってしまうのです。
過去にもたくさんのプレゼンをしてきましたが、今回特に意識させられたのがプレゼン中の『手の動き』です。
ほとんどの人が緊張からか両手をもじもじしていると思います。あれって聞き手の集中力を奪ってしまうんですよね。緊張しているからしょうがない動きではありますが、意識と訓練次第でそれを無くすことは可能です。そして使いこなすことで相手に伝わるプレゼンにも変わりえます。
今回はボクが学んで実践した、プレゼン中の『手の動き』を説明したいと思います。とても簡単で、1つの基本姿勢と4つの動きです。
基本姿勢 おへその前で手を組む
まずは基本的な姿勢。安定感があり、すこしへりくだった印象を与える『おへその前で手を組む』です。横にだらんとしていると、どうも緊張してしまいます。両手が変な動きをしないためにも両手を組んでおきましょう。
4つの動き 上下、左右、円、止め
プレゼンは緊張感との戦いです。難しいことは考えず、まずはこの4つを覚えたらいいと思います。使うシーンはプレゼン内容と一致させるだけです。
ボクの場合はソリューションの深さを示すときは上下の手の動きを使い、幅の広さを示すときは左右の動きを使います。そしてソリューションを5年後には何倍もに広げていくという表現のときは両手で大きな円を描きます。
そして、一番協調したいメッセージを言うときは、動いていた両手をパッと「止め」言葉に集中させるのです。
静と動をうまく使いこなし相手に伝えたいことをしっかり伝えることができます。
言うは易く行うは難し。はっきり言ってボクの3つの大型プレゼンは歴戦のプロに比べたら本当に大したことのないものです。それでもしっかり相手に伝えることができましたし、成果もでました。ひょっとしたら、その頑張ってる感も伝わっているのかもしれません。
まずは下手でもいいのでいろんなプロの技を真似してみることをおすすめします。
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