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今日も楽しいK-POP【Vol.13】逆境を超えた少女たちが奏でるハーモニー〈QUEENDOM2〉第3次競演 R-1 第5話・第6話レビュー②(ボーカルポジション:LOONA・Kep1er組)

Kep1erはこれまでのところよい順位を取れていない。
さらには、MnetのコネでQUEENDOM2に参加できた、と陰口を叩かれる中、自分たちの実力を証明しなくては!と必死にプログラムに取り組んできた様子が放送されてきました。
ガルプラを観てきた視聴者は実力があることはわかっているからのびのびやってほしい、と思っていたような気がします。
しかし、今回のパフォーマンスでチェヒョンとヨンウンの涙を見て感じました。彼女たちはギリギリのところで戦っていたことを。

チュウと見つめ合って歌った後のチェヒョンの表情。
こんな笑顔がステージで見られるなんてエモエモ。

そう、戦っていたのだ。もうギリギリだったのだ。
番組を楽しんで見ている場合ではなかった。
そんなチェヒョンとヨンウンの心をほぐしたのは、LOONAの4人のメンバーだったのだ。

LOONAのメンバーは事務所のトラブルにより1年くらい活動ができなかった期間がありました。さらに、今回のパフォーマンスで最初のパートを務めたLOONAのリーダーであるハスルは体調不良による2年近くの活動休止期間から昨年復帰しました。チュウも事務所との法的トラブルが現在進行中であり、今後の芸能活動やグループへの影響に不安を抱えています。

それでも、それでもです。
LOONAにとって、QUEENDOM2でグループが注目されるチャンスが来て、パフォーマンスを全力でできることへのよろこびを感じているはずです。ハスルの表情もよろこびにあふれていました。


ハスルの歌声きれいでしたね。
晴れの舞台でパフォーマンスできるよろこびがあふれていました。


そんなLOONAのメンバーにあたたかく迎えられ、実力を証明するために戦うのではなく、息を合わせてパフォーマンスすることができたのだと思います。
そして、音楽で表現するよろこびに立ち返ることができた。そこで、自分を表現することの楽しさを全身で感じることができた。そうでないとあのチェヒョンの表情は出てこないと思います。


そして、われらがチュウがヨンウンをも
あたたかくみつめて包み込みます。エモすぎ。

チュウが素敵すぎました。
今回のパート割は、Kep1erが15フレーズ(チェヒョン8、ヨンウン7)、LOONAが14フレーズでした。LOONAではハスル3、ジンソル3、キムリップ4、メボのチュウでも4フレーズでした。
つまりは、今回はKep1erの2人を輝かせるステージであったということです。LOONAはしっかりとKep1erの2人を支え、最高のパフォーマンスを成し遂げました。しかし、LOONAの4人が影に隠れていたかというと、パートは少なめでしたがしっかりと存在感を示していました。そのことにより、本当によいパフォーマンスになったと思います。
がんばったぞ、LOONA!!と言いたい!
ハスルは最初のパートをさわやかにスタートさせ、ジンソルはキュートなコンセプトでも圧倒的なビジュアルとしっかりした歌声でインパクトを与えました。キムリップは本当に声質がすばらしくて、後半の山場でキラキラ輝いていました。チュウは、メインパートをしっかりと決めた上、さらにKep1erの2人を包み込み下支えしました。
QUEENDOM2を通じてLOONAがホント大好きになりました。最高!

そして、ヨンウンの涙。

これは伝説になりますね。

ヒョリン・ミニョン組とはちがう雰囲気のものにはなりましたが、音楽がこの2つのグループのメンバーたちを癒し救ったという意味では、同じなのかもしれません。まっすぐに音楽と向き合い力を合わせてハーモニーを作り上げた、その過程が美しい。
本当に美しいステージでした。


3次競演のレビューもう少し続きます。
よろしくお願いします。

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