想像力がビジネススキルの中で最も重要
想像力を制するものはビジネスを制す。
世の中には色んなビジネススキルがあります。ビジネスマナーから始まり、ホウレンソウを学び、ロジカルシンキングや問題の本質を見極める力、そしてプログラミングやライティングなど各種専門的なスキル。
それらも超重要なスキルなので持っていて得しかありません。ただし、持っていなくても「無礼なやつ」と思われることや、「仕事が遅いなー」と思われるくらいで、人の支援をうけながらもなんとかやっていけます。
ただ、”想像力”だけは違います。想像力が足りていないと、おそらく仕事を続けていくことができないでしょう。何をやっても良いアウトプットが出せないのはもちろんのこと、そこから解決する糸口すら見つかりません。
逆にこの力が強ければ強いほど、ほとんどの仕事をうまくさばけます。
ボクはエンジニアとして働いてきて5年、営業として働いて2年。そしてプロダクトマネージャーとして1年。この想像力を鍛えることこそ、大きな仕事を成し遂げるうえで一番重要なスキルだと考えています。
想像力の持つ力
相手のwinを考えられる
相手とはまずは顧客。自分の仕事が最終的に誰の役に立ち、社会にどのように貢献できているかを想像できている人は仕事に対する責任感が違います。
そして上司。上司が全て正しいと言うつもりはありませんが、会社の上位方針を最も理解しているのは普通は上司であるはずです。そうなのであれば上司の求めているコトを満たすことが会社のためになるケースは多いです。上司が求めていることをしっかり想像する。そうすれば仕事がうまくいきます。
大きな組織の中では事務手続きなど、面倒な仕事も多いと思います。それって自分にとっては面倒でも組織としてはとても大切な仕事です。その想像力が働かずに雑な仕事をしていると、「あの人は大した仕事ができないな」という印象を植え付けられてしまいます。
コミュニケーション
コミュニケーションとは話す力ではありません。聞く力です。ほとんどの人が話したがりなので、聞いてくれる人が希少なのです。希少なほど価値が高いのは必然ですよね。ならばとにかく聞くことです。相手の話を聞き、相手が求めているヒューマンニーズを叶えてあげるのです。
ヒューマンニーズとは「自尊心」「共感」「参画」「共有」「支援」です。(例えば自分のやった仕事が認めてもらえず、上司の愚痴を言いたい人は『自尊心を満たして欲しい』というヒューマンニーズを持っています。)
想像力を持った人は相手のヒューマンニーズを瞬時に理解できます。それにより相手は気持ちよく話すことができるので、あなたに話すことが好きになります。
こうやってあなたのファンを増やすのです。そうすればあなたに重要な情報が集まるし、あなたに協力してくれる人が増えていきます。そうなれば仕事はどんどんやりやすくなっていきますね。
自分の事を大切にできる
最後にこれです。一番大切ですが、自分の事をきちんと理解してあげることです。想像力が強い人は自分のことも客観的に見ることができます。疲れていれば休み、エネルギーが溢れているときは働き、生活習慣に乱れがあるときは即座に原因を潰し、自分をねぎらうことができます。
どんなに相手に想像力を発揮しても、自分が壊れてしまえば意味がありません。まずは自分に対して想像力を発揮して、自分の状態をモニタリングすることが大切だと思います。
想像力の身につけ方
実践あるのみです。ただ何も考えずに仕事をするのではなく、アウトプット先の考えや上司の考え、相手の考えをいちいち考え抜くことです。これでもかと考え抜くことです。そしてフィードバックをもらってください。自分が考えたことの正誤を確かめなければ成長には繋がりません。
ボクは小心者で臆病な性格なので小さい頃から親や先生の顔色を見て育ってきました。だから年配の人とリアルに距離を縮めるのは得意です。
一方で、若い人やとりわけネット上のあらゆる人種(職業、環境、国籍、年齢、性別)の考えを想像する力はまだまだ弱いです。特に集団心理などはてんでだめです。
これからの社会はボクよりも若い人が力を持ってきます。そしてよりグローバルな社会に変化していくはずです。また、ネットを活用したビジネスはコロナ禍においてこれまで以上に加速的に大きくなります。
だからこそ、自分の弱さを正しく想像し、未来に必要なものを適切に想像し、そして経験を積んでいくことが一番の想像力の身につけ方だと思います。
最後に
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