【官能小説】特別な関係【8】
前回のお話
窓の外からほんの少しだけ日が差し込んできた。もう朝になるのかと侘しい気持ちになる。すべてが始まるという意味では清々しい気持ちになれもするが、そこに今日一日の苦痛も含まれていると思うと、やはり憂鬱になってしまう。そんな鬱蒼とした気分を晴らすために、良介は腰を振る速度を上げた。
彩子に覆いかぶさり腰を振り続けていると、再び射精感が込み上げてきた。亀頭が痺れ、尿道の奥から精液がせり上がってくる。もうひと踏ん張りすれば射精できるところまでいくと、彼は無心で抽送運動を