3ヶ月間の技術ブログのメンタリングを振り返って
技術ブログのメンタリング(ブログメンタリング)を6月から8月末まで受けていました。この記事ではその卒業エントリとして、ブログメンタリングの内容紹介・結果・所感を書きます。
TL;DL
・ 技術ブログのメンタリング(無料)を受けて、とても学びが多かった
・ 3ヶ月間毎週Qiitaに1記事以上投稿を続けた(計16記事)
・ Qiita Contributionsは 3,659 から 7,805 と2倍以上に増えた
・ Twitter フォロワー数は 723から1,040に増えた
・ 技術ブログに悩んでいたら@kakakakkuさんをフォローすべし
ブログメンタリングとは?
ブログメンタリングは技術ブロガーの@kakakakakkuさん(以下カックさん)が個人の趣味で行っている技術ブログの執筆指導のことです。
私は以下Podcastでブログメンタリングについて知りました。
カックさんのブログでもブログメンタリングについて発表された資料が掲載されています。詳細についてはこちらをご覧ください。
また、カックさん個人についてはRedash hands onのリポジトリ経由で以前から技術者として認識していました。
なぜ申し込んだ?
本当に単純なのですが、良い技術記事を書けるようになりたいと思ったからです。こちらの記事で書いた通り、私は少し変わったキャリアを経てエンジニアになりました。
エンジニアとしてのキャリアが短いので、不足する経験を補うためにQiitaに記事を書いたり、勉強会で登壇したりアウトプットは継続して行っていました。ただ、その記事・発表に対するフィードバックはあまり受けたことがなく、良い内容なのか伝わりやすい文書をかけているのか常に不安でした。
そんな折にたまたまたブログメンタリングの募集ツイートを見て「これは申し込むしかない!」と思いDMしました。
応募時に「なぜ応募したのか」等々をDMするのですが、そのときはこちらのNotionページに内容をまとめて共有しました。書いてある内容は当時のままです。
何をやった?
ブログメンタリングでは主に以下を行いました。
1. メンタリング期間開始前のブログネタ出し20個
メンタリングの開始時に20個のブログ記事のネタ作りが課題として与えられます。私は、Notionのカンバンボードを使いネタ出しを行いました。その後、そのネタについてカックさんからのフィードバックがあり、最終的に50個までネタを増やしました。これがブログメンタリング期間及びその後のネタのストックとなります。
2. 週あたりの最低1記事以上の投稿がノルマ & それに対するフィードバック
メンタリングの開始時に週当たりの投稿記事数のノルマを決め、その後はそのノルマを目標に記事を投稿していきます。私は、週1回の投稿をノルマと設定しました。同期間にブログメンタリングを申し込んだ方で週3回をノルマとしていた方もいます(凄すぎる..)。
記事を投稿し、カックさんに共有するとほぼ即レスでフィードバックがきます。これがブログメンタリングの一番のコンテンツですね。内容としては、記事構成に関するものや、ネタ自体への指摘などからタイトルの表現や論調の統一、typoの修正など細かいものまで幅広いです。
3. ブログKPIの計測・週次での共有
開始前にブログのKPI(目標値)を決めます。指標は、その個人が目標とする状態に合わせて決めます。QiitaだったらLGTM数、はてなブログだったらはてブ数、他Twitterのフォロワー数などです。
これを週次で計測して共有していきます。私は以下記事で書いたGASとNotion Chartsを使った仕組みでKPIを自動計測・可視化して共有していました。
実際に使っていたのは、こちらのNotionページです。
ノルマ・KPI・指摘事項のメモ・ブログネタのカンバンなどを俯瞰できるように全ての情報をまとめていました。こちらはカックさんからも見やすいと好評でした。自分の中でもかなり管理しやすかったのでおすすめです。
どんな成果が出た?
数値として期待を何倍も超える成果が出ました。
- 投稿記事数16記事
- QiitaのContributions数 3,659 から 7,805
- Twitterのフォロワー数 723から1041
- はてなブックマーク数 400台から1709
こちらがContributions数と、Twitterフォロワー数の推移です。右肩上がりに増えて行きました。
特に以下記事がバズった影響が大きいです。どちらのネタもカックさんのアドバイスが元になっています。「OSS貢献もネタになる」「普段何気なく自分で使っているものでも、書き出してみると意外に皆は知らないものがある」などなど。
その他、カックさんから「LTもどんどんやっていきましょう!!」というアドバイスを受けて、参加者が300人を超えるオンライン勉強会でもLTをしたりしました。このLT経由でVue界隈の人への認知が増し、ブログメンタリング の目標として掲げていた「あの技術だったらこの人」という存在にちょっと近づけたかと思います。
(このLTに対しても、後日、資料やプレゼン方法について詳細なフィードバックをもらいました)
何が良かったのか?
この結果の通り、ブログメンタリングの期間で自分は本当に成長できたと思っています。何がそんなに良かったのかなと考えたのですが、昔読んだ以下の本の「限界的練習」という項目と当て嵌まった気がするので紹介します。
この本では、能力を飛躍的に向上させるためには、やみくもに努力するのではなく以下を満たす練習をしなくてはならないと書かれていました。
1. はっきりと定義された具体的な目標
2. 集中した環境
3. フィードバック
4. コンフォートゾーンを出る
まさにこれらは今回のブログメンタリング で行ったことでした。
1. はっきりと定義された具体的な目標
これはそのまま応募時に表明する目標、投稿記事数のノルマ、週次で計測するKPIですね。私はブログメンタリングを始めるまで、なんとなく書きたい時に書いて、なんとなくLGTMがもらえたら嬉しいな。という程度で、全く目標を定めるなどは行っていませんでした。今回目標を決めたことで、その目標に向けて今何をすべきかがより明確になり、具体的な行動に移せた気がします。
2. 集中した環境
これは最長でも3ヶ月という期間制限がもたらしていると思いました。期間が制限されることで、たとえ厳しい目標でもこの期間はなんとか頑張るという気持ちになれました。
3. フィードバック
これはまさに毎回の投稿記事・週次のKPI報告時のフィードバックですね。毎回本当に細かいところまで見てもらい改善点をアドバイス頂けました。記事を書くと毎回必ず読んでくれる人がいて、読者目線での詳細なフィードバックをもらえるという環境は本当に良かったです。また、ブログ以外にもLTやキャリアについてのアドバイスも頂けました。
4. コンフォートゾーンを出る
こちらは、今までの記事投稿ペースを大きく上回り週1回以上の決められた回数の投稿を続けることですね。その他、カックさんからも常に自分のコンフォートゾーンを出て挑戦することを求められます。私の場合は、勉強会でのLTやPodcastの出演、社内ブログへの技術記事の投稿がそれにあたりました。今回のブログメンタリング の期間では、毎週の投稿と、 数回のLTを達成して、その経験は大きく自分の成長につながったと思います。
書き出してみると単純ですが、どれも今回のブログメンタリングという形でカックさんのサポートがなければできなかったことだと思います。
おわりに
以上「3ヶ月間の技術ブログのメンタリングを振り返って」でした。最後になりますが、カックさん本当にありがとうございました。ブログメンタリングの期間は、自分のエンジニア人生に大きな影響を与えた期間だと思います。今回学んだことを今後のキャリアを通じて生かしていきます!
もし、ここまで読んでブログメンタリングに興味を持った方は、カックさん(@kakakakakku)をフォローして次のブログメンタリング募集を待ちましょう!!
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