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19/05/15 逃げの転職、攻めの転職

海外出張4日目。

昨日もそうだったし、今日もそうだったし、予定では明日もそうなのだけど、ひたすら人とミーティングおよび面談を、朝9時から、夜の18時頃まで、飽きもせずに9時間も続けている。さすがにひたすら面談を続けているので、そろそろ周囲も、あの人どれだけミーティングやるんだ、と不思議がられているくらいだ。

内容は様々だが、キャリアについての話も多い。

いわば、これからどんな仕事を、どういう場所でやっていこうか、という話だ。この前も書いたけど、物事というのは案外、辞めるよりも続ける方が楽だ。なにかを辞める、手放す、というのは、それはもう大変なことだ。

なにかと大変なのは、手放すときに、無計画に手放してしまうことだ。次に始めるときにどうしようかと余計に迷う。たとえば、転職でいえば、どうやら世の中の転職のほとんどが、「逃げの転職」にあたると聞いたことがある。いわば、人間関係が嫌だからやめる、というやつだ。不満があるからやめる。だからといってやりたいことがあるわけではない。

キャリアとは、自分の理想の状態に近づくために更新し続けるべき自分ブランドの道筋のことをいう。こういう風になれたらいいな、という理想があって、今との差分を埋めていく。途中で、こうじゃなかったと気づくこともあるだろう。実はこれが大事だったのだ、と唐突に思いつくこともある。そんなときに、転職などをして、調整していく。これが僕の思う「攻めの転職」だ。

攻めの転職をしようとしていない限り、人は確実に迷う。今の仕事を辞めて、次なにしようか。なぜ迷うのかでいえば、判断基準がないからだ。物事を比較検討し、選び取るためには、基準が必要だ。

今日のミーティングは、「キャリアにおいて、辞めようが辞めまいが、目的と戦略が大事。なぜなら、基準が生まれるから。いまからでも、目的と戦略決めよう」と話し続けた9時間だった。20代だろうが、30代だろうが、遅くはない。

明日もきっと、話し続けることになるのだろう。マーケティングとか、営業戦略とかだけじゃなくて、個人のキャリアにも、目的と戦略がモノをいうんだよ、と。


お読みいただき、ありがとうございました。淡々と日々の考えを更新していく日記のような、エッセイのようなものを書いています。いただいたサポートは、明日も頑張るために無駄なく使わせていただきます。