オリエンタルラジオ中田さんのビジネスモデルから学ぶ
最近すごく納得いったのがオリエンタルラジオの中田さんが自分の強みについて発言している動画です。
YOUTUBE大学などで、ちょっと気になる時事ネタや書籍の情報をシンプルにわかりやすく説明してくれる芸人さんです。彼は自分の強みを3段階に分けて定義していました。(能力順です)
1、難しいことをわかりやすく伝えるスキル
2、エモーショナルに心に刺すスキル
3、面白く話すスキル
芸人であれば3の面白く話すスキルが一番上に来て、わかりやすく、心にグッとくるという順番なのかと思いきや、面白さは3番目なのです。
たしかにな~と思ったのが、YOUTUBE大学を見る目的ってチャンネル登録している人にはわかると思いますが、エンタメとして、ゲラゲラ笑いたいから、ではないですよね。
あくまで『知りたいことを簡潔に知りたい』という欲求が先にあり、その上でなるべく記憶に残りやすく20分~40分という時間を飽きずに聞いていたい、と思うものだと思います。
逆に言うと『3、面白く話す』スキルが一番上にあるとそれはただのエンタメチャンネルで、他のYOUTUBERとの差別化ができなくなります。『学びたいニーズを持つ顧客』より『楽しみたいニーズの顧客』に届いてしまうことになります。
この『学びたいニーズ』をターゲットにしているのがポイントなのだと思います。
中田さんは有料のオンラインサロンも作っています。オンラインサロンとはお金を払って学べるコミュニティです。つまり、『学びたい』というニーズを持つターゲットに無料でYOUTUBEコンテンツを届けてチャンネル登録してもらう。
そしてそのチャンネル登録者が有料オンラインサロンの見込み顧客となりオンラインサロンの会員数も伸びる、というビジネスモデルではないかと思います。YOUTUBEがチラシとなり認知を広げ、オンラインサロンというマネタイズポイントに集客しているのですね。(もちろんYOUTUBEの収益も半端ないと思いますが)
さて自分の事業に活かせるか?
それではボクはどのようなビジネスモデルを作ろうと思っているのか。メインコンテンツはユニークな技術を搭載して『デジタルデバイス』です。このデジタルデバイスを販売するための見込み顧客の獲得するために、サービスを安価に販売しようと考えています。
1つはIoTに関連するナレッジサイト。これはオウンドメディアとして確立していきたいと思っています。もう1つはコンサルサービス。製造業はデバイスの導入に多くの検証時間を費やします。
たくさん時間をかけて、たくさんの項目や観点を検証して、確実に問題ないとわかったら稟議を作成して決裁者に判断を委ねます。そこでGOがでたらようやく投資が確定し、本格導入ということになります(その投資が数千万円~数億円単位)。
昨今の時代の変化スピードの早い市場において非常に問題の多いプロセスです。素早く決断して素早く実行することが求められている中で検証時間が長くなることは悪です。しかしながら検証しなかったから失敗が増えるとなるとそれも悪です。
ならば検証時間を短くするコンサルサービスを展開しようという算段です。それが短くなるから最終製品である『デジタルデバイス』を購入したくなるというビジネスモデルです。
まだまだ構想段階ですが、今年度はこのビジネスモデルを構築してブランドを確立していきたいと思っています。
リョウ
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